後期卒論指導始動

 今日は社会学概論で1時限目からだ。Cをつけた椰子らが落ち込んでいるかと思ったら、堂々と「やばいっすかぁ」などとゆってくる。いかにも将来的にはうちのゼミに来そうな椰子らで、なんともにんともだ。逆に2年ゼミは何も言っていなかったのに報告は準備しているわ、鋭い発言は出るわで、さすがなカンジ。この椰子らは、たぶん来年他のゼミに行くんだろうなぁなどと、思ってしまう。でもって、4年ゼミは卒論指導だが、卒業パーティのの話で困っている人がいた。人がいい人が、仕事を押しつけられるのはどこもそうだが、やはりこういうのはよくないと思い、おごってもらう立場の私が発言してしまった。
 まあ、学生出席者15000円、欠席者12000円、教員はメシただで、記念品、花束付きというのは、悪いと思う。せめて教員も会費をだすようにしたら、古くさい「謝恩」というのとは違う趣になると思うのだが。業者も、試食会だとかをやって客をつかみ、会場を確保しないとと脅かす。でもって、写真だ、記念品だ、抽選会の商品だと、売り込みまくって、料理の調整などどーでもいいところでちょっぴりカンジに自己実現させる。もっとしっかりしないと、いかんぜというのだが、「××ホテル○○女子大学係」なんていう肩書きの名刺を出されると、感激しちゃうのがいるからまずいんだよなぁ。何年か前に、イベント系とか、水系に造詣の深い連中がカンジをやったときは、安くて、かつ黒字が出て、料理もよくてすばらしかったけどな。
で肝心の卒論だけど、今年の四年生は、昨年のとんでもねぇ連中と比べるとすごく進んでいる気がする。まあ要領(・∀・)イイ!!よね。昨年の授業評価で、全員が満点つけた椰子らだからね。「ウソでもうれしい」と言ったら、一つ上のとんでもねぇ椰子軍団に「馬鹿ぢゃね」とかゆわれますたが。筆が進まない場合は、とりあえず面白いと思う文章をコピペしてみて、それに加筆してみなさいとか言う。あと、聞き取りや、調査データのある人はそれを文章化させる。その辺で、一応の調子が出てきたら、もう一回主題を見直させ、デフォルトで必要な章=その主題の歴史だとか、国別比較だとか、どーでもいいと言えば、どーでもいい部分を書き上げさせる。このへんまで書けてくると、みんな40000字も書けるかなどという不安がなくなってくる。そうやって不安感を取りのぞいてから、じゃあ何が言いたい。それにはどうしたらいいか。社会学の理論はどうつかうか。などなどの議論を重ねる。それから、仕上げて行くのである。夜討ち朝駆けで添削は引きうけている。夜中の添削はok の嵐で評判が悪い。逆に直しすぎると、感謝するアホもいるけど、けっこう文句言って逆らうのもいるから、なかなか見上げたものである。昨年9月には、血の気が引いたが、今年はもう半分くらいセーフティゾーンだと思う。