卒論面接と非常勤授業評価

 31日は卒論面接最終日。教員のほうも熱が入りすぎたのか、副査の先生の矢継ぎ早の質問に2名泣きが入った。もっとも一名は、邪悪が売り物ということもあり、「演技じゃねぇのか?ごるぁああ」と私が言ったら「ニコッ」っと笑って、そのあとまたひとしきり・・・「芸細かすぎ」と言ったら、「これはガチ泣き」とかゆっていやがった。もう一名は、収まったあとのまとめで、「来春就職したら・・・」と言うので、「今春じゃね?」と指摘したら、フリーズしていた。フルボッコになってもニヤニヤしているのもいれば、いろいろいるもんだと思う。矢継ぎ早の質問の多くは、いいところを引き出すために副査の先生がしてくださったものなのだから、よく噛みしめて、今後に生かしてもらいたいものだと思われる。
 打ち上げは、屋台の貸し切りが一次会。沖縄料理で、チャンプルーその他非常に美味かったが、なぜか一番の評判はマンゴージュースだった。二次会は、お茶漬けバー。スタンド形式のお店で、ずーずーとゆうんだが、他所にもあるみたい。かるく呑んで、お茶漬けみたいな店だが、料理も非常に美味しかったですね。吉祥寺のこのあたりの店の場合店外呑みが制限されているので、私的にはちょっと残念な部分もある。卒業旅行というか日帰り企画は、横浜中華街のはずだったが、はとバス派も根強く、また私が提起した月島ももんじゃ+江東水上ラインもけっこう支持者がいるので、なかなか決まらない気はする。東京タワーも含めてツアーをするなら、マイクロとか大型タクシー(8人くらい乗れるの)を確保するという力業もあるのだが、教員は黙っておくべきかとも思ったりもする。
 2月になった。新居昭乃コンサートのチケツが届く。そのあと池袋セントポール大学から、教員評価の結果が届いた。五段階で3点台が多い。2点台がちらほらする。平均値がわからないし、サンプルは55なので、直ちには判じがたいが、あまりいい数値ではないのではないかと思う。
 4点台は一つ=出席した。1点台もあって、予習復習。まあこれはそうかなと思う。準備をして事後学習もしたという質問も2点台と低い。シラバスもどこの大学でもポイントが低いのだが、ここでも2点台だった。授業の進め方についての質問についていえば、話し方や授業の量については3点台だが、授業内容の明確さやねらいなどは2点台だった。あいかわらず板書が見にくいというところは、2点台だ。視聴覚教材は使っていないから、2点台はあたりまえだが、0点ではないのは最後にみたビデオ教材によるのだろうか。授業で得ることができたものについての評価は、3点台なので??と思ったが、テストを前にした自負なのかもしれないと思った。ただし、「自分で調べ、考える姿勢」というのは2点台だった。予習復習とここをどうにかするというのが、私の課題であることを、アンケート結果は示している。授業の全般的評価に関するいくつかの質問は、3点台がならんでいるが、好き嫌いが分かれるというのは、他校といっしょだと思った。
 で、ザッツお楽しみコーナーのフリーアンサーだが、「教師と生徒との距離が近い。ファンキーな教師で生徒に積極的に話しかける/早口で何を言っているのかわからないときが多々ある。内容が難しすぎる上、話を理解できない」というのが一番笑った。同じやつが書いているんだから、笑えるんだよな。本務校に比べれば、よそ行きの授業をしていたつもりで、禿げたぢぢいにファンキーはねぇだろ。w 早口ではないと思うんだけどね。むしろ滑舌の問題じゃないかと思う。「プリントの字が小さすぎる」。この大学は、事前にプリントを依頼するか、あるいは当日早く来てプリントを刷らないと、混み合ってどうしようもないので、自分の大学で私費でコピーをとってくるのである。よって、小さい印刷になってしまうのである。ご容赦を。一番笑ったのは、「雑談が授業の内容にあっていて・・・」。そんなことをゆってくれた人ははじめてだ。今まで一人もいない。肝心の授業の理解が、インパクトのある雑談で吹っ飛ぶというのが定評なのだ。そして、まじめな概論の授業で身の回りの例を用いただけで、すわ!雑談だ、授業じゃないというような椰子もいる。そんな、小まじめな即断を下すような輩に聞かせてやりてぇよとか思いつつも、なんとなくほめ殺しっぽくも思ったりもした。