よんとろ

 新聞を図書館でまとめ読みをするのが、頭をリフレッシュしたいときの習慣になっている。産経新聞に、扇風機発火事故のことが一面のコラムになっていた。80すぎのご夫妻がゆるくクーラーをかけて、扇風機をまわして寝ていたら、発火して、お二人とも火事で亡くなったという話である。論説の人の眼は、何十年も大事に扇風機を使ってきたご夫妻と、ディスポーザルを前提にものづくりをしている企業を対比していたことに感銘を受けた。他人事ではない。うちの親もものを大事にしている。電化製品や家具には、ふろしきのような布をかけてほこりがかからないようにし、何十年も使っている。こういう生き方は、財を生まないのだろうし、人々を豊かにしないというのが、暗黙の前提なのだが、資本主義という自己増殖システムを生み出した人間の英知が、こうした生き方が財を生むような欲望フルスロットルなシステムを創れないとは言い切れないのではないか、もしかするとそれを考えることは戦争の問題を考えることにもなるのではないか、そんなことを考えながら、修論や博論を書いてきたことをあらためて思い出した。
 昼休みに武蔵野市のプールに行ったら、室内のほうはけっこう人がいたが、室外にはほとんど人がおらず、50メートルプールを一人で泳ぐみたいな形で、実に快適であった。なかに入っていればたいして寒くないのである。まして、4000メートル泳げば、身体はポッカポカである。しかし、マラソン抜きなら、トライアスロンでれるんじゃないかね。私にも。w でもって、メシはライ麦パンにした。最近ライ麦パンに穀物やナッツを練り込んだものに、チョコクリームみたいなのが塗ってあるのを見つけて、食べたら鬼美味く、いつも食べたくなって我慢するのがたいへんだ。
 血糖値があがらないようにするためには、ぬるぬるものをまず食べて、あとはおかずを食べ、最後にちょこっと炭水化物を食べるというのがいいらしい。牛乳も飲みたいが、なかなかのカロリーだ。めかぶとオクラ、それとナメコおろし納豆をあわせたカロリーと牛乳が同じくらいだから、どうしても後者にしてしまう。納豆はメシにかけずにそのまま噛みしめる。これがなかなかの満腹感を招くのであった。ぬるぬると言えば、本日駅のホームであじさいにとろろとか四種類のぬるぬる系のぶっかけた蕎麦が、でかいポスターになっていた。力強く「今度は『よんとろ』」。しかも、「よんとろ」が、キャッチコピーとしてでかいロゴになっていた。腹抱えて笑って、帰って検索したら、トップにあったのは、まいみくのF大ジュネさんのブログだった。今の人たちは、成田空港オキュペーションとか知らないのかね?しかし、あじさい茶屋JR東日本・・・(ry。と、悪いギャグ的な連想が思い浮かんでしまうのであった。
http://d.hatena.ne.jp/june_t/20070716/1184600663
 メシといえば、オリジン弁当にバランス弁当というのができた。3×3の九つに仕切った弁当容器にカボチャ煮付け、野菜の煮物、赤魚の煮付け、ひろうず、赤飯、胚芽ごはんなどなどが入っていて、20種類以上のものを摂取できる。おまけにカロリーが500カロリー以内なのであった。2日前に予約ということなんだが、夜いったら置いてあった。美味しいですよ。三食喰っても、1500キロカロリーだからね。ノリ弁とかたまに食べたくなるけど、戦慄のカロリーだしね。おまけにお総菜のアラカルトいろいろあるでしょ。つらいものがあったわけですよ。でもこれああるなら、オリジンも時々利用しようと思う。ほんとうのことを言えば、ハケンの品格の弁当みたいに、九つのパーツにちょびっとずつ選んで組み合わせられれば一番うれしいのだけど、それだとたぶんさすがに採算は合わないんだろうね。