大作空

 やっと前期試験の採点が終わった。で、ちょっと気になったので、楽天のサイトで授業の評価を見てみた。一つ新しいのがあった。「テストは、授業で配られたプリントを読んで臨めば大丈夫だと思います。授業はとても和やかな雰囲気で、居眠りをしている人もちらほら見受けられます。」後半はちょっと意味不明であるが、ポイントは和やかよりは居眠りなのかもしれない。もっとゴシゴシ鍛えて欲しいということか。でも、私語はねぇだろ、ということは強調しておきたい。それはともかく問題は前半。コンバットの松岡シューゾウじゃないが、「ぜんぜん大丈夫じゃないよ」。テキストだって大事だし、ノートもとっておかないと。採点してみたけど、まあ、Sをつけた人くらいなら一応こう言ってもいいけど、もっと厳しく言えばほんの数人、本気の本気で言えば一人だけだと思う。
 まだ原稿三本が残っているわけだが、とりあえずうだうだコードブルーなどの録画を見る。最近忙しくてレッドカーペットは何週もみていないが、ドラマはながらでみられるのでいいかんじ。第8話「決断」において、なんか鬼こまっしゃくれたガキが出ていて、それがなんかお調子者の塚原直貴と重なり、さらに塚原が号泣森進一になってしまったことを思い出しつつ、このガキもきっと、と思っていたら、ベタにそうなって笑ってしまった。圧倒的な存在感、そしてどうでぇこの演技力、みてくれよ、これからのやつだよ、こいつは、みたいなかんじで演出されていたわけだけど、すたっふぅの熱い情熱みたいなものは伝わってきた感じ。
 教育テレビかなんかの、CSでやっとけよみたいな、鬼マイナーな番組で、シュールなパフォーマンスを見せているような、知る人ゾ知るみたいなガキかと思ってググってみたけど、出てくるのは、このコードブルー第8話のブログばっかり。大反響だったことがわかる。女性の子役といえば、パパと呼ばないで、の杉田かおるアニキとか、おしんとか、ホタルとか、ウゴウゴルーガとか、いろいろいて、それらは正統派ってかんじなんだが、このこまっしゃくれたガキは、コシミハルリトルミイやったみたいな感じで、ツンデレっぽさに妙な寓意を感じるというか、そのために情に訴えかけるシーンが不思議なくらい臭くないというか、そういう面白さがあるように思った。なんか新しい感じ。
 演技のことなんてわからないし、存在感なんてものは、あくまで主観的なものだろうけど、これだけの新しさを感じたのは、キグルミのタテのたらこをかぶっている方の椰子、ハルカとかゆうの?、あっちのほうくらい。ただまあ、こういうのって、スタイリストの人とか、メイクの人とか、もちろんすたっふぅの人とかの感覚もあるだろうから、一概にそのひとがどうのこうのというわけでもないだろうと思う。山崎バニラだって、牛ちゃんマンボで勝負かけた当初は、まるでシノラーのパクリ、というか劣化バージョンにしか思えなかったところもあるし。
 とまあもちあげてみたものの、なんとなく秋桜子に似ているかんじがあり、秋桜子が子役やっているような、やばさがあるからけっこうイイと思ったのかも知れない。木下あゆ美は、ツギクルで面白いことになっているけど、後藤理沙も、アンラッキー後藤も、類家明日香も、安達ゆみかも、小向美奈子も、ついでに言えば波照間てる子も、今ひとつなところが、なんともにんともだ。
 野球また負けた。星野監督敗戦を語る。「最初のゲーム(キューバ戦)で恐々しているというか、(ストライク)ゾーンがまったく他の世界でやっているというのか、それでおかしくなった」(日刊スポーツ)ということ。試合を見ていても、「今日はそこはとってくれません」などという解説があったし、本日の決勝の最後でも退場騒ぎが起きて、そういう面はあっただろうとは思う。でも、韓国が優勝して、やっぱり強かったのか、ということもあるんだろう。