ゼミ選び

 あすは3年ゼミの希望届けの最終日だ。ゼミ紹介で「論より証拠、百聞は一見にしかず、見に来るしかない」と言ったらしく、4人の方がいらっしゃった。1人は、すぐに退室され、2人一時間くらいして退室され、残る1人も一緒に退室された。蕎麦に座っていた学生さんの話だと、「よけい迷っちゃった」と言っていたらしい。来られた4人のうち何人来るか賭けでもしようかと言ったんだけど、みんなにアホラシィ、みたいにシカトされた。
 プールから帰ったらメイルが来ていた。「自主性を重んじるから、なんでもできますよね」みたいな。このメールを読んで、「迷っちゃった」という意味が、なんとなくわかった。つまり今日は卒論指導の手始めで、「ワシの気に入った重点テーマをすると、熱心に面倒見る」とかゆったからだ。もちろんこれは冗談で、授業中「あたし、先生の気に入るようなテーマを選びます☆」と言っていたのが、授業終わった後に「難民法やりたいんすけど」って、しゃあしゃあと言いに来やがった。まあしかし、このようなカンジが、っぽさがよく出ている気がしたりする。噂によると、なんか今年はうちのゼミはけっこう希望者が少ないんじゃないかというんだが、というか、けっこう他の先生のサバティカルのこともあり、迷っている学生さんが多いらしい。
 あまり役に立たないかもしれないが、一つアドバイスをしたい。迷ったら、その先生の書いた本や論文を読んでみたらいいんじゃないかと思う。まずその先生がどんなものを書いたかを調べる。本を手にとる。あとがきなんかは一つのポイントだろう。書き出しや、結論、注の付け方などに人間性は表れているはずだ。なるべく無機質に書く人もいる。図の多い人もいるし、論理の強靱さに特徴のある人もいる。私みたいにトッ散らかったのもいる。書いてあることがしっくり来るか。これともうひとつ、授業を聴いたときの直感みたいなものも重要だと思う。なんかあんまりそういう感じで選んでない気がするんだなぁ。逆に著作を読んで、編入してきた人もいる。で、卒業の時「来てみたら、こんなんだった」と言ったので、申し訳ないと思うと同時に、笑ってしまった。
 みなさんいい選択が出来ますように。それ以上に重要なのは、希望用紙は時間通りに出すということだ。一秒でも遅れたら、希望は通らない。卒論の場合は留年だ。思い出すのは数年前、2年ゼミとってたアバウトなのが、出し遅れて、最もシビアなゼミに行くしかない状況になった。ウチは溢れていたわけではなく、定員ちょっきりだった。ルールはルールだが、受け入れるなら認めてもいいと皆様はおっしゃった。本人が、もう真っ青な顔で、ヌラッとあらわれて、ビビって入れてしまったが、そいつが携帯で卒論入力できないかと言った奴です。悲喜こもごもの季節です。
 というか、次のニュースを見て驚いた。これはメーカーの責任にするのは気の毒だと思う。たしかに3人なくなっているというのは、問題があるからだと言われてしまうかもしれないが、注意義務を怠ったわけじゃないからねぇ。

  足裏用のローラー式電気マッサージ器の布カバーを外し、首をもむために使ったため、衣服が巻き込まれ窒息死した事故が約10年間に3件発生していたことが16日、分かった。製造した的場電機製作所(埼玉県川越市)が厚生労働省で記者会見し明らかにした。


 このマッサージ器は医療機器として承認を受けており、同省は同日、業界団体の日本ホームヘルス機器協会に事故を伝達。正しい使用法を呼び掛けるよう注意喚起した。


 同社によると、事故が起きたのは1986年製造の「アルビシェイプアップローラー」。83年から90年まで約42万台が製造、出荷された。3件とも専用の布カバーを装着せず、首へのマッサージ用に使い、衣服を巻き込んだという。説明書には「足裏用」と書かれている上、カバーを外して使わないよう明記しているという。 
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=697869&media_id=4&m=1&ref=news:right:noteworthy

 しかし、そんなにクビを揉みたくなるような足裏マッサージ器なんでしょうか。教え子で医者になった人に、急患で来る人たちの話を聞いたことがあります。いろんな変わった急患があるらしいです。なかには男性でにょーどーにありえないものつっこんでとれなくなったというようなのもくるらしいです。鉛筆なんかも多いらしいですが、そんなもんいちいち「・・・・に入れないように」とか注意していられませんしね。