『通勤電車でおぼえる!パソコン超技』(宝島社文庫)

 もう一冊思わず買ったのがこの本。私は、パソコンやホムペなどは、あくまでもツールにとどめ、絶対にはまらないようにしようと努力してきた。なるべくシンプルなものを、シンプルに使うのがいいと思っている。だから、学生の卒論指導なんかでも、図表なんか糊付けでイイジャン。糊付けは、ノリづける場所をあけられなきゃ1ページとってもイイジャン。そうするとページ数の入れ方がわかんなきゃページなんか手書きでイイジャン。そんなことを堂々と学生に言っている。それじゃダメとか、減点するとか言う先生もいるわけだが、問題は本文なんだからと私は確信している。ゴテゴテ盛りだくさんの見せかけのレイアウトの良さに何の意味があるのだろうか。将来的なプレゼンの訓練という話もあるわけだけど、パワポの美麗なプレゼンなんかは、不必要に色分けしてきれいに書いたノートみたいでボクはキモイとすら思う。もちろんそういうイメージを売るのが目的というようなビジネスならば、それを最大限努力すべきなんだろうけど。

通勤電車でおぼえる!パソコンの超技 (宝島社文庫)

通勤電車でおぼえる!パソコンの超技 (宝島社文庫)

 だから、パソコンとかの使い方も最低限しかわからない。道具だから、ノートは98年に買った数ギガHDのものをいまだに使っている。実は一太郎の最新バージョン買ったが、2002年版が簡便なのでいまだにそれを使い続けている。エディターの方が軽いジャンというかもしれないが、私のパソコンはHDもメモリも貧相で、すぐ固まる。よって、バカみたいに自動バックアップする一太郎が必須なのである。そんなおやぢのドキュソ自慢なんか聞きたくないのはわかるんだけど、そんな私でもこれ面白いジャンとか思ったのは、この本である。そのうち超整理法の最新バージョンが出るだろうから、それまではこれでいいかなぁと思ったのである。けっこうやりたいことが書いてあるけど、実際やると思うのは少しかもしれない。たぶん私とドキュソ度が同じくらいな人=パソコンソフトとメールとブラウザくらいしか使わない人には、それなりに役立つと思う。まず立ち読みせずに買って、なんてドキュソなのだ、あんたはこんなものから学ぶことが多いのかとバカにされる人もいると思う。正直学ぶところは大だった。すんまそん。