アマゾンから先だってメイルが来て、行方昭夫の『実践英文快読術』が出るから予約してちょ、という内容でした。前著の加筆刷り直しかと思いきや、姉妹編で実践編ということで、上田勤『英語の読み方・味わい方』まで買った私といたしましては、買わないわけにはいかない一冊であります。著者の「話せないやつは読めてもいない」というヒリヒリするような一言を反芻しながら、知的刺激に富んだ時間をもつことができました。
- 作者: 行方昭夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2007/12/14
- メディア: 文庫
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内容
英語再入門を志したいけれど,文法書をひもとくのは億劫──.そんな人が,「涙なしで」英語表現を学べる1冊です.第1部では,よく使われるにもかかわらず日本人が誤解しやすい表現を解説,第2部ではイギリス人男女の愛のもつれを描いた喜劇をまるごと読み,英文を正確に読む実践をします.楽しんでいるうちに力がついてきます.
岩波書店HPより「まえがき」抜粋
本書の第1部「基礎編」では「きちんと読むためのチェックポイント」として,英文法,辞書,多読,会話など快読に必須の情報をエッセイ風に述べました.一般の文法書などで見逃されていること,あるいは十分には説明されていないことを分かりやすく解説してあります.第2部「実践編」では,今述べたように『私生活』を読み味わいます。
http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/6021290/top.html
- 作者: 上田勤,行方昭夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1990/04
- メディア: 単行本
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本日は卒論提出〆切日でした。昨日は行かないつもりでしたが、委員の先生から声がかかったので、提出場所に手伝いに行きました。今年は、〆切り寸前ダイブのようなことはなく、比較的落ち着いた提出風景でしたが、それでも学科の人で直前になって出した人もいます。直前派は二つあるような気がします。一つはヘルプの友達が、アセアセしているのに、本人はのんびりやっているというタイプです。教師二人で逆ギレしそうになっても威風堂々で、まあ大物といえば大物と言えるかもしれません。もう一タイプは、完全にテンパっている人です。今日も手が震えている人がいました。震えるくらい臆病なら、どうしてもっと早く出さないと言いたいところですが、まあ権利は権利ですから。社会学科は全員無事に出すことができました。これで三年連続で、やはり注意すれば、不幸な事態は防げるのだなぁと、あらためて実感しました。
そのあと用事で池袋へ。中野から池袋から、歩く計画を立てました。中野通りをまっすぐ行って、哲学堂右折で、道なりに目白方向から、手前で北上し立教大学前から、池袋というコースで、5キロちょっとなら、さほどきつくないと思ったのですが、まっすぐなかの通りを行けばいいものを、裏道に入って、もそもそ動いていたら、沼袋に出てしまうという大マヌケをやらかし、東へ進み、アップダウンくりかえしながら、へろへろになって、目白通りまでたどり着いたのですが、もう完全に戦意喪失で南長崎四丁目付近から、バスに乗ってしまいました。帰りは、高田馬場から早稲田通りを通り阿佐ヶ谷に抜けるというコースを歩きました。合計で10キロは超えていたと思います。帰りは深夜だったので、帽子をかぶっていても寒風がしみわたり、ちょっとやばいなと思ったので、タクシーに最後は乗りましたが、吉祥寺まで歩こうと思えば歩けないこともないかなぁと思われます。
学会で刺激を受け、ホネットの本を何冊か頼んだうちの『物象化』が届きました。そのうち誰かが訳すだろうと思いつつも、手にとってみたくなったわけです。機能主義の魔性と、新保守主義の魔性のあいだで、ぶざまであることを覚悟しなければならない批判理論がどんなことになっているのかは、学会などでもチラ見したわけですが、自分なりに確かめてみたいものがあります。
それはともかく、わたしのどーしようもない授業のおかげで、沈滞していた文化社会学の人気なのですが、今年の担当者が充実した授業をしてくださっているおかげで、文化社会学の株が急上昇といったところです。問い合わせとして、「ケースケのゼミはないの?」みたいなのがあります。「ない」とゆうと「爆(´・ω・`)ショボーン」。私が「どこがいいの?」と聞くと、「ケースケはおちゃめ」「堤真一くりそつ」とか、ものすごいことを言っているので、おまいらなぁそういう問題じゃないだろごるぁと思ったら、プリントも、授業内容よろしいらしく、個々人のカルテみたいな連絡帳みたいなのにコメントを書くと、添削して返してくださったり、行き届いた授業をしていただいているようなのです。何人かに聞きますと、かなりの受講者が熱心に聞いていることがわかりました。で、その辺は感心しつつも、ついついやっかみで「オレとそんなに年齢ちがわないんだぜ」と申しましたところ、「エエェェェ、伊奈のくせに」。はははははは。もう脱帽するしかない言語感覚に大笑い。こりゃ人気はホンモノでしょう。