ファントム〜みえざる妨害者

 先日も日記に書いたように、私はナポレオン・イン・ジャパンという副官探しのスリルを含んだトランプゲームがものすごく好きで、その関係で「スパイ2/7」というスパイ探しの番組を楽しみに見ている。同番組のチームプレゼンツの特番ということで、特番なんか見るモンかと思っていたが、やっぱり見ることにした。番組の紹介文をフジテレビのホームページから引用させていただく。そのあと、ネタバレというか、消された順番と決着などをいう。ッテイウカ、ここ見ている人で、ビデオとってみている人とか、他の地域で後日見る人が、どのくらいいるのだかわからないんだけど、一応の礼節として。w

 舞台はとある密室。7人がこの密室に監禁されているところから、番組は突然スタートします。脱出の手段はただ1つ、「メンバー全員で、主催者から出されるミッションのうち3つクリアーすること」。そして、与えられた「制限時間は3時間」。ただし…7人の中には「ファントム」が紛れています。(ファントム=この監禁ゲームの主宰者が送り込んだ見えざる妨害者のこと)すべてのミッションは、それぞれ全員一致で出来たとき、クリアーとなるルール。メンバーは、その作業を通じて「ファントム」が誰なのか推測し、その人物を室内の檻に閉じこめ、強制排除することが出来る。こうして始まる3時間の脱出ゲーム。一体、ファントムは誰なのか!? 何人いるのか!?7人の中に何人いるか分からないファントムに、彼らは翻弄されていく。そして最終的に脱出できるのか!?見えない幻影=ファントムを警戒しつつ、疑心暗鬼の夜が更けていく。…そして、視聴者にだけ、恐るべき主宰者のある仕掛けが明かされるのだ。「スパイ2/7」チームが贈る、疑心暗鬼バラエティ第2弾!お楽しみに。

キャストは、ふかわりょう光浦靖子おぎやはぎ森下千里ウェンツ瑛士和希沙也。ミッションは、スパイ大作戦仕立てで出る。ミッションは、漢字を読んだり、早口ことばを言ったり、小さい台の上にみんなでのっかって1分我慢したりといったもの。失敗すると、一人ずつファントムによってアポーンされてゆく。最初にアポーンされたのは、ウェンツ。わけわかめなうちにアポーン。つぎが光浦。小木と和希カップルがあやしいとゆったとたんにアポーン。光浦「小木だ小木だ」と大騒ぎ。また、一時森下疑惑も起こり、ふかわが森下を犯人扱いし、森下は泣き出す。というのは、ファントムじゃない椰子らのほうは、ファントムとおぼしきをアポーンできるわけ。その仕方がまたトラウマで、各人にみたてた人形をハンマーで打ち壊すの。ふかわが、森下の人形を壊そうとしたら、泣き出した。ふかわ「女の涙にはだまされないぞ!」。しかし、ともかく止めて、森下は保留。
 そのあと漢字読みで、完全に小木と和希が疑われ出す。理由は間違えたから。あぽーんされたウェンツと光浦もアポーンだアポーンだ大騒ぎ。で、とりあえずベタにしくじった和希逝ってよしという雰囲気に。ふかわまたハンマーを手に人形に迫る。そしたら、今度はタメもなにもなく、速攻人形をぶっ壊した。和希アポーン。ところが和希は、みんなと同じ部屋に帰ってきた。え?じゃあ誰なの。とりあえずあやしいのは小木。漢字読みで、最後に残ったのが小木。小木がファントムなら、失敗して誰かがアポーンされる。しかし、失敗したから小木がファントムとはかぎらない。間違える可能性もある。ふかわや矢作の煽りはうそ臭く映る。かといって、森下の馬鹿っぽさが、真実みは帯びない。なんなんらー。小木をアポーンすれば、正解扱いで、とりあえずミッションは成功となる。で、小木はアポーン。小木「ここまで来て疑われたら終わりだ」などといいつつ、小木もファントムではなかった。じゃあ誰なの?わけわかめ。そこで出題されたのが、難しい早口ことば。当然クリアできない。でもって誰か一人がアポーン。みんな目隠しされ、暗闇のなかで、一人がアポーン。ここでCF。
 残ったのは誰か。ジャーン!!矢作と森下ですた。矢作はとぼけた顔で、「森下お前か!」。森下「シンジラレナーイ」「私じゃないわよ。私馬鹿だし」。わははは。すごすぎ。ところがゲームは続く。この2人トンデモねぇ芝居しているの?っつーか、2/7なら、最後の2人がスパイなんだけど、ファントムが1人でももうわかっているはずじゃん。どーなってるの。あくまでミッションでケリをつけ最終決戦かと思ったら、ミッションはマッチを擦るという馬鹿でもできるもの。当然2人ともクリア。で、残った2人についに、ファントムの正体が明かされる。
 正体はなにか?ここでまたひつこくCFが入る。
 で、ジャーン答は。矢作か。笑い顔がうそくせぇ。それとも森下は第二の山口もえか?
 そしたらさ、ファントムは「疑う心のつくりだした幻影」なんだって。ファントムによるアポーンの順番はくじ引きなんだって。しかも、この番組の収録は4月1日なんだって。洒落てるよな。いやあじつに面白かった。こんなものを惜しげもなく三時過ぎまでかかる深夜帯にやっていいのかよと思ったけど、馬路面白かった。いろいろ実験と改良をくり返して、試行が進んでいるカンジ。今後どうなるんだろうか。