怒りの炸裂:怨み屋&ある映画

 岡山で怨み屋みますた。インタビュー。悪役っぽいあんちゃん。と思ったら、医者じゃん。盲腸でこんなになるかふつー。様子がヘン。ショック状態。心マ。電撃ショックもなし。もちろんふり向けば奴仕様両手拳心臓撃ち付けもなければ、医龍仕様直接心臓もみもみもなし。つーか、ミスって言ったって、筋弛緩剤なんかうつか?ありえねぇ。っつーか、一応考証してるのか??そのとき医者はなんか医者のくせに医者のロールプレイみたいなの遊びでしてやがんの。あほくさ。争議でわら人形もって、けらけらけらけらとわらうお母さん。そこへ怨み屋の名刺。そして、待ってました木下あゆ美のナレーション。鬼萌え。っつーか、最後「気づいていない」の口アップあったっけ??「般若の面」のところの声のふるえはすばらしいものがございます。
 おかあさんのへやは、わら人形だらけ。恨みまくり。つーか、こんなの解剖していれば一発じゃん。怨み屋は、「実質的抹殺」をもちかけるが、おやぢは「社会的抹殺」をチョイス。生きぢごくは逝きぢごくでつかっつーことで。母わら人形を自分の手と一緒にぬっと刺す。ぎゃーす。そして、またもや荒野の用心棒も夕日のガンマンもぶっとぶ音楽。怨み屋が帰ろうとすると、お母さんが出てきてご依頼変更。何度も自傷を繰り返したようで、手には包帯が巻いてある。これが後の伏線になっているわけだな。
 しかし、リンダちゃんの動作の無意味さは恐ろしいばかりで、すごすぎるな。w医療ミスはすべて看護婦のせいに。警察にパクらせる。っつーか、ドラマの構図は、お約束通りだが、必然性があざやかなまでにない。「これで四回目だ!」。すごすぎるな。しかし、こういうのもいそうだな。怨み屋女学生が盗聴を聞いて怒りのボルテージを上げる。木下「もっと怨みなさい。そして悪の心をひきだすのよ」。濡れ衣を愚痴る看護婦に「もまえもプロだろ」とけじめとるきたろうもかっこいいが、まぢ野田すげぇよ。なんかもしかすると鳥肌実を超えているかもしれないくらい。wまあ、エッジたちすぎて、このままじゃマイナーなまま終わりそうだけど、殺しや1とか集団殺人クラブとかそういうたぐいには欠かせない俳優になりそう。
 そして、キメ。木下あゆ美始動。ヅラなし。またもマカロニウエスタンな曲が歌いまくる。っつーか、仕置き人仕様と申しますか。泣きまくるトランペット。おおおお。しかし、ご注文の変更は何だったのでせうか。裏帳簿ゲトしてとりあえず理事長タイーホ@横領。理事長医療ミス歌いまくり、さえずりまくる。きたろうが演技に抑えがきかねえのには大笑い。でも、非常にかっこいいね。露口茂に迫る勢い。一転、医者同士のあらそい。協力者の医師をやっちまう馬鹿。最後はなんとおかあさんが後始末。追加注文は始末きぼんぬだったわけだ。熱演で、安っぽい血糊などもぶっとぶほどであるのだが、すさまじい。詳細は書けない。とめどなく執拗にずっと。。。この描写にはぶっ飛んだ。深い時間じゃなかったらちょっとあれかもね。親友と母親の涙がそれを癒そうとするが、炸裂した怒りは抑えがたいかもしれない。あーあ、きたろうに怨み屋の名刺見つかっちゃった。どうなるんだろう。
 ツーか野田を予告編で毎回使うくらいの工夫はできないもんかね。まあ、木下とかにくらべれば、ファンが少ないんだろうけどさ。後毎回道子登場きぼんぬ。w
 ラストのお母さんの映像を見て、昔みたテロリストの映画を思い出した。映画の名前は忘れたが、すごい映画だった。ともかくテロリストは、人々を殺しまくる。すごいんだよねこれが。でも、おいつめられてバスをジャックする。バスには変装警官がいて、一方が殺されるも、もう一方がタイーホするんだよ。で、バスは止まり、めでたしめでたしかと思ったら、群衆がテロリストを取り囲んでたこ殴りにして、ぬっころしちゃうんです。このとき、残虐で卑怯なテロリストへの怒りが最高潮に達しているもんで、リンチに激しい興奮を覚える仕掛けになっている。思わず心の中で「やれ」と叫ぶ。仕掛けはそれだけではない。心の中で「やれ」叫んだ自分に激しい嫌悪感がこみあげてくる。異様な興奮と嫌悪感でその日は一睡もできなかった。名もない映画なのかもしれないが、暴力というものについて、体感させてくれるような映画だった。この映画を思い出すと、怨み屋の癒しのようなものは、そこが浅く思えてきたが、まあ怨み屋はそんな仕掛けをしたわけでもあるまい。しかし、この作品は最後まで見てみると、とんでもない顛末が用意されていて、それなりの仕掛けがあるのかもしれない。−−この映画をもう一度見たいのだが、題名がわからない。わかる方がいたら教えてください。」