時効警察X攻撃

 まず、オープニング前の「すぐあと時効警察」の映像で、霧山君がクロサギの山下みたいに、指を出して「バーン!」とやるが、「霧山君指」といわれて、ウヒョヒョヒョになる。何これ?マイク落としたとかなら、山下パロったことになるんだろうけどね。しかし、この場合の「すぐあと」は、世界陸上などと違って、ほんとうにすぐあとだからな。しかし、初めて見たけど、おさらいまであるのな。しかも、異様な迫力の文章。「趣味とは思えない気迫と本気」には、ワロタっす。

このところ近所の窓からずっと見ている美女の影が気になった十文字(豊原功補)は勝手に犯罪の臭いを感じ、その女性が自分に助けを求めていると勘違い。家宅捜索に乗り出したところ、出てきたのは画家のおっさん(園子温)で、美女の影はただの石膏だった。その話を聞いた熊本(岩松了)は“見間違い”つながりで、霧山(オダギリジョー)に時効事件「イノシシ主婦見間違い事故 それとも殺人事件なのか?」のファイルを差し出す。イノシシの里とよばれる“大間下(おおまか)村”で、村の猟友会メンバーたちがイノシシと間違って、イノシシの毛皮をまとった村の主婦・一宮理恵子(宮地真緒)を射殺してしまった事件だ。当初は痛ましい事故と考えられていたが、事件当日に自宅で猟銃自殺している理恵子の夫・一路(山中崇)が発見されたため、殺人事件の可能性も浮上したという。霧山と三日月(麻生久美子)は、さっそく大間下村へ行き、一路の姉・御厨まさへ(国生さゆり)を訪ねることに。亡くなった理恵子も所属していたママさんバレーボールチームの練習に命を懸けるまさへは、大らかでいい加減な人たちが多い大間下村の中では珍しくキッパリした性格。霧山が趣味の捜査をしていると告げると、まさへは「趣味で何かをやる人間が大嫌いだ」という。そこで霧山は、趣味とは思えない気迫と本気で捜査すると約束し、村での聞き込みを開始する。
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はじまりは、おーまか村体育館。深夜零時。バレーボールの特訓。これが、ゴルゴ13ばりのスナイパーアタックなのでびっくり。と思ったらさ、缶が「?」の字にならんでやがんの。まったく一瞬の気も抜けないよ。どこがゆるい番組だっつうの。で、時効管理課の会話。三時のおやつにゆで卵。でもこのゆで卵ただのゆで卵ではなく、似顔絵が描いてある。三日月は、趣味でゆで卵に絵を描き出した。熊本のは、顔が思い出せず、へのへのじゃねぇや、「くまもともへじ」になっている。そして、サネイエの似顔絵はバカにできがいいのだが、ふせえりがうけとりぎゃあああ。「なんでゆで卵」「私たち警察官の卵でしょ」。ふせえり「たまごじゃないよ、りっぱなせーけんだよ」。なんだ、せーけんって。「成犬」???ポリをイヌって、いつの時代のことだ。w で、十文字乱入で、上記おさらいの展開に。
 で、警官隊踏み込むわけだが、これが本格アクション仕様。って、レーザー照準の赤い点点がタゲの額についていたのは、まさか「ぼくらの」のロボットのパロなワケねぇよな。逐一気になってくるのが、この番組のテンションの高さである。まあともかく熊本が、イノシシに似ている?――ごくふつうの?――主婦が誤射された事件について、解説。ここだけわざと説明的にやっているのが、また手抜きっぽくていいわな。毎回かなり細かく観察しているけど、趣向らしきものはみえねぇし。熊本の「誰のせい誰のせい」ってなんだよ!わははは。
 霧山が独り言仕様で詳細に説明するのだが、一宮一路、御厨まさえ・・・と名前がよくわかんない。意味があるのかもしれない。先週の、ニール・ヤングも、いつまでも若々しいロックやる人といううんちくを小馬鹿にするようなだじゃれが隠されていることに、あとで気づいたからな。つまり、「煮るヤング」ってことだろ。猟友会が、コンバットチームみたいなのが大笑い。犯人特定の手がかりである弾丸がひしゃげて、蛙君になっていて、それがレアものだというのも、なんか意味あるんすかね。w鑑識の椰子が、ここで趣味はママさんバレーという鍵を提示。で、三日月と霧山がおーまか村に出陣するが、ママさんバレーチームが、あり得ない速度でバスを追い越していった。やると思ったラサ、サインはVだか、アタックナンバーワンだか、わすれたけど、X攻撃炸裂。わはははは。霧山「X攻撃、マンガ以外ではじめてみました」。しかし、ママさんバレーで「世界を目指せ」ってなんなんだ??
 国生「ここは何もないところだから、女はバレー、男はイノシシ狩りと決まっているんだ」。わけわかんないよ。わははは。三日月「イノシシもバレーするんすか」。国生「やるわけねぇだろ。ばか。サッカーならともかく」。国生は、時効事件なんで調べていると質問するわけだが、霧山が趣味で捜査していると言う。国生「私は趣味なんてスルの大嫌い。趣味なんてろくなモンじゃない」。三日月「ママさんバレーは趣味じゃないっすか」。国生「アフォ。趣味じゃねぇよ。あたしたちは世界を目指してるんだ」。で、世界を目指すがちなママさんバレー→霧山が趣味とは思えない気迫と本気で捜査するという展開なわけだね。霧山の本気宣言に、国生「あたしゃ本気のヤツには協力するよ」。
 でもって、イノシシ鍋をふたりで食うが、「鶏肉の味」「ブタぢゃね?」で店の人に「これ何?」と聞くが、「それは鍋」。でもって、おすすめのイノシシカツを食うという、恐ろしい展開。え?カツじゃなく「カッ?」。要するに、おおまか=いいかげんということなんだろうが、駐在のおっさんが、男装の女性で、もうめちゃくちゃっす。「のどかだからおーまか村?」「失礼な。アフォ。こまかとなかまかが合併しておおまかになったんだよ。いーかげんだから、おーまかなんて失敬だ!」って、この駐在のモチーフは、小柳トムとか、いっせいとか、そっち系??もうついていけません。w霧山が「おーらか」といったら機嫌が直り、国生と一路の兄弟が、村には珍しい股ぐら一本スジな人たちで、「一本槍兄弟と言われていた」と語る。振り回すのが、フランスパンというのは、・・・まさかね・・・。うーん。思い出すのは、川隆也の朴念仁ぶりなわけだが。浮気話をする駐在「このあたりはなにもないところだから・・・」。超おーまか。それはいいが、三日月はなんで、フランスパンをパチったのか?
 時効管理課での会話で、サネイエ「おーまかですね」は、無理矢理つくった見せ場っぽかったけどさ、「おーまかだからおーまかむらなんて、熊本が熊本出身というのといっしょ」。「いやボクは熊本県熊本市熊本村の出身」と意味のない会話をしたあと、十文字が飛び込んできて、おぼれ死にそうになっていた人外=フランス人を助けた話。「ブラジャー」土佐犬でいたので、ブラ投げ込んだら、おぼれそうになったが、それは救命胴衣の意味で、パットがあって助かったということ。でもって、フランスパンや、駐在がフランスがらみネタをやっていた理由がようやく明示される。疑問に思うと説明されるという順序で、非常にわかりやすいつくりかモナ。と思っていたら、悪のりしてぱっとネタ→三日月貧乳ネタ→熊本だじゃれ(耳にぱっとつけて、白くまぁ〜)と、あいかわらず。まあともかく、今回はけっこう几帳面なつくりになっている。
 ここで、ミッシェル登場。村はずれの逢瀬を、フランス風の音楽にのせて語る。「私たちはここをパリと思っていた」。つーか、鼻が付け鼻なのが笑えるな。スパイダーマンがしゃびぃだったことの比ではないなどと思っていたら、鼻についての会話が入りやガッたのでぶっ飛んだ。「この黒い鼻は私の気持ち」ってなんだよ。w要するに、このミッシェルが、モテモテで、しかも殺された椰子が「趣味なんだから楽しみましょう」で、国生は「趣味なんて大嫌い」ということになる。けど、霧山がバレーチームにくると、国生そっちのけでカラオケスナックでオー盛り上がり。ここで、一本槍きょうだいのはなしになるのだが、スナックのママがなんで由紀さおりなの?ともかく、駐在→国生→由紀さおりと、話が講談調になってきているのはなんなんだぁあああ???
 一本槍の親が毒キノコくって、らんちき歌いまくり状態になったこと、ママさんバレーチームの歌いまくりも似たようなものであることなどをしゃべったあと、「一本槍になると言っても過言ではないのだ。・・・よろしくお願いします」。で、鳩時計。わはははは。そういうことでしたか。このあと時効管理課では、ふせえりとサネイエが漫才するわけだけど、三日月が小声でひそひそツッコミ入れていたのはまたまたなんかたくらみがありそうなかんじ。三日月は、うるさいといわれ、「しゅん」。で、熊本乱入で、「またやっているね、無駄話☆交通課のお荷物三日月君もいるね」。三日月「(´・ω・`)ショボーン」。熊本がひつこく「心の声」をパフォーマンスしていた理由は??
 で、のぞき魔から重要証言。って、のぞき魔って、医龍の木原じゃんかよ。なんか、キャラ決まりすぎてないか??ちょっと前までは、レミオロメンのPV@堀北真希でそこそこ二枚目していたのにさ。のぞき魔「他に楽しみがないから、のぞいていた」。のぞき魔は、実に一本槍な男で、疑われたら「私は正確な人間」と言い、うーんうーんうーんとパッション屋良していた。
 ワロタのが、ラブホみたいなところに迷い込んだら、ミッシェルがいて、イノシシ鍋のオバハンと逢い引きしていた。特命係長みたいなシーンを挟んで、例のバーン。え!と思ったら猟友会も誤射。あまり意味はなかったが、強引に推理は完遂。要するにX攻撃が、話の核心という大笑いな現実。ここから、急ぎ足でネタバレ。
 人間とは思えないスピードにも意味があった。つまりイノシシに間違えられる理由。イノシシの毛皮で猛スピードで走った。「よく調べたね。趣味にしては上出来だ」。なぜ、毛皮で行ったか?敵討ち。毛皮を、うたれた椰子に着せて、でもってうった。でも、誤射。ここで「蛙君」が証拠に。国生、「あたしゃバレーはプロ級だが、猟銃は趣味。だから趣味は嫌い」。イノシシの鼻を撫でると幸せになるというイタリアの言い伝えを信じていた弟は、鼻をなで続けて、鼻が白くなっていた。ミッシェルの鼻は黒い。霧山「ここがイタリアじゃなくて残念」。フランスか!w最後は、サネイエがちょっと長くネタふってひと盛り上がり。そして、熊本のシロクマぢゃぁで、ちゃんちゃん。しかしそれにしても、小さなパットであるな。w