社会学概論04終了

 昨日は、『24』の最終巻を見ていて、『ニューカマーズ』を見のがした。ううう。で、まあ結局4時くらいまで起きていて、次の日一限からなのを思い出した。なかなか泣けるものがあります。4時間しかねられないじゃないか。集中講義が終わってから、かなり寝だめして、体力温存しているから、1日くらいは大丈夫だろうけど。でもって久々の八時まえおきになり、教室に向かった。最後は総括を行った。講義は、ほぼ『社会学のエッセンス』に準拠して行った。まあ結局、「社会的行為→社会秩序→社会形成」というような、もろ総論だけで一年押し通したことになる。当初の予定では、これを半年チョイで終わり、あと連辞符の各論領域のうち、家族、地域、経営労働、行政、文化、国際社会くらいをやる予定が、テキストの真ん中あたりから、解説がむずかしくなり、二回で一章というペースが続いた。しかし、家族&地域&合理的組織という三つのメジャー領域は、このやり方でもほぼカバーできることがあらためて確認された。メジャーのメジャーたる所以であると思った。関西社会学会の雑誌で、高橋三郎先生が概論講義のやり方としてゆっていたのと、ほぼ同じ講義方針でやったことになる。
 うちのカリキュラムは、二年以降概論の復習として二年ゼミを行い、総論の深化として、学史や調査法の講義で学び、各論については連辞符社会学の講義が、家族、地域、経営、労働、国際、福祉、文化、歴史、政治・・・と用意されている。講義を聴きながら、総論と各論を直交させたマトリックスを豊かにしていって欲しいというのが、〆であった。できれば、最初にマトリックスを提示し、それを埋めていかせ、最後にそう整理するレポート、または試験をするのもありかなぁと思ったが、結局勉強が違うゲームに変換されてしまいそうなのでやめた。なにせ今日も、「プリントや教科書で、説明が省略されたところからでるのか」とか、「口頭で説明したことがらは出題されるかとか、ちょっと驚きの質問が出たわけであって・・・。
 歴史学科、心理学科、英米文学科などから、上級生がけっこうな数受講している。こういう人たちに、「他学科の方はノート整理は不要です」とか言ったら、不満そうな顔で質問に来て「受講するからにはちゃんとやりたい」といわれることも多く、熱心さに感銘することもしばしばだった。
 社会的行為の説明をするときに、反社会的行為というネタをふり、小林薫容疑者の話をして、似てると言われますと言ったら、一斉にウケました。このネタは二年ゼミでもウケました。二年ゼミは、質問を受けながら、ほぼ雑談。けっこう有益な情報交換ができたと思います。その後の四年ゼミは、学年最後と言うよりは、受講者には大学最後のゼミになります。卒論の講評と、評価のための質疑応答でした。面接にむけて、プレゼンのためのレジュメづくりなどの話もしました。しかし、ねむい。