「先生英語読めるんですか?!」

 今日は午前中は社会学史。ジンメルについて話す。得意ネタ二つ。ニスベットのSocial Bond 論を下敷きにした化学のアナロジーとしての創発論と、それを利用したジンメル形式社会学の説明。ニスベットは『社会学的発想の系譜』がもちろん一番大事な本だと思うんだけど、まあ講義で説明するには原題がSocial Bond であるところの『現代社会学入門』がクリアだと思う。これは実は生まれて初めてやった岡山大学での講義のテキストだった。パンキョーなのにルプレーからざーーーっとやったんだから、情熱だよね。で、ニスベットはいわゆるネオコンの系譜の人なんだろうけど、非常に社会学の定義が明解なことが特徴だと思う。これと姫岡勤『社会学』で、講義の背骨をつくったことを、ここで言っておくことは一定の意味があると思われる。まあそんなうんちくは講義ではしない。「社会化の形式」を説明しようとしたジンメルのライトモチーフをくどいくらいに説明した。でそのあとは、これまたおきまりの流行論。「歴史背景+基本モチーフと枠組み+自分が学んだこと」をワンセットにしているから、これでいいんだYO!っつーことで、まあ例解もしやすいし、けっこう手応えはあった。
 そのあと病院で定期検診して、速攻ひきかえして3年ゼミ。ブログで話題になった椰子らが来ていない。日サロなぜかいない。かっこはドキュソだが、あまり授業は休まない。教職関係だったかなぁと思う。「アホの構築」の例とした鱸も来ておらん。まさか例にしたからではないと思うけど、「テキスト(『21世紀の現実』)最終章あててやる」とゆうと、「パワハラじゃない」。対して「パワハラとゆうのはアホハラじゃない」などとやりあうというわけわかめな展開。まあウケル椰子である。あてたらどうなるかな。最終章。まあある程度やってくるだろうね。他の章もそこそこやったわけだし。それはともかく、「うぜーよinainaba」いりくらがいないことは、話題にならない。まあ学祭シーズンだからしょーがないかと、無理矢理納得する。
 中休みで歓談中「来週休みだよね」という話になる。「馬路ウソだろ」といい、カレンダーを確認して、やっと納得。岡山時代にこの手で休みでもないのに休みにされたことがある。「授業もう終わり」と言われて、終わって帰ったら、まだ30分以上あったこともあるし。ムカツクよな。で、相談したのは二年生向けゼミ紹介の話。今年は、日サロたちが逝く。ゼミ幹事だから。たぶん『エッグ』にキメて逝くんだろうな。面白すぎる。もう一人は、℃迫力のロックンローラー。言ってみれば、マンバ&パティ・スミスというあまりにパンクな組み合わせなのである。
 今の二年生はけっこう真面目な椰子らが多い。だから、初心に帰り、ゴシゴシやってみようかなぁとも思っていて、「来年は英語の本でも読むかなぁ・・・」と言ったら、「ビビらして、少なくしようという魂胆?」などという話も出た。そうじゃない。かなり真面目に考えている。そしたら、「だけど、先生英語読めるの?」と出席皆勤賞な椰子がききやがった。まあ、ここで「A little」とゆっても、うけるわけないので、「まあ読もうと思えばちょっとな」などと答えた。馬路馬鹿だと思われている。かなり笑った。表情を突然変えて「馬鹿にするな!!」と恫喝して反応みようかと思ったけど、万一ビビったら困るので−−ビビルワケねぇだろうけど−−、NEETがなんの頭文字かなんて、ネタふって、employmentとか、ナイスめかした発音でゆってみた。みんな「馬鹿じゃね?」って顔をしている。「(・∀・)イイ!!。馬路ダゼこいつら。笑えすぎ」などと思い、これからもそれで通すことにいたしますた。って、読んでいることを承知で、ここに書いた意味はなんだろうねぇ・・・ほほほほ。まあ、アホ疑惑の鱸はこういうところで「グッジョ!」とまるでネイティブのような発音で言える椰子と私は思っている。