大作空@湯けむりスナイパー

 白い春の録画を見ていたら、阿部寛派遣村のメシにありつけなくて、人のメシ奪って喰うみたいなことが描かれていた。まあ、そのくらいのことはやるわな。昔々私の生まれた家の向かいにあったコンビニで、賞味期限切れでゴミ出しした弁当(今はたぶん禁止されているだろうが、当時はそうやって出していた)を、ルンペンのおっちゃんたちが血だるまになって殴り合い、ゲト合戦していたのを思い出す。うちの窓の下が、ちょっとした腰掛けられるような場所になっていて、そこでゲトした強者がガツガツと弁当を食っていたのも、「荘厳な残像」(「人間交差点」)である。桜の木の下で、あんぱんをめぐんでもらうような状況も、めぐんでやる状況も経験してきたことを考えると、白い春のベタな物語も、なかなか滋味である。阿部寛エンケン竜虎相打つみたいなことになってゆくのを大いに期待したい。
 湯けむりスナイパーは、エンケンのみならず、でんでんや、踊り子のねーさんなど、鬼のようなきゃすてぃんぐぅで、ぶっとびの連続なんすけど、というか、逐一言うことはできないけど、まさかまさかの大作空が、登場ということで、これはもうワクワクですね。なんか、子役というと、ポニョの一人勝ちみたいな雰囲気があるわけだけど、おざきんちのばばあのおっさんたちと、ポニョポニョしただけじゃないか、とまでは言わないし、自然体のカメラ目線な笑顔は子役の王道だとは思うけど。

 ある日、椿屋に若い夫婦が宿泊した。夫婦の4歳になる娘・真紀(大作空)は人見知りで誰とも話さないが、従業員の源(遠藤憲一)には興味を示してじっと見つめていた。源は、真紀の視線に戸惑いながらも対応するが、真紀が自分の周辺をじっと見つめていることに気付き、不審に感じるのだった。その夜、源は真紀の行動を裏付ける出来事を目の当たりにする…。
http://www.tv-tokyo.co.jp/yukemuri/trailer.html

 大作といえば、コードブルードクターヘリにおいて、こまっしゃくれたガキを好演したのは記憶に新しい。とあるブログに、セリフ部分の書き起こしがあるわけですが、セリフだけみてみると、そんなにすばらしいってわけでもないのね。

大作空:「ねえ、無口なのが売りなの?それともー、生まれつき?」/大作空:「やぱ、トラウマとかあるわけ?それで無口?」/大作空:「女がさ、計算以外で泣くと思う?」/大作空:「ふんっ」/大作空:「私の金魚って、黒い金魚なんだよね」/大作空:「かわいいとこあるじゃん、耕作、しょうがかい、彼氏にしてあげよっか」。


名前:大作空(だいさくそら)
生年月日:2001年12月12日
趣味・特技:ジャズダンス/タップ/カルタ/早口言葉/読書/
所属:NEWSエンターテインメント・スクール
http://news-enter.com/talent-daisaku.html


http://d.hatena.ne.jp/girlness/20080822/1219330945

 最近子役でアウラを感じたのは、たらこのやめた方と、大作と、ぽにょくらいなんだが、国民的なアイドルにまでなったとも言える、杉田かおるは回し蹴りのねーさんになり、鳩子の海はメヒコのビックママのようになりと、なかなかなかなかなわけですが、20年くらいして、ビックママなりかかりが、ポニョポニョポニョしたら、笑えるでしょうね。