沢山美果子『「家族」はどこへいく』

 最近トルティーアをよく食べる。特に夜ごはんは多い。野菜がたっぷり入って、そして炭水化物は非常に少ない。ポテトサラダなどを多くはさんだり、マヨネーズなどを使いすぎるとあれだけど、工夫をすれば実に血糖値などにはよい食物だと思っている。努力が実ったのか2キロ体重が減った。しかし、なかなか30代の体重から20代に突入するのは、困難だ。まあ、甘いものとか喰ってるからね。平気で。それを膨大な運動量(町歩きと水泳)で補っているわけだから。正月は気をつけないと。
 で、いつものように今日もある街を歩いていたら女子高校生くらいの年齢のやつらが突然前にきて携帯で写真を撮りやがった。キャタキャタ笑っている。かなりむかついたが、にらみつけたら怯んでいる。そんな悪いやつらではなさそうなので、無視したが、ふり返ったら様子をうかがっている。田舎から出てきた人なんだろうか?佐世保では追いかけてきて、顔をのぞき込んだのがいるし、なにがあっても不思議ではない。「東京でアキバをみた、キャハ☆」みたいなメールでも送っているのかね。ただ、もめたら鯔背なあんちゃんかなんかが登場してフルボッコにされるみたいな、アキバ狩りだったら、パニパニパーティじゃないが、「ヲタク狩りはギザコワユス。」なので、すたこら立ち去った。真木蔵人の気持ちがちょっとわかった気もする。つーか、腐女子以外は立ち入り禁止とかにすればいいんだよ。w
 一気に年賀状を書き上げた。今年は住所変更したハガキなどは別にしていたので漏れはないと思う。問題は喪中のほうで、けっこうなくしてしまったりしていることもあって、毎年失礼してしまうことが多い。寒中見舞い・・・というお葉書が一枚も来ないことを祈りたい。例年のように、近況を文章化して、相手によって添え書きをする。よほど本の宣伝をしようかと思ったが、中には信じられない義理堅い人もいるので、やめておいた。中にはここをみている人もいるだろうが、その人たちはそんなには義理堅くない。
 バブルということもあったんだろうが、岡山の学生たちは自分たちのテキスト以外に、自分たちの先生が本を出したということで、買って郷里に送った人たちまでいるのだ。「うちの母親なんか五冊も買っちゃって」とか・・・。いまだにお年賀状をくれる人もいる。教養部のマスプロ授業にもかかわらずだ(というか、マスプロの場合ほんとうにやる気のある人しか、話しに来ないのだ。そういう意味で非常に効率がイイとも言える)。そういう人たちのおかげで、『性というつくりごと』という本は、岡山紀伊国屋週間ベスト10に入ったのだった。その本をいっしょにつくった沢山美果子さんから、本をいただいた。

「家族」はどこへいく (青弓社ライブラリー)

「家族」はどこへいく (青弓社ライブラリー)

内容

 少子化・高齢化・晩婚化が同時に進行し、DVや児童虐待、子殺し・親殺しのニュースが毎日飛び交うほど、家族がきわめて今日的な問題として浮上している。江戸期から現在までの家族の歴史を押さえたうえで、人口減少社会の実情など現代的な問題に迫る入門書。

目次

はじめに 金子 淳

第1章 家族の歴史を読み解く 沢山美果子
 1 一九八〇年代から九〇年代へのパラダイム転換
 2 近代家族と子育て
 3 教育家族としての「家庭」
 4 「家庭」という生活世界
 5 父親による近代家族批判の試み
 6 近世民衆の産むこと/産まないこと
 7 出生コントロールの諸相
 8 捨て子の諸相
 9 近代の捨て子と「母子心中」
 10 「子育て」の語の復権

第2章 戦後日本の家族はどう変わったか 岩上真珠
 1 戦後日本の家族の話をするにあたって
 2 日本の「家」と日本型近代家族
 3 家制度の廃止と戦後家族への胎動
 4 核家族
 5 女性の社会進出と家族役割の変化
 6 女性のライフコースの変化
 7 人口変動と家族
 8 人生と家族――個人化ということ
 9 家族との新たな対話――まとめにかえて

第3章 都市・家族・ネットワーク 立山徳子
 1 戦後家族の変化
 2 地域社会と家族
 3 都市空間のなかの家族
 4 郊外家族の誕生
 5 都市・家族・ネットワーク
 6 都市家族はどこへいくのか?――サービス購入とネットワーク構築

第4章 人口減少社会と家族のゆくえ 赤川 学
 1 人口減少社会は不可避
 2 少子化はなぜ問題か
 3 仕事と子育て(家庭)を両立すれば、子どもは増えるか
 4 出生率に影響を与える社会経済的要因
 5 人口減少社会の制度設計

第5章 都市化に伴う家族の変容 岩本通弥
 1 現代民俗学とその視点
 2 現代家族は崩壊したのか――そのリアリティーと現実
 3 家族内殺人の物語化とその〈まなざし〉――日韓の比較から
 4 都市化と家族の変容――実態の日本的特徴
http://www.seikyusha.co.jp/books/ISBN4-7872-3281-9.html

赤川さんも書いているし、来年度担当する共通科目の参考文献として活用させていただくつもりである。ありがとうございました。
 来年度は、女子大に来てはじめて共通科目を担当する。前から志願はしていたのだが、なかなかノルマがあって難しかった。私は教養部教員というアイデンティティを大事にしていたので、けっこうはりきっているのである。逆にいえば、きちっとテキストを勉強したいという人には、フラストレーションのたまる講義やゼミをしているんだろうなぁと思う。今の三年生はしょうがないけど、次にゼミをとる人は再考した方がいい人もいるんじゃないかと思います。