判断基準としての一本槍

 土曜日は元ゼミ生の挙式でした。出るたびに日進月歩な演出にビックリします。スライドの時代はもはやはるか昔で、今はもちろんビデオ。しかも今回はエンドロールまであってビックリしますた。キャンドルサービスのかわりに生ビールマシーンを新郎が背負ってテーブルをまわりピッチャーにビールをいれてまわっていました。DAMのマシーンが出てきておいおいカラオケ大会かと思ったら、ビックママのような歌唱力のねえさんが熱唱でぶっ飛びました。メシは伊勢エビ、フカヒレ、アワビ、牛と豪華四重奏で、まんぷくりんでございました。エビがメインと聞きましたが、アワビが丸ごとだったので、もしかするとこちらのほうが高価だったのではないでしょうか。二次会は同窓会のようだったので出席しましたが、30以上は私だけだったのでは?親の入院もあるので、早々に帰らなければと思ったのに遅くなってしまいました。
 で、本日の功名が辻、どちらも秀頼をかつぐ、家康=猪八戒石田三成の対立の構図をわかりやすくまず提示する。後者が17万石というのは、あまりにあたたたたなかんじだけど、それでも関ヶ原が成り立ったんだから、たいしたもんと言えばたいしたもんだな。「恩顧か?恩賞か?」。まさにジャジャジャジャ〜〜ンでござりますな。朴念仁かずとよちゃんの、うらぎりやっちゃう、やっちゃう、イイヨイイヨ松本伊代がとても楽しみなものがございます。

第41回「大乱の予感」(10月15日放送分)

寧々(浅野ゆう子)は、淀(永作博美)と秀頼が生き延びる為には徳川傘下の一大名になる他ないと千代(仲間由紀恵)に断ずる。「山内家もそうせよということか」と尋ねる千代に曖昧に微笑み返す寧々。三成(中村橋之助)は上杉家と手を結び、家康(西田敏行)は、上杉討伐の名目で遂に挙兵、大坂城を発した。秀吉への忠義と、かつて金ヶ崎で救ってくれた家康への恩義の狭間で迷う一豊(上川隆也)はある決意をする。
http://tv.yahoo.co.jp/tv_show/nhk/komyo/story/index.html

 一豊は、寧々に「掛川に帰るよ」とあいさつに。「千代も帰るのけ?」「帰らないよ」「徳川の様子さぐるってこと、さすが女大名の山内家ぢゃ」。一豊ポカーン。つーか人質ぢゃなかったんだな。生瀬勝久「引退するよ。猪八戒につくぜ」。ロンブーは、胸の病。ケホケホ。来年の桜はみられない。こわいものなし。「俺は徳川にはつかないよ。狸親父信用しない。譜代がイルし」。生瀬「おまいが一番利に聡いと思ったんだけどな。一豊頼むぜ」。朴念仁「わかたよ」。
 部下1「生瀬は籠絡したよ」猪八戒「で、一豊どうなっとるの?」。部下2「一豊みたいな朴念仁どーでもいいじゃんか」。猪八戒「山内なんかどうでもいいか?そんなことねぇよ。あいつみたいな律儀な椰子がどう動くかで、動向がわかるんだよ」。そのあと、猪八戒淀君の会話「石田許してやれよ」。猪八戒「やだよ。おれが大阪にはいるよ」。淀「それじゃ命令にちげーだろ」。猪八戒「俺しかいないんだよ」。・・・千代は刻々一豊に報告する。おおお、香川照之登場。「猪八戒まぢやべーよ。人生最後の賭だよ。必死だよ。千代焦るなよ。じゃないと山内家やべーぜ」。千代「人はみんな狐か狸になっている」。
 豊臣家臣右往左往淀にも狸にも挨拶but上杉。猪八戒「残念だぜ。上杉いないなんて」。上杉+石田三成「正義を見せてやるぜ」。義のためとかいって、もろ策略にのっているとも言える。でもそんなものをこえて義は逝くンだぜみたいなことなんでしょうか。
 一豊「猪八戒つやつやしていた。勢いがあったよ」。淀と会う千代。淀「母の無念を晴らすため、秀吉の命を吸い取るようにして、ガキ産んだ。秀頼が天下とったけどさ、徳川が天下とりそうだよ。天下なんかどうだっていいけどさ、わたしゃどーやってオトシマエつけたらいいんだよ。口臭いぢぢいと交わってガキまでつくるという屈辱をあじわったのにさ、どうしたらいいかわかんねぇよ」。千代「無事が一番。天下なんてどーでもいんじゃないの?」。淀「猪八戒にすがれっていうの」。千代「そうだよ」。淀「おまえの夫も猪八戒にへつらうのか?」。千代「夫は迷っている」。淀「迷ってるのかぁ〜(遠い目)」。つまり、猪八戒にも淀君にも、朴念仁の大馬鹿正直一徹は、一つの判断基準というわけだな。だから猪八戒も気にかけ、淀君も「そうかぁ・・・」。鳥肌ものの凡人ぶり。柔軟でフレクシブルでも、豪腕でも、権威があっても、無骨な槍一本が必要なときもあるんだぜ。だから、朴念仁たちよ希望を持とうぜ。うーん、凡人にはたまりませんね。
 というところで、猪八戒半裸でお灸でう〜〜ん。「あちゅい、あちゅい、あちゅい」。でもって、トラップに引っかかった上杉。老いの焦りをにじませながら「上杉ウツ!」。三回言ったのはわかりやすすぎないか??猪八戒は完璧に光成の作戦は読み切っている。
 槍を振り回す一豊。あまりのわかりやすさに笑いすらこみ上げてくる。「顔みて決めるぜ」。弟「相手は狸だぜ」。一豊「俺は朴念仁の一本槍だぜ」。でもって、家康供応。そのとき、病気のロンブーころんじまった。家康にスンマソン。つーか、顔みてどうだったんだよ。来週はガラシャ大石静さん久々に正々堂々腕の見せ所でございましょう。
 さあて、明日は長渕剛がくりぃむなんとかで歌舞伎まくりであるわけですが、なんか十五曲くらいうたったらしいですよ。なんか路上ライブサプライズは、いろんなアーティストがやっていて、ひろみごーまでやったらしいけど、許可得ないとぱくられるわけで、そんなことするくらいなら、どっかの店に突然きてやり出すみたいなのあっていいんじゃないかしらね。