上野洋子DVDと授業評価

 うれしいことにCDに引き続き、上野洋子のライブのDVDが出ることになった。「どうだポップだろ」「どこがポップ?」などというやりとりや、仙波清彦のおちょけたドラムソロとかが入っているんだろうかなどと思いつつ、難解超絶技巧のほうへほうへと誘い「易しくしてやんねぇよ」とあかんべーした上野一夜のひと盛りの模様を思い出しながら、今からワクワクである。発売は4月下旬らしい。まだ、アマゾンでも予約ははじまっていないのだが・・・。っつーかオンデマンドだと行けないから、サイトを見なくちゃいけないよね。
 大学が一斉停電で、家で仕事を余儀なくされている。せっかく研究思索用のホワイトボードと移動式のテーブルまで買ったのに。二つのテーブルに資料をならべ、ボードに書いたり貼ったりしながら、思索ができるようにしたのだ。でも停電じゃしょうがない。金曜の郵便物などもチェックできないで、家で仕事をしたら、けっこう筆が進んだ。何回目の書き直しになるだろう。書き直せば直すほど、筋道がはっきりとしてくる。やっつけで卒論書いて、いいものが書けるわけねぇだろ、アフォども。そう心の中で叫んだ。気分転換にみくしのトップをナンシー関仕様から、笙野頼子仕様とした。で、みくしをみていたら、次のようなものがあった。

 俳優のオダギリジョー(31)が、キリンビールの新商品「キリン・ザ・ゴールド」(3月20日発売)のテレビCMキャラクターを務めることになり16日、都内で会見した。休みの日は起きた瞬間からビールを飲むというオダギリは「以前からビールのCMに出て、プハーッてやってみたかったんですよね」と、出演にはすっかりご満悦。この新商品は“隠し苦味”がキーワードとあって「僕も苦味を隠して大人な態度をとっていきたい」と語っていた。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=176633&media_id=30

 オダギリは、馬路で「プハーッ」ってやるのか?大期待だね。つうかさ、ハイキングウォーキングも出して、プハーッ、ゲフーッとやったら、大問題だろうが、かなり笑えると思います。思い出したのは、授業の感想コメント@盛夏の候。「授業中ごきゅごきゅ美味しそうに飲み物を飲むのはよいとして、プハーッというのはやめてほすぃです」。これは岡大時代のことです。それにしても「起きた瞬間」にはワロタス。実は、私は起きた瞬間にコーラを飲むッス。
 ボーッとしていたら、ペリカン便で非常勤でやっていた成蹊大学から授業評価が来た。法学部の社会心理学と文学部の社会学の理論という科目である。前者は一般教養、後者は専門科目。前者は、ほぼ平均レベル。ややいいところもある。後者は、女子大と同じで平均より小ぶりのレーダーチャートだった。前者は、ほぼ毎回板書無しのぶっつけ本番状態で、プリントはまあまあかんれんしてそうなのをかたちばかりというパンキョースタイル。つまりは、その日になって、目にとまったものを「教材」にし、つれづれなるままに語るというスタイル。後者は、がちで準備して、詳細なプリントを配った結果。前者は、出席だけ書いて帰るやつが鬼多く、後者はほとんど遅刻早退欠席なし。それでこの結果は笑えた。たぶんやはりボクはパンキョー向きなのだろうかなどと思う。キャリアの問題じゃない。岡大と女子大と在籍年数はイコールになってしまったのだから。前者は教師の話は明解という評価が存外多く、前者は超わかりにくいと言われた。
 一番ポイントが低かったのは、両者ともに遅刻欠席休講。これはたまたま今年公務が続きそうなったんだよな。スンマソン。本来ボクは休講のないタイプなんですよ。4月からは非常勤はすべて、「文化の社会学」@2校。本務校も「社会心理と文化の社会学」。これまでのを組みかえれば、ほとんど準備はいらないけど、そういうときに限って欲が出るんだよね。