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伊奈正司著・伊奈正人解題『やけあと闇市野毛の陽だまり』

購入される方は、486339070XというISBN番号を添えて書店に注文するか、もしくはハーベスト社に直接注文が確実です。Amazonは時々出ますが、すぐなくなります。在庫は成城堂、有隣堂本店。紀伊國屋新宿南などにあるようですが、確実ではありません。 試し読み…

『社会学で描く現代社会のスケッチ』

いさむしこと徳永勇さんと、編者の山田真茂留先生よりご恵投たまわりました。ファーストステップ教養講座というシリーズの1冊で、非常にわかりやすい編集となっています。編者の友枝先生、山田先生は、たいへん使い勝手のいい、しかしコクのある教科書を編ま…

献本お礼

佐藤健二さんより、『論文の書き方』をご恵投たまわりました。ありがとうございました。謎解きの実践として、読み書きについて論じる。単なる技術論ではなく、本筋が本格的に論じられている。読むと、うひょ思考、どや思考が解毒されてゆくようだ。 http://w…

拙著誤植【正誤表】です。

あれだけくり返し見て発見できなかったものが、本を手にとってペラペラめくった瞬間に見つかるのもワケわかんないです。気づいた誤植などありましたら、コメント欄にでも書いていただけましたら幸いです。 p.21の4行目、「同所」→「同書」(中村好孝氏より)…

伊奈正人『C・W・ミルズとアメリカ公共社会: 動機の語彙論と平和思想』

真っ先にメールが届いたのは、共著者でした。ちょっと早いので、特別一冊送ってくれたのかもしれませんね。献本は、社会学史学会でご一緒する数人、転載刊行物の編者、などを優先させて頂きました。それらは彩流社バージョンで。6日くらいに女子大バージョ…

内藤直樹・山北輝裕編『社会的包摂/排除の人類学』

表題の本をご恵投いただいた。特に記名はないが、知っているのは有薗真代さんだけなので、有薗さんが送ってくださったものだと思う。恐縮するとともに、心よりお礼申し上げたい。普通はぺらぺらめくるだけなのだが、一部の論考に読み入ってしまった。そして…

新雅史『「東洋の魔女」論』

もう随分前のことになるのですが、新雅史さんからは、『「東洋の魔女」論』をご恵投たまわりました。ありがとうございます。商店街論が大きな注目を集めたこともありますが、本書も各方面から注目され、多くの書評が出ています。うちでもご講義を担当いただ…

山田信行『社会運動ユニオニズム』

山田信行さんからご高著をご恵投いただきました。恐縮しました。UCバークレーでの在外研究を踏まえた事例研究で、直接の研究対象は米国であるが、日本の状況をもにらむ構想がクリアに浮かび上がる。学会でお会いしたときに少しだけ話をうかがったが――はくづ…

地域デザイン学会編/原田保編著『地域デザイン戦略総論――コンテンツデザインからコンテクストデザインへ』

宮本文宏氏からは、地域デザイン学会編の本をいただいた。宮本氏は、岡山大学で最初に担当したゼミの受講者である。この学年には、後に新しい撮影法を開発し『ニャン2Z通信』などで活躍されたカメラマンのアリカワ氏などもいた。鍵が開けっ放しの拙宅にたむ…

近森高明・工藤保則編『無印都市の社会学』

菊池哲彦さんからは『無印都市の社会学』を送っていただいた。ありがとうございました。なんかほんとにすみません。ちまたのうわさで、イケメンな執筆者集めたらしい、とか聞いていて、いただいた当座、読むより先にやったのは、一人ずつ画像検索である。途…

ハーヴェイ『コスモポリタニズム』

世界史教育を主題としている院生が上原専禄の世界史教科書に興味を持っていると聞き、驚いた。それがどのような意味かは、これからうかがうことになっているのだが、さまざまな想像力がかき立てられる。上原の名前を意識したのは、良知力が大学生協かなんか…

松田洋介他『「復興」と学校――被災地のエスノグラフィー』

松田洋介さんから、『「復興」と学校』と『ペダゴジーの社会学』の二冊をいただいた。本当にありがとうございました。 後者は、バーンスティンのペタゴジー論を論じたもので、久富善之退官論集のような位置づけの本であろうかと思う。元々はオッタマゲーショ…

太田省一『紅白歌合戦と日本人』

太田省一さんから、『紅白歌合戦と日本人』を送っていただいた。その前にも、ちゃぶ山崎論などで話題を呼んだ『社会は笑う』のパワーアップバージョンを送っていただいた。ありがとうございました。各新聞に書評がでていて、今日12月26日はジュンク堂で中森…

鈴木弘輝『つながりを探る社会学』

鈴木弘輝こと、こーきたんさんから、ずいぶん前に本をいただきました。なんかばたばたしていて、お礼もろくにできず、ここに至っています。覚えているのは、リブロでこーきたんふぇあが行われていて、うわぁ、と思ったことと、あと、誤植が告知されていて、…

浅野智彦『「若者」とは誰か:若者論の30年(河出ブックス)』

学説史や理論研究、地域や家族の調査研究などが、日本社会学会大会の報告の大部分を占め、理論学説なんかは人別に部会があり、マルクス1、マルクス2なんてこともあったような、時代において、文化と社会意識なんて部会は、一部会あったかないかだったとい…

奥村隆『反コミュニケーション』(弘文堂)

思うところあり、いただいた本の感想を書くことを再開します。本が欲しいからではありません。くださらなくても行っていただければ買います。 奥村隆さんから、新著『反コミュニケーション』たまわりました。お世話になるばかりで、申し訳なく存じます。本当…

アラン・ド・リベラ(阿部一智訳)『理性と信仰』

阿部さんが新しいご高訳を送ってくださった。アラン・ド・リベラの訳業は三冊目になる。たくさんの原注と訳注のついたごっつい本だ。阿部さんは、修論でベルグソンを論じ、ジャンケレヴィッチの訳も出されている。東村山久米川の塾で、いっしょに近所のわる…

五十嵐泰正『みんなで決めた「安心」のかたち』

五十嵐泰正さんからは、『みんなで決めた「安心」のかたち』という本を随分前にいただきました。ありがとうございました。亜紀書房からの本の包があったときは、正直驚きました。学生時代環境問題サークルにいて、その時の友人で水俣の問題に取り組んでいた…

奥井智之『プライドの社会学』

奥井智之先生からご高著を賜った。とりあえずのお礼状を書き、またぞろ馬場修一ゼミでの櫻井哲夫との論争などを思い出しつつ、報告された修士論文の概要が非常に論理的であることに触れさせていただいた。すると、この一種の「ミニマモラリア」をモチーフに…

山本泰・佐藤健二・佐藤俊樹編『社会学ワンダーランド』

少しだけ時間ができてきたので、いただいた本について、書けることを書いてゆきたいと思います。順不同になります。この本は、佐藤健二先生からいただきました。ご厚情賜り、恐縮することしきりでした。ありがとうございました。この本は、東京大学の学問俯…

山田信行『世界システムという考え方―批判的入門― (世界思想ゼミナール)』

山田信行先生から本をいただきました。本当に恐縮しています。心より感謝申し上げます。労働社会学、国際社会学などで、重厚な著作を連作され、在外研究を経て、次は何を、と思っておりましたら、「入門」と題される本でした。しかし、野太い論理ががっちり…

三宅秀道『新しい市場のつくりかた』

三宅秀道さんから、これも随分前に本をいただきました。三宅さんは、うちの大学で中小企業論などの授業を担当していただいている東海大学(どこかかわられたのかな??)の先生ですが、学生が面白いというので、聴講させていただいたら、たしかに面白い。鍵…

三浦展『東京は郊外から消えていく!首都圏高齢化・未婚化・空き家地図』

この春に、清水晋作さんのダニエル・ベル論を私なりに精査検討する論文を東北大学の『社会学研究』本年度号に投稿掲載されたのですが、清水さんの議論の要にあるトライユニティ論を検討するとき、つねに念頭にあったのは、三浦展氏と議論したベルやパーソン…

鈴木弘輝他『統治・自律・民主主義――パターナリズムの政治社会学』

随分前のことになりますが、すずきこーきたそから本をいただきました。夏休みは本を書いていて、そっからあとも原稿の締め切りとか、書類の〆切りとかいろいろあり、すっかりご挨拶が遅れてしまいました。時間ができたので、少しずつご紹介申し上げます。こ…

佐藤健二『ケータイ化する日本語』

佐藤健二先生より『ケータイ化する日本語』をいただいた。なんともことばがないくらい恐縮している。もちろん、本をいただいたくらいでヤニ下がらず、学会などでお見かけした際には、ひっそりと目立たぬように身を隠す、というような覚悟に変わりはない。た…

坂田勝彦『ハンセン病者の生活史 隔離経験を生きるということ』

仕事がたまっていて、なかなかお礼が書けないものがたくさんある。何週かまえにも、坂田勝彦さんからご高著を送っていただいたがほっぽってあった。お詫びするとともに、心からお礼申し上げたい。たまたま、ある論文のことで事務的なやりとりがあり、何年か…

藤本一司『素晴らしきドイツ語の世界』

藤本一司さんからまたまたまたまた本をいただきました。今度はドイツ語の教科書です。ドイツ語も教えていらっしゃるのですね。考えてみると、藤本さんと知遇を得たのは、教師を辞めてヨーロッパでノマドっていた藤本さんが、大学の後輩と出会い、紹介された…

三浦展『第四の消費』

三浦展氏から本をいただいた。恐縮しています。いつもながら本当にありがとうございます。3.11を経て、震災復興とも対峙した三浦氏が「つながりを生み出す消費」「つながりを生み出す社会」に論じ至っていることは非常に興味深い。タイトルもよいし、代表作…

土井隆義『少年犯罪〈減少〉のパラドクス (若者の気分)』

これも随分前になるのだが、土井隆義さんから本をいただいた。本をいただくたびに申し訳ない気持ちになる。本当に恐縮しています。ありがとうございました。私のゼミにも、土井さんの読者はかなりいるし、卒論時などは引っ張りだこの本である。十分に活用さ…

天田城介・村上潔・山本崇記編『差異の繋争点――現代の差別を読み解く』

天田城介さんからまたまたまた本をいただいた。天田さんとの「出会い」は、『社会学評論』に掲載された構築主義の論文の感想をブログに書いたことである。それを読んでくださった天田さんが、本を下さって、以来もらいっぱなしが続いている。申し訳ないかぎ…