難波功士『族の系譜学』

 本日のコンバット。川島サスケ監督葬儀。秋山新太郎「悔しい」。石井元気「悔しい。なんで」。松岡シュウゾウ。「悔しいです、とにかく悔しいです。なんで、世界水泳みないの。テレ朝完璧負けね。スケートのフジ大勝利。テレ朝大負け。フェルプス呼んでやるから、もう一回やらないか。テレ朝。おい、テレ朝。聞いてるのか、テレ朝」。わははは。仁義無用路線ついにはじまったか。で、コントの主役乗っ取り。コント界のブラックジャックによろしこ?EE男山口。山口のキャラは、ラッツアンドスター女装状態。つーか、秋山と石井、間も何もないと思ったが、そうでもねぇかな。ホイットニーくらいかと思ったら、ライス国務長官。口を大げさにしていたのだが、そこのマネだけで、目を見開くのでもけっこう面白いと思うけど、ライスといえば、やっぱりマッコウクジラのようなおでこだろ。おでこといえば、ホルスト・シュタインか、ライス国務長官だろ。タカアンドタモのおでこは、その点よくできていて、はたして出ました、ぺし。w
 で、今日は一日原稿書きでした。受験勉強や大学院受験や修士論文のときなどは、横浜市立図書館で一日8時間以上座り続け、トイレもあまり行かなかったこともあるんだけど、やっぱり夢中になるとまだまだできますね。大学に入ってからは、筆がのらないときは、よく散歩をしたりした。女子大も散歩にいいところはいろいろあるんだが、放し飼いの珍獣のようだといわれるので、やめてしまったよ。研究室のテーブルを折りたたみ式二つにして、ホワイトボードも入れて、調査結果などがまとめやすいようにしたのだが、おりたためるので、研究室の中をうろうろできる。しかも、ホワイトボードに落書きしながら、考えられる。ブラックボードティスカッションはそこそこ盛り上がるわけだが、これからは多少は教育機器の練習をしないといけないかもしれない。嫌いなんだけどね。機械は。さて、昨日難波功士さんから、本を送っていただいた。ありがとうございました。

族の系譜学―ユース・サブカルチャーズの戦後史

族の系譜学―ユース・サブカルチャーズの戦後史

BOOKデータベースより

太陽からみゆき族、暴走族、アンノン族、クリスタル族などの「族」の系譜をたどり、オタク、渋谷系、コギャル、裏原系へという「族から系への転換」を見定めて、若者文化の変容を照らし出す戦後史。

目次:

第1部 「ユース・サブカルチャーズ」へのアプローチ(研究の系譜
諸状況としてのユース・サブカルチャーズ)
第2部 戦後ユース・サブカルチャーズ史(太陽族の季節
みゆき族というストリート・カルチャー
‘Youthquake’とフーテン族
旅するアイデンティティ、アンノン族
暴走族―モビリティとローカリティ
クリスタル族―クラスとテイストのセクト
おたく族からオタクへ
族の末裔としての渋カジ
しぶやけいというテイスト・ジャンル
コギャル、ジェンダー・(アン)トラブルド
裏原系という居場所)
第3部 結語
http://books.livedoor.com/item_detail&category_index=2&isbn=4787232738.html

 上記のような事情で、めくったくらいだが、忘れないうちに書いておかないといけないと思ったので書く。まず考えたのは、南博氏が提唱し、市川孝一氏などが継承している社会心理史の著作として、考えることもできるんじゃないかなぁということ。難波さんは、たしか日本史専攻から出発した方だったと思うし、しっかりした学問的基礎があるんじゃないかと思うし、また広告代理店にいたはずだったからことばの繰り出し方は、センスいいよなぁと思うことがけっこうある。しかも、どこかで読んだんだが、広告代理店というところに勤めたら、そこにいる東京出身のオタク系ともなんともつかない椰子らの物言いに何となく違和感を感じ、ずっといるところでもないかもしれない、みたいなことを前に書かれていて、そんな人だから、センスの良さみたいなものとの距離のとり方が、心地よく、私のような者にも素直に入っていける。
 文化を主題とする研究者は、来歴などは言わないことがいいのだみたいに、顔に書いてある人が多いのだが、この本は、あとがきに私社会学的な記述があり、私のような関心の者には、非常に興味深いものがあった。しかし、岡山に同じ名前の知り合いが多いので、てっきり岡山のご出身だと思いこんでいたのだが、そうではなかったのですね。
 ジンメルのような小太刀の冴えもさることながら、かつてサブカルチャー研究をした者――私の場合、羊頭狗肉といわれたし、某ブログには「紛らわしい書名つけんなよごるぁ」とかいわれちゃったわけだけど、そんなアテクシ――からしますと、「ユース・サブカルチャーズ」と、ことばを冠して、かつ複数形でサブカルチャーということばを用いているところには、注目せざるを得ないし、山田真茂留さんの議論を始め、いろいろな議論と実りある討議がなされるとよいなぁと思う。
 これを基礎に、「族から系への転換」を、きゃっちぃなコピーであらわし、新書でも書いたら、すげぇ売れるかもしれないと思うが、まあ私の言うことはあてになるわけもないからね。wそーいや、若者論の次なる新書は?という話になって、それは、これまで猿バカけもの、脳が違う、人間じゃなと来たわけで、じゃあ次は「氏ねばいい若者」じゃねぇかな、という、ブラックのつもりのネタ言って、一同どん引きだったし。
 至らぬ紹介で済みませんです。