2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

水俣病最高裁判所判決に驚く

昼食を食べにそば屋に行き、新聞を見ようと思ったら、一面トップで水俣病の判決が出たことが書いてあった。国や県の「放置プレー」を批判し、賠償責任を認めた判決は、私のような者にも訴えかけるものがあった。『朝日新聞』には、宇井純の談話が載っていた…

書架と書庫について

9月より、火曜社会学史、水曜院のサブゼミ、木曜概論、金曜短大と、早起きな日が続き、もうぐったりでして、土日はボロぞうきんのように眠ります。今日も熟睡して、起きたら昼でした。昨日特におそく寝たわけでもないのに。文化社会学、学史、概論、短大と…

ソニンと清原−−お題拝借2

非常勤で逝っている短大は世田谷線の上町というところにある。吉祥寺から明大前、そこから上高井戸で世田谷線に乗り換える。松原、豪徳寺、宮の坂などを通って、上町にいたる。短大は降りてすぐで、コア世田谷な空気が漂っている。付近には洒落た店も多く、…

高山善廣と小川直也−−プロレスな人たち

今週の火曜日にやっていた、WWE Specialに高山善廣と古田新太が出ていて、いろいろ紹介してたわけだけど、最後に高山さんオファーがあったら行くかという話になって、「来れば行く」ッテ話になっていたのは、けっこう萌えるものがありました。でもって、…

インセンティブ

居住する武蔵野市においては、ごみが有料化になった。有料ごみ袋を買わないと燃やすごみと、燃えないごみを出すことはできない。そのかわり資源ごみをしっかり分別した場合は、ただでもっていってくれる。いわゆる一つのインセンティブの考え方で、分別を奨…

天皇はなんとアニマル浜口を知っていた

今日は社会学概論の日だ。早起きして、目覚ましテレビを見る。そしたら、昨日五輪メダリストたちが、皇居を訪れたという話をニュースとしてやっていた。一番笑ったのは、女子レスリングの浜口京子選手。「父を両陛下が覚えていてくださって、感激しました!…

クニール&ナセヒ『ルーマン 社会システム理論』

プールに行き、最近太り気味なので、いつもより多めに泳いで、帰ってきた。で、テレビをつけたら、ワールドカップの予選が始まっていた。見のがすところであった。と言いつつも、2chの中継板、ブログ、音楽と異ジャンルザッピングである。 で、クニール=…

日サロはヒョウ柄の自転車に乗って

こういうことには絶対一定以上時間をかけないのが、私の主義なのだが、コメントとトラックバックが超見難いので、しかたなく勉強し、トップに表示できるようにした。これでサイドバーにアンテナとともに表示すれば、他のはてなと同じくらいのデザインになる…

ワールドダウンタウン黙示録

やはり終わってしまったワールドダウンタウン。事情通のかたによると、香港ではダウンタウン抜きで続くなどいろいろな噂があるけど、どうなんだろうか。ウンボコマンボコという面白いキャラが出てきて、報道ネタ的にかなりグレードアップしたものを最後にも…

くにたち修論救助隊

朝起きて、成蹊大学へ。途中すき家で牛丼を食った。この前慶応の近くで喰ったときは、久々で美味かったが、今回は吉野家が米国産牛肉にこだわるわけがわかったような味だった。うちのぢいさんだったら、「こんな馬肉みたいな牛肉喰えるか」とか悪態をついた…

はてなのテーマ

今日は休日なのでジムのプールは使えない。市民プールに行けばいいのだが、雲行きが悪いし、ちょっと遠いので、雨が降るとめっさキツイ。以前は真冬でも、みぞれでも、毎日市民プールまで行っていた。自分でもバカじゃないかと思うんだけど、行かないと不安…

社会心理史における方法の問題−−南博セレクション

今日は休日である。しかるにハッピーマンデーなるものができて以来やたらめったら月曜日が休講になって、まずいだろうということになり、休日をつぶして授業をやるということになる。こうみえても私は、土日も出勤していることが多く、まあ仕事とその他の区…

前に進むための反省−−畑村洋太郎『直感でわかる数学』を読んで

八重洲ブックセンターで畑村洋太郎『直感でわかる数学』(岩波書店)を買った。表参道の喫茶店で半分ほど読んだ。数学や科学の啓蒙書の類は、必ず買うようにしている。そこには苦い断念がある。私は、口で言うほど数学ができなかったわけではないのだが、大…

カモも食べた。ハトも食べた。

今日は元ゼミ生の結婚披露宴であった。最近忘れっぽくなっているので、前日に連絡をくれと言ったら、ちゃんとくれた。キチッとした人が最近少なくなっている。俗に、ほうれんそう=報告、連絡、相談がちゃんとできることが重要というが、主賓の方もこの元ゼ…

肉まん・ぶたまん

来週ゼミ行ったら、またみんなが肉まんをハフハフ喰ってそうな予感がして、ムカツク台風の土曜日、まあそう言いながらも、肉まんをこの椰子らは冬の塾の帰りとかにくったんだろうなとか思うと、まあみんな頑張って生きてるんだなぁと、シミジミ思ったりする…

卒論添削開始

プロフィールというのをつくり、ナンシー関の画像もウプしようかと思ったけど、やめますた。怒られるだけならいいけど、著作権とかあるしね。 今日は台風だということで、いろいろなものを買いそろえた。食料や飲料、ラジオに懐中電灯。でもって、テレビはフ…

アエラむっく『新版社会学がわかる』について

注文確認の作業待ちの間に大学の購買でうろうろしていたら、うちの購買にもインコミなんかがあることを発見した。業者委託する前ならいざ知らず、最近はニーズに合わせた品揃えになってきているからだ。前は、主要学術出版の新刊はあらかた揃っていて、広告…

パフォーマティブか?コンスタティブか?

NB

短大の講義に行った。「早く終われ」とことあるごとにヤジを飛ばす一群がいる。荒んだささくれだった空気が漂った。「無駄話をする時間があったら早く終われ」。この手合いははじめてで、とりあえず「早く終わる努力をするつもりはない」と一喝した。が、ま…

今どきの授業のむずかしさ−−どうすりゃいいの?

今日は1時間目から、社会学概論。前期成績が悪くて、コース分けやばそうな椰子らが、前の方で熱心に聞いていた。なんかやっぱ悪いものは悪いとして、ビシビシ鍛え上げた方が、本人のためなのかなぁって思う。つい耳障りのいいことを言ってしまう。大学院受…

ロマンチストの戯言−−携帯卒論入力&日サロバイト疑惑後日談

火曜日に携帯卒論入力とまんじゅう喰いの話を書いたら、「椰子ら」がここにうねうね湧いて出てきて、マルティプライズしそうです。キャイキャイ意味不明の会話がはじまったら、どうしましょ。しかし、大王膳提案者はまずいな。なに言うかわかんないジャン。…

宿題はやったのか?

今日は原稿の締め切りと教授会が重なった。午前中は院ゼミのサブゼミ。あわただしくすぎて、非常勤で卒論始動やってもらっている後輩としばし話す。っつーか、九時過ぎまで話してしまった。卒論始動も4時限目だけなのに、7時くらいまでやってくれている。…

社会学におけるプロとアマの問題

けっこうまだ議論しているので、もう少しこのことを発言しておく。この前の最後に、社会学教師やりながら日曜社会学でもやるかと。これは要するに、プロかアマかと言えば、自分はアマとも言えるなぁということなんである。数年前に、某大新聞の記者と話して…

落語における間と型−−間の社会学8

NB

南博『間の研究』に永井啓夫「寄席の芸−−間へのアプローチ」という論考がある。落語なんて詳しくもなんともないアテクシがいうのもなんだけど、なんか論じてみたくなった。まあメモがわりということで・・・。 節のタイトルを見ると、寄席の環境、木戸、前座…

逆転の発想−−パソコンのキーボード異聞

今日も朝からきちんと起きて、ってふつーあたりめぇだけど、まあともかく非常勤の社会学史に向かう。前期一回でやった講義内容を、三回に分けてやるカンジ。さすがにこれだと、説明がのろすぎるという文句も出るものの、わかりにくいという意見はほとんどで…

ポルノの間?−−『キング・オブ・ポルノ』を久々に観る

仕事も一段落して、のんびりするかなぁ、久しぶりにビデオでも観ましょうかと、えべっさんなのりで、ビデオ屋に行き、やっぱこーゆーときは、なるべくくだらない、なかみのないものを見なくちゃなどという決意において、低劣なホラーでもみようかとか思いつ…

南博『間の研究−−日本人の美的表現』−−間の社会学7

NB

朝、横浜を出て、大学へ。講義の準備などをすませて、ボーっとしているうちに授業時間となる。教室に行って、先週の沖和をわび、久々の文化社会学授業。雑談っぽい入りをしたら、ざわついているが、内容に入ったらピシッと黙った。後期は社会心理史で、書評…

佐伯一麦と職人性−−若者論によせて

今の教育は、建前としては100%がとりあえず東京大学などのトップ校を目指して競走を始め、その実はどんどんオチこぼれるみたいなところがあるんじゃないかと、かねてより思ってきた。100%の立身出世という建前により、勝ち組のパターンが非常に画一…

車谷長吉『愚か者』ほか

朝から雨が激しく降っている。親は法事で外出ということで、書評原稿の推敲を行った。ボールペンは、三菱パワータンクの廉価版赤インク。このボールペンは、つるつるでも、上にむかっても書けるという性能のよさで、これが出てからというもの、クロスもパー…

大学院進学の思い出−−プール社会学者論を読んで

id:using_pleasureさんのブログでプール社会学者論を読んだ。アテクシは頭も禿げかかってきているコアなおやぢなわけだし、おやぢはおやぢらしくものわかりの悪い、うぜえ存在であるべきなんだろうと思うことは思うわけだけど、「ヌッ壊せ」みたいなノリノリ…

小林まこと『12の3四郎2』を読む

昨日、原稿が一段落して−−締め切りなしはのぞいて−−少しだけ時間が出来たので、部屋の片づけをすこしだけした。埋まっていた本のなかで、小林まことのマンガ『12の3四郎2』があって、しばし読み入ってしまった。完全主義で原稿落としなどで知られる小林…