『聖☆おにいさん』を読む

 ショーパンに麒麟田村が出ていて、くりぃむナントカとかとはちがうから、新人アナの前でいちびってかえればええわ、というカンジの田村@大金持ちが、テキトーに流していたら、質問重ねて、次長課長河本の明大前ネタばりの麒麟田村の暴露ネタを、ショーパンがパフォーマンスしてみせた。要するに、神戸のマキちゃんというのが、BMWに乗って田村の自宅にマッサージに来る、というわけだ。
 ペケポンのでぶすけこと柳原可奈子が、タカトシのトシに鬼ハアトなのではないかという疑惑。なにかというと、ことあるごとに、トシにじゃれつき、アイコンタクトをする柳原の映像がながされる。有田「トシ、責任とれ。視聴率がかかってるんだ」。タカ「いいともでアルタのトイレから二人で出てきた」。上田他「長年つきあった彼女捨てるのか?」。トシ「すてねぇよ」。柳原ブルーな表情。トシ「女の表情するな!」。このあとも、さんざんいじられていた。
 卒業間際になって、4年生の諸君といろいろ話す機会がたくさんあり、みんなそこそこにヲタっちょい嗜好をもった椰子であることがわかってきた。だったらもっといろいろ教わっておけばよかった、と後悔先に立たず。こちらは、あまり知識がないので、あれそれ会話は苦手ではあるのだが、なかには、某社のマンガ編集者のように、感覚的に面白いことを言うのもいるわけで。何かおもしろいの教えてちょうだいよ、とゆったら、卒論面接の時に、合宿コンパの仕掛け人が緊張ほぐしに回し読みするために持ち込んだ『聖☆おにいさん』がすごく面白かったというので、買ってみることにした。
 久々に吉祥寺のルーエに逝く。二階に上がったら、マンガがない?え?と思って聞いたら、三階になったという。階段を上がると、なかなかのヲタクスペースになっていた。とりあえず一回りした。マンガを買うのは久しぶりだ。サイバラ以外は、ずいぶん買っていないし、読んでもいない。考えてみると忙しかったんだなぁと思う。一通りひやかしたら、エッジコミックスというコーナーで足が止まった?何それと思ってググったら、「フェア協力店舗にて、3月上旬より、現代漫画界のエッジを疾走する選りすぐりの作品群をプッシュアップします!」とあったから、そんなもんなんだろう。近藤ようこ魚喃キリコ などもあるので、けっこうポピュラーなものもエッジコミックスなわけだろう。なかには、変態少年なんちゃらというのがあり、立ち読みしたら、実にツボな一面はあったが、レジに持参する勇気はなかった。一応魚喃キリコの短編を買う。

魚喃キリコ短編集

魚喃キリコ短編集

 そして、売れ筋のコーナーに平積みになっていた『聖☆おにいさん』を買い、ジムで泳いで帰宅して読んだ。ブッダとイエスが立川でというわけわかんねぇ設定ながら、なかなかのリアルになっちゃっているわけで、ありえねぇほど斬新なギャグセンスと、そしてそれをマンガという表現にしている画力、絵のリズム、呼吸、間合い(このへんのターミノロジーはめんどくさいから、専門家のものをみればいいわけだろうから、保留するが)なんかは、斬新で久々に激笑った。ブッダの額のポッチンとヘアスタイルとニルヴァーナのTシャツをみると、数々のギャグが連鎖して、笑いがとまんねぇよ。わははははは。問題はこれは若い椰子らはどのくらい読んでいるのだろうかということかもしれない。
聖☆おにいさん(1) (モーニング KC)

聖☆おにいさん(1) (モーニング KC)

 しかし、世界二大宗教をカバーしている聖☆おにいさんであるわけだが、もう一人のおにいさんも描きたかったのかもしれないが、さすがにそれだと、処刑命令とかでてしまったりするんだろうね。逆に、二人のお兄さんについてはよいのだったら、けっこうもう一人系の国々でバカウケだったら笑える。そっち方面のジョーク集というのを最近かなり読んでいる。というか、世界中のジョーク集があるんだよね。しかし、こういうのって研究しちゃうとクソ面白くもないのはなんでなんだろうか?まあそれは、メディアもサブカルもなんでもそうなんだけど。