吉備国際大学@高梁

inainaba2004-12-21

 昨日は早く寝ようと思ったが、NHKで光市の鱧漁師さんの話をしていて、15のときから60すぎまで、ずっと鱧をとってきた漁師さんの工夫、誇り、それを身を傷つけないように運ぶ漁協の人々などなどの姿が放映され、ついつい夜更かししてしまった。しかし、にんにくもくったし、かきも食ったということで、目覚めはよく、朝シャンして岡山駅に向かう。で、朝飯だがとりあえず新幹線コンコースに行くと、はたしてジャコ天、昔コロッケなどなど、たった六種類のラインナップのあげものやさんがまだあった。商売の難しい街で、このラインナップで続いているのがすごいと思う。そこでジャコ天とコロッケを購入した。店員さんも変わっていない。そして、味もぜんぜん変わらない。これをもって伯備線に乗り込んだ。めぐりがよく、特に特急に乗らずとも、備中高梁につき、そこでまた市内巡回バスとの接続もよく、ほどなく大学に着いた。徒歩なら、頼久寺の庭園でも久しぶりに見ようと思ったが、まあ初日で事務手続きもあるし、バスに乗ったしだい。庭園は質素だが、お寺はすいていて、ボーっとするのにはよい。初期の集中のころは、無法なまでに早く終わってもいい時代だったので、講義のあとはここでしばらくボーっとして帰ったものだが、今は多少はともかく、そこまでは無理なのである。
 受講者五名と聞いていたが、教室に行ったらどんどん来る。でもって五名は超えた。追加登録があったのか。いずれにしても熱心な受講者を得て幸甚である。などと言うのも、受講者の一人がHPもぶろぐも見ているから悪くは書けない、っツーことも多少あるけど、話への反応のよさはかなりよいと感じた。夏にも書いたが、ここ数年こんな感じで、少子化云々が言われている中で、質的向上が図られていることは、よいことだと思った。お笑いのことを教えてくれた女性の韓国人留学生は、登録していなかったが、ワールドダウンタウンで盛り上がった中国人留学生は受講してくれた。「ジル・ベッソンっつーか、ジル・ボーフィスは君の言ったとおり、モデルはやっているにせよ、六本木かなんかで飲んでいそうな実業家みたいだね」などと歓談した。実は、ワールドダウンタウンや、下衆ヤバ夫などのビデオも持ってきている。サブカルだし、まあ見ちゃおうかなぁとおもわないこともないわけだ。講義は生活史なんだけどね。
 講義の入りで、まず生活史分析というものの概要を説明した。それとあと、最近就職のプレイスメントにおいて、自分史を書くトレイニングがあることなども説明した。でもって、話の入りは香田さんのことを話した。つまり、第一報と、文春が報道したことの落差は大きいからである。紋切り型にレイブリング、カテゴライズをする眼に対して、具体像を対置することの意味も強調したかったし、なんかやっぱりこの話から入りたかったからである。結構みんなこの話はちゃんと聞いてくれた用に思った。
 そのあととビデオを忘れたことに気づく。生活史だし、いくつかプロジェクトXを持ってきたのである。学歴、地域、会社の規模の点で、まいなーなところから、大きな仕事をした人々の物語をちょいすした。しかし、それを宿に忘れた。あーあ。早く終わるわけにも行かないから、馬鹿話をいろいろした。まあ、それは私の生活史でもある。みんなぶろぐに書いたこと。周りの歓楽街の話。悪がきで怒られた話。結構充実した気分でおやつ休憩をとり、売店ビスコを買って食った。こんなものがまだ売っているんだなぁ。でもって、うーーーんとのびをして、いくつか写真を撮った。何枚かをみくしに紹介した。吉備国際大学のランドマーク二号館をここにはアップしようかと思ったけど、ともかく日本のハイデルベルグといわれるゆえんの風景をアップしようと思った。遠くに市街がみえるのがわかるかなぁ。。。この大学の上にある、日本一ともいえる山城備中松山城から見下ろした風景ははるかに美しい。しかし、そこまではかなりきついので、昼休みとかに何とかなるようなところではないのだ。前に行った時はタクシーで行けるところまで行き、そこから登山バスみたいなので行けるところまで行き、そこから歩いたけど、けっこうきつかった。