味噌煮込みうどん

 風邪でしんどいのですが、メールをチェックする必要があるのでなんとかパソコンにかじりつきました。腰が痛いのは、熱のためなのか、寝過ぎたためなのかわかりません。
 私は生来意地汚く、何度も話したように腸がおかしくなったときに絶食を命じられたのにもかかわらず、メシを喰い、激痛で病院に駆け込むということを1日三度もやって、運が悪いことにすべて同じ先生で「あなた教師なのになに考えてるの代。恥を知りなさい」と言われたというくらいのものであり、食べないということはありえない人間なのであります。しかし、今度の風邪は非常にボディーブロー連打されたあとみたいなかんじで、な、なんとですな、26時間もものを食べなかったのですよ。物心ついてからそんな記憶はありません。昨日も朝ユンケルを一本飲んだのと、朝食がわりにバームクーヘンみたいなのをひとつ食べただけなので、まともなメシは一昨日の夜ということになります。
 このままなにも食べないでいようと思えば、数日食べないでいられると思いました。しかし、やばいと思ったのですね。めんどくさいみたいな気持。氏ぬのが怖くなくなるってこんな気持なのかなぁと思った。で無理にでも食べようと思った。で、近くの蕎麦屋味噌煮込みうどんを食べることにした。わけない距離であるはずが、これが遠くかんじられること。食べてないからふらふらする。おまけに雨だし。最悪だ。ともかくたどり着いて味噌煮込み。いつもは天ぷら付きにするが、さすがに思い浮かべただけで吐き気がするのでやめる。しかし、ライスにしますか?おもちにしますかときかれて、サービスにつく半ライスは付けてしまった。
 名古屋の味噌煮込みは、風邪の時に食べられるようなしろものではないだろう。しかし、東京のは、そんなに固いうどんではない。むしろつるつるはしているもののやわらかい。風邪の時はおかゆかうどんというようなしろものだ。そんなこともあり誰かが文句を付けたのかもしれないが、お店のメニューが味噌煮込みから味噌鍋に訂正されているのには笑った。出てきてしばらくみていたが、勇気を出してひとくち食べる。おえっとする。なにくそと思いもうひとくち。そうしたらあとはスルスル入り、なかほど以降はうめーぢゃんということになり、ついにはごはんまで完食。やっぱり食べないとダメだなぁと思った。一食食べたら、食前酒飲んだみたいにお腹が減って、まんじゅうのひとつも食べたくなってきた。これだけ食べなかったんだから痩せただろうとか、これだけ食べないでいられるからダイエットも可能だとかは思わなかった。