平野貞夫『わが友・小沢一郎』

Swoon (Dig)

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 Lisa Miskovskyネタを調べているときに、精通ぶりに感嘆したひさしさんという人のブログをみると、リコメンドとか載っていて、タワレコひやかしはもちろん、ネットサーフも、MTVひやかしすらもめんどくさくなっている今日この頃において、なかなか助かるものがございますです。なんかプログレならここ、ガレージならここみたいな、ブックマークみたいなののまとめサイトが発見できないかと思って、適当なのに逢着しない今日この頃非常に助かるものがありますです。
 大臣の顔ぶれも決まって、サプライズもへったくれもない、考えによっては人事の団十郎もぶっとびな堅実でおもしろみのない人材配置みたいにみえないこともないのだが、戦略なんちゃらに苛癇が配されていて、郵政どうなっちゃうのなところに安穂野香仕様ゲーハーカメ、法務がアムネスティで、ktkrなナガツマと、なんかある意味すごいのかもしれないというか。まあそういうことで、一冊くらい、原稿からの現実逃避に本でも読んでみようかと思っていたら、あの平野貞夫さんが本を出したということで、とりあえず読んでみることに。

わが友・小沢一郎

わが友・小沢一郎

【書評】『わが友・小沢一郎平野貞夫著 2009.8.16 08:46

 剛腕、壊し屋のイメージがついて回る小沢氏だが、長年の付き合いで「側近中の側近」である著者が「報道されてこなかった真の小沢像」を描いた。話は5月の民主党代表辞任から始まるが、小沢氏は「代表を続投して総理になろうと思えばなれたが、政権交代のためにあえて身を捨てた」という。3月の公設秘書逮捕も、著者は「政権交代をさせないための悪質な検察権の乱用と自公政権の共同作業」と分析。これまで小沢氏が政治活動で受けてきた「誤解」について、秘話を交えつつ「真相」を描いており、「小沢像」が一変するかもしれない一冊。今回の衆院選は「小沢氏に政権を任せるかどうか」の選択でもあり、選挙前必読の書といえそうだ。(幻冬舎・1575円)
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/090816/bks0908160847011-n1.htm

 岡田の件とか、書いてないのはもの足りない、みたいにゆっている人もいるけど、とにもかくにも一番パワフルに駆動している部分の掲げている理念がどういうものか、みておくには、役にたつことは間違いないと思う。書かれたのが選挙前というのが、けっこう驚きだ。
 高度成長からバブルにかけて、あり得ないくらいの分け前にありついて、それはまあ一種の麻薬吸っちゃったみたいなもんで、完璧キマっていて、一億総ラリP状態になっているけど、現実はトホホ本舗であって、そんな贅沢させてばかりはいられない、とりあえずセン引きして、節約節約っていうことになっていて、でもさ、そんなこと言うなら、お上はどうよ、省益だかなんだか分からないけど、縦割り配分したら、余ってても絶対他には回さないみたいなのは、もう許される時代じゃない、みたいなことは、たしかに政治主導でやって、かつ族議員システム引きずっていたら解決しないわけだし、必要なところに必要なだけ、そして節約したところには応分の執行権を必要に応じて、みたいなシステムで、ビシッと筋道とおしてくれたら、まあそれなりに面白いと思うけど、麻薬吸ってキマっちゃっているンじゃどーショーモネェかもなぁ、とも思う。自民は自民で、せこいことしてないで、張り切ってやっている連中を利用して、汚れ役やらしちゃって、利用価値がなくなったら、とってかわってやるみたいな捲土重来が必要じゃないのかな。まあ、ノリPに投票しに行って、びびってできなかったアテクシが言うことじゃないけどね。