卒論〆切り一日前

 卒論〆切り他いろいろやることがあり、立教の非常勤に遅刻してしまいました。間に合いそうもなかったので、石神井公園までタクシーで行き、で、江古田まで西武線、そこからまたタクシーがはやいと思いきや、JRでベタにいって、池袋から歩くほうがはやいくらいで、なんともにんともでした。しかしどこの学生さんも雑談は聞いてくれるのに授業は寝ているのは、困ったモンです。立教のほうは、雑談したらみんな目がぱっちりだったのですが、成城では二名爆睡していて、授業終わっても起きないの。一人は友人が起こしたら、寝起きの不機嫌炸裂しかねないという勢い。そしてもう一人は、声をかけたくらいじゃ起きない。電気消して帰っちゃうかとか言ったんだが、閉じこめられたらシャレにならないので、何度も何度も傘で机を叩いて起こしました。起きたところで、帰ったんだが、また寝てないか心配。
 先週は10キロ弱歩いたということで、今週は気合いで成城から女子大まで歩いて帰ることに。最近歩きまくっているので、かなり歩くのが速くなり、成城から祖師谷公園経由で千歳烏山へ。そこで日本蕎麦を喰い一休み。おなかが空いていたし、卒論指導で寝不足なので、休憩が必要と思ったのです。そこからバス道路沿いに牟礼へ。なんかなれている道だと、早稲田通りほどの疲れはなく、すぐ着いたかんじ。しかし、ここからがきつかった。牟礼はよく道がわからず、三鷹台に出るつもりが、新川に行きそうになって、引き返したら、また人見街道に戻っていて、ジグザグに歩いているうちに久我山に出るはめに。最短距離を3往復した感じ。そこから、井の頭通り、五日市街道二つ目交差点から、西荻駅、女子大通り経由女子大。結局疲れはこの前と変わらず。一休みして、気合いの3000メートル泳でしめたら、やはり体重がけっこう減っていました。いよいよ目標に近づいてきました。
 今日は卒論の〆切り一日前ですが、うちのゼミは無事全員提出しました。昨日も今日も朝方まで添削原稿とコメントをやりとりし、必要に応じて電話指導と、エマージェンシー状況オタクなアテクシといたしましては、ついついノリノリで指導をしすぎた傾向もありますが、こういう緊張感は実にいいものがありますね。卒論の理論構成や理論展開、つまりは見出しの指導などをすることは、なかなか想像力の活性化にはいいもので、楽しいことこの上ないものがあります。楽しさだけを感じるのは、おそらくは私が、細かいアラにいらだたない、つまりはアバウトで、自分も誤字だらけだからかもしれません。
 明日は最終日ですので、血が騒ぐものがあります。締め切り直前に事務室の前で、ボランティアで手伝いをしたりしたのですが、昨年社会学科と勘違いして、他学科の学生の製本を手伝い、しかもちょっと紙が切れてしまって、心理学科の主任に懺悔したという経緯もあり、自粛しようかと思っています。
 それはともかくとして、今日は昼前に大学に来て、製本のお手伝い。みんなテンパってるから、手ががくがく、頭真っ白で製本できないから大笑い。というか、それを嗤いながら手業をみせる満足感はまた格別です。なんでこんな過保護なことをはじめたかというと、前にかなりしっかりした人に、てめぇでやれといったら、一晩かかって製本ができず、これが信じられないほどのバカなやり方(をしていた溝に原稿をはさむわけですが、隅を入れてすべらせればいいのを、一気に全部を入れようとしていた)からで、まあそのくらいはやってやってもいいかなというか、これもまたおばさん感覚だと思います。一日前でこれだから、最終日なんかは、もうまともに製本できないわけです。
 うちの大学は、就職がどこに決まっていようが、〆切りに出さないものはすべて失格です。やはり最悪でも3日前にだすみたいな気持ちが社会に出てからも大事だと私のようなちゃらんぽらんな人間も思いますし、これは正しいことだと思っています。遅れる人は、ほとんど例外なくまじめそうな人が多いように思います。最後までまじめに考えてやる。すべて自分で抱え込む。最終日だし、学校に行ってギリギリまでやろう。そう考える人で、大学のパソコンルームは満員です。家がVistaだったりすると、大学でファイルが読めないこともあります。無事に読めたとしても、そして作業がギリギリ間に合ったとしても、プリンターは数が少ない。みんな一生に「印刷コマンド」。出てくるのには、普段よりも時間がかかる。・・・こういうパターンが多いと思います。パソコンルームのほうから走ってくる人が多いですから。3日前が最終日と考えるだけで、ミスは防げると思うのですが。