怨み屋本舗SP

 朝起きて、メールを開けたら、な、なんと新居昭乃のコンサートの抽選にあたっていました。上野洋子に続き二連勝というかんじです。アニソンファン他、コアなファンも多いでしょうから、あたるとは思わなかったのですが、平日ですし、けっこう穴場だったのかもしれません。入試業務と重なる時期ですが、いけるといいのですが。
 ようやく録画していた怨み屋本舗SPをみました。「人は誰もが二つの顔を持つ。笑顔の裏に般若の表。ほんの一瞬で愛は憎しみに変わる。積もる怨みがこの世を血の海に変える。一寸先は闇、振り返ればそこに闇。でもその闇に、人は誰も気付いていない」「しかるべく」など、雰囲気を持ったドラマであることは一目瞭然ですが、最後のほうの暴走気味の展開よりも、最初の頃の作品性を積み重ねていた頃の作品を再放送で見て、やっぱりすごいものがあるんじゃないかと思いました。一通り見まして、癖のある配役には制作者のこだわりを感じましたが、やはり秋桜子の演技力はともかく、っていうかアテクシには語るだけのものはないとして、存在感は最高なものがあると思いましたです。で、SPでありますが、前口上はこんなものでした。

恨みを持つ人に代わり、憎き相手を殺める復讐代行業者 「怨み屋本舗」の謎の女・ 怨み屋と、彼女を追う寄木警部の闘いが再開する。


 ある日、白川幸一郎が自宅階段下で死亡しているのが発見された。 鑑識の結果、幸一郎の遺体に争った形跡はなく、階段から転落死と思われた。 ところが、事故が起きた時間に、長男・タカヒコが家に居たことが判明、 しかしタカヒコは数年前から引きこもり、部屋から出たことがなかった。


 寄木警部は、念のため事情聴取しようと彼の部屋を訪れるが、案の定反応がなく引き下がるのだった。


 そんな中、新たな事件が起こる。 パチンコ店の駐車場で、車中にいた子どもが熱中症で死亡したのだ。 死亡した子ども・拓実は、母親のミドリがパチンコに興じる間、 炎天下の車に放置されたため死亡した。 拓実の死は事故死と判断されるが、 父親の守はミドリが拓実に五百万円もの保険金をかけていた事実を知り、事故に見せかけて殺害したと悟る。


 ミドリを許せない守は、謎の女“怨み屋”にミドリの抹殺を依頼。すると、“怨み屋”は、 八百万円の報酬で、守に代わりミドリを抹殺することを約束するのだが…。


【出演者】
怨み屋…木下あゆ美
情報屋…寺島進
シュウ…竹財輝之助
杉河里奈…葵
十二月田猛臣…前田健
寄木聡(警部)…きたろう
白川タカヒコ…竹山隆範カンニング
白川由紀…三浦理恵子
白川タエ…島かおり
白川義雄…小林正寛
白川亜紀…小阪由佳
白川美咲…美山加恋
白川幸一郎…山田一
春日(巡査)…窪塚俊介
http://www.tv-tokyo.co.jp/uramiya/

 ミドリについての記述がねぇぢゃんかよと思ってみていたら、馬渕英里何であることが判明。この人について言えば、「白線流し」におけるちょっと才能っぽい人みたいなのが、記憶に新しいわけですが、新劇の人かと思っていたら、ホリプロスカウトキャラバン出身というのはなんかシンジラレナーイというカンジですね。まあともかく非常にカンジが出ていて面白かったです。
 筋立てについては、書き起こそうかと思ったのですが、非常に丁寧な書きおこしがあったので、それを紹介するにとどめます。
http://ameblo.jp/chablis/entry-10064535303.html
 なんと逆マンガ化されてしまった「相棒」の正月SPを見ていて、うちの親が「いつもより単純で乱暴じゃないか??」などとゆっておりました。若い頃刑事をやっていたこともある人間の言ですので、それなりの重みはあります。正月はいろんな人が見るからわかりやすくしたんじゃないかみたいなことも言っていましたが、その割にはストーリーが三段構えくらいになっていて、どこをタゲるかみたいなこともくっきりしていて、などとぶつぶつ言ってましたが、カシオペアで北海道旅行もわるくない・・・みたいな会話もしていて、結局のせられてんぢゃねぇよ、みたいに思ったわけですが、SPの時間の長さをどう構成するかというのは、なかなかつくる人は大変だなぁと思った次第。で、怨み屋はどうかといえば、やはり一段オチじゃなく、マンガを映像化したピカレスクな作品性みたいなものが、ちょっと違うと思わないこともなかったのですが、この違和感はけっして不快ではなく、そこそこよかったかも知れないと思いましたです。
しかし、流石2ちゃんのスレはすごいものがあるなぁというか、しらばっくれて業者おつかれみたいなカキコが多くないか?と思う私。
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1193632608/