前期非常勤講義評価

 成蹊に金曜日に行きましたら、講義評価が届いておりました。別にヤンなくてもいいらしいんですが、おもしろ半分でやっていまして、まあ時々発見もあるわけですが、あいかわらず平均値と同じカーブでそれより小ぶりのレーダーチャートが描かれるというかんじでした。文学部でやらせていただいている風俗の社会学という科目は、まあ文化社会学みたいな科目なのですけど、吉祥寺論に引っかけてやるという予定変更があり、また準備不足もあってかなり低めでした。これに対して、法学部の社会心理学という科目は、ほぼ平均通りで私にしてはよい方であると思います。文学部のほうがマスプロ的でない分きめこまかい授業が多いので、他の授業は高い評価になっているのかなぁなどと思いました。しかし、むかついたのは毎回出席+ほぼ出席で88%もいるのですよ。いつもこれだけは点数がいいんですが。実際はさ、ちげーだろ。嘘はいけないぜ。w なんなんだろうね。こういうのは。まあともかく、授業が聴きにくいとか、熱意が足りないとか、例年通りの結果ですが、今ちょっと授業改善を工夫しています。

 秀次(成宮寛貴)説得を試みる一豊(上川隆也)は武装した側近らに囲まれる。その時、駆け込んで来た千代(仲間由紀恵)は、秀次に出家を勧める。関白として最後の務めを行う、と秀次は、秀吉(柄本明)に対し「天下は太閤だけのものではありませぬ!」と諫言。怒った秀吉は秀次を切腹させ、秀次に連なる妻妾その子ら全て処刑。無常感を抱いた一豊は、世継ぎと考えてきた拾に仏道に入り父の業を清めよと命じる。
http://tv.yahoo.co.jp/tv_show/nhk/komyo/story/index.html

 功名が辻。人間の業が悲しく歌舞くというのはわからないじゃないけど、秀吉のメタモルフォーゼはめちゃくちゃでござりまするがね。なんつーか、ある意味横溝作品のようでもあるわけで、ちょんまげが八つ墓村の池から脚になっていても、ちっともおかしくないかんじ。秀次がこれに対して、単純に対比されるわけじゃなく、淀君についているおばはんや、秀次の家来やなにやかにやらが、からみあい業だぜ、むなしいぜ、無情だぜ、やべーぜ、出家だぜみたいなことになる。そこに先週の永作博美がゆった「息が臭い」というせりふが伏線としてがつんときいてきて、諸行無常に逝ってよしってかんじでありましょうか。しかし、妻妾子どもことごとくぬっころしというのもすげぇなあと、今更ながら思う。と同時に、土佐に行ったときに桂浜でことごとくぬっころし状況になったりすることや、朴念仁の死後千代が出家した椰子のところに行くみたいな伏線がここにはあるんでしょうね。しかし、石田三成は好演なのではないでしょうか。今まで光成やった役者で印象に残った人はいないんだけど、これはがつんと記憶されるような気がします。
 実はちょっと横浜に帰っていて、行列のできるまでみてしまっているんだけど、ゆうこりんが出ている。しんすけが「りんこがちそこになる」と言ったのでぶっ飛び。しかし、ゆうこりんまったく動じるところがないので笑いますた。来週渋谷クアトロであるハンバートハンバートのライブにいくか迷い中。「・」が入るとナボコフなパンクバンドか、はたまたみょうちくりんなグラサンでもかけて歌姫楽団みたいなパフォーマンスするのかというむきもあるかもしれませんが、「フォーク、アイリッシュ、カントリー、 日本の童謡などの要素を吸収しつつ、どこか懐かしく切ない詞と楽曲は独自の世界をあらわす」というバンドなのです。が、どう考えてもそれなりのねらいはあるでしょうね。w

道はつづく

道はつづく

11のみじかい話

11のみじかい話

焚日

焚日

1時間

1時間