時効警察:ツッコミのツッコミ

 たけしが、井筒和幸監督をバカ呼ばわりしたということだけど、まあ多分に東スポ的な要素はあるんだろう。有名な例としては、「ベンチがアホやから」とは言っていないらしいし。でも、「愛」をめぐる見解の相違はあるのかもしれない。一方は、お笑いの人だし、もう一方はよいこを天敵とし、それがらみでは目線高いことは否定できないし。マツモトがらみのこともあるから、いろいろ考えるところもあった。理屈としては、映画なんてぶっこわしてしまうぜ、CGつかおうが、お笑いだろうが、TVだろうが、マンガだろうが、使えるものつかって、べつにーいーぢゃねぇかよ、げらげらで悪いかよ、映画の理屈が脳髄にしみわたったよう逝ってよしなやつがよけいなことぬかすなゴルァ、みたいなほうが、かっこいい立ち位置だとは思う。でも、政治思想とかはどーでもいいけど、あまりかっこいいのも考えものだなぁとも思うんだなぁ。高橋伴明みたいなのとぶいぶいいわしていたような人が、「愛」でどういうふうにかっこよく踏みとどまるかは見てみたい。まあでも、「愛」なんて一言も言ってないんだろうけどな。つーか、これも興行的仕込みだったら大笑いだけどな。
 で、時効警察だけど、「TV映像が音楽するかわからないのだ」の巻かね。わははは。映像が「音楽の状態」かどうかわからないけど、ゆるさにヤニさがっていたような境位からははるかに遠くまで来ていて、無意味なやりとりがバカに心地よいということで、でへでへげらげらしているのは、笑うしかない。時効管理課からのメールによりますと、三日月の言った「余計なこと」にヒントがあるようだ。三日月のセリフとは、「ちょっと霧山くん、もう忘れちゃったわけ?前向性健忘症なんじゃないの?」「(突然バレーボールを出してきて)私のミラクル・アタックを受けることができたら、教えてあげる。へっへっへっ」などなわけだが、結局三日月は全部歌いまくり、さえずりまくっているようだ。三日月は言う。「今回の被害者の義理のお姉さんの御厨まさへは、バレーに命を懸けてる人なんだし!メルマガ読者の皆さんには結構気の利いたヒントになってるでしょっ?」。

ママさんバレー殺人事件:第7話「ごく普通の主婦がイノシシと間違えられるには、それなりの理由があったのだ!」

霧山(オダギリ ジョー)は、「イノシシ主婦見間違い事故 それとも殺人事件なのか?」という、どっちつかずの名称がついた時効事件を捜査することに。イノシシの里とよばれる“大間下(おおまか)村”で、村の猟友会メンバーがイノシシと間違って、イノシシの毛皮をまとった村の主婦・一宮理恵子(宮地真緒)を射殺してしまった事件だ。当初は痛ましい事故と考えられていたが、事件当日に理恵子の夫・一路(山中崇)が猟銃で自殺しているのが自宅で発見されたため、殺人事件の可能性も浮上したという。霧山と三日月(麻生久美子)は、さっそく大間下村へ行き、一路の姉・御厨まさへ(国生さゆり)を訪ねることに。亡くなった理恵子も所属していたママさんバレーボールチームの練習に命を懸けるまさへは、大らかでいい加減な人たちが多い大間下村の中では珍しくキッパリした性格。霧山が趣味の捜査をしていると告げると、まさへは「趣味で何かをやる人間が大嫌いだ」という。そこで霧山は、趣味とは思えない気迫と本気で捜査すると約束。やがて捜査を進めるうち、理恵子がママさんバレーのコーチ・関口ミッシェル(加勢大周)と浮気していたことを知る。さらに、霧山は誰かに尾行されているような気がして…。【脚本 山田あかね / 監督 安見悟朗】
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 ということなんだけどさ、メーリスで気になるのは、霧山「三日月くん、そこそこの笑いも取れないような余計なツッコミはいいから」三日月「そーゆー霧山くんの一言こそ余計なんじゃないのっ?」霧山「そのツッコミもいらないから。で?」というように、ツッコミのツッコミのツッコミ・・・みたいなループになっていること。これが今回のヒントなのではないかなどと思って録画を見始めた。