卒論面接一の陣

 今日はうちのゼミの卒論面接だった。朝の十時から、夕方までで、合計14名を審査した。一人20分の持ち時間。今年の副査は、なかなかシビアであり、ことばの定義の厳密さ、理論構成や理論展開の整合性、通説的凡俗の有無、構成の問題、調査法のあれこれに至るまで、丁寧にコメントをいただいた。いつもはへらへらしているゼミ生たちも、ある者は顔面蒼白、ある者はフリーズして黙り込み、またあるものは過呼吸に近い緊張状況になった。しかしまたある者は、しぶとく反論し、また意見を言おうとしと、なかなかの喰い下がりをみせていた。指導上の盲点を教えて頂いたことも多く、私としても非常に勉強になった。シビアなやりとりのあとの心地よい緊張感と疲労感を久しぶりに味わえた気がする。
 休み時間と終わったあとに控え室に行くと、みんなそれなりにビビっていて、まあ怠けていた椰子らはザマーミロってかんじなんであるが、シビアにされたことやなんかに不平を漏らした者はなく、課題として受けとめていたことに、さわやかな気持ちを感じた。実に(・∀・)イイ!!。でもって、終わったあと残った椰子らだけでお茶をしていて、でもって研究室にメイル。メシくいに逝かないか?って、てめーらおごらせる気だろ、ごるぁあああとゆったら、金ぐらい持ってイルだってさ。でまあ、何人かで打ち上げ。自分はこうやってビビらされたとか、こうやって照り焼きになったとか、ここが怖かったとか、ネタにして、おー盛り上がりだった。
 吉祥寺にあるマック裏の二階の飲み屋。いわゆる和風ダイニングバーの類なのだが、店の作り方や、料理が京都のおばんざい風というのを売り物にしていて、なかなかよい店だ。前に大学院コンパをした場所である。メインはお重に詰められた、サバ寿司やカモロース、エビの焼いたのとか、サトイモの炊いたンってかんじ。もちろん京都の人に言わせれば、野菜も大違いだし、エビ芋もないしなどなど、問題は大ありだろうが、前に出版企画で逝った京都の地元民が行く、ほんとうのおばんざいの店にちょっと似たカンジはしないことはない。なんか最近飲みに出たりしなかったので、ほんとうに久しぶりだった。