最驚!ガッツ伝説−−文化社会学試験前日

夕方まで仕事をして、夕方からパチ、儲かったのでパルコに行き、上記本を購入。その後市民プールで泳いだ。日曜のジムはエクゼ会員専用なのだ。でもって、荻窪十八番にラーメンを喰いに行く。5月より年中無休ということで、無理して平日行く必要もない、ッテ思ったら、ないーーーい。やってねぇの。張り紙見たら、「人手不足で日曜休業」だって。わざわざ電車のって喰いにきたのに。しょうがないから、もう一駅のって、阿佐ヶ谷の福來軒へ。小さな店だが、臓物料理だとか、おかゆだとか、マニアックな料理が揃っている。非常に作り方も丁寧で、美味しい。レバだとか、大腸だとか、ハチの巣だとか、臓物料理もいけるけど、チャーハンだとか、炒め物の卵の扱いが絶妙だと私は思う。論より証拠。カニチャーハンを食べてみて欲しい。中華ハム、ニガウリなどを使った料理もぜひ。定食の種類が多く、盛りが(・∀・)イイ!!。何人かで行って、おかずを分け合って喰うといいと思う。横浜中華街にランチで来る近隣サラリーマンのやり方だ。芸能人の写真とかが貼ってあって、ちょっとなぁ・・・と思ったけど、よく見るとユースケサンタマリアとか、けっこうマニアなメンツで面白い。まあしかし、私は大久保のはやし家みたいに一切貼ってないところが好きだけど。
 その帰り、電車のつり広告で、ガッツの大ブレイクを知る。ベースの弾き語りというすっとんきょうなスタイルで、S・A・G・A佐賀♪で一世を風靡したはなわが、日テレ「エンタの神様」とりで、毎週歌っていたガッツ伝説がそこそこヒットしているのは知っていたが、便乗商品として出た『最驚!ガッツ伝説』(ガッツ石松監修、鈴木佑季著)が10万部を突破したというのにはビックリした。はなわも知らないネタ満載らしい。「亀を英語でなんという?」「スッポン」とか、車内広告には書いてあった。読んで面白いのかなぁと思った。『恨みしゅらん』とか『デキゴトロジー』みたいな間があれば、ウケルと思うけどね。著者の鈴木佑季は娘なんだってね。そーいや、木深のたけちゃんのノーギャラ、顔見せなしかもの番組に出て、プレゼン権を得ていたな。群馬の方のラジオでDJやったり、あとカブキロックス*1のスタッフとかしているらしい。レスリングの浜さんとこと違い、一見では親子とはわからない。明らかにガッツさんより聡明なカンジなんだけど、サイン会などでは「長い人生の中でこういう時もあるもんだ。ガッツ桜が咲いている感じ。目標は最低50万部! OK牧場」とうそぶく、ガッツさんにはぜんぜんかなわないみたい。まあこれが作品性というもんだろうね。今日本屋行ってあらためて思ったけど、あてずっぽなせんすよさげな題名だとか、いろいろあるけど、作品性が伴わないと、アホみたくみえちゃったりもする。逆に、アホでも、ストン、グサッ、ズバン、ガツンなどと来るものもある。
 ガッツさんはそういうボクサーだった。腕っ節は強いけど、お調子者で三度笠でリングに登場するイロモノみたいな人で、当時の雰囲気としては真面目にやれみたいに言われていたんだと思う。期待はされていたのに、けっこうコロコロ負けていたりもした。ガッツさんのすごいところは、中南米なんかも含んでいたと思うけど、外国武者修行に出たということ。ありえねぇよ。クソみたいな環境でボクシングやって、帰ってきたんだから。私は、『ゴング』毎号とってまして、やっぱ記者も胸が熱くなるものがあったんでしょう。まっすぐ純粋な人だった。弟がちんぴらに絡まれているとかで、すっ飛んでいって、18人だかを相手にしてみんなぶっ倒してトッ捕まったときは、朝新聞読んで鳥肌たっちゃったもん。うちの親父なんかも、石松すげぇとかゆってたし。
 マニアックな話をしてもしょうがないから、わかりやすく言うと、ガッツさんのライト級というのは、蠅とか蚊だとかいうバカにしたようなクラスとは違い、ものすごく強いボクサーがひしめき合っている階級で、そのなかでもものすごく強いチャンピオン=ロドルフォ・ゴンサレスがいて、多少衰えていたことはいたらしいけど、鈴木石松とやることになったんだよね。勝てるワケねぇとみんなゆっていた。その前の年だったかな、最強ボクサーという人もいるロベルト・デュランに挑戦してぶっ倒されているし、*2どう考えても無謀じゃないかって。そしたらさ、勝っちゃったんだよ。一発KOで。丸坊主でピョンピョンはねて、子ども抱き上げて。馬路泣きそうになりましたよ。うちのみんなもしばらく黙っちゃったモン。その後、「ラッキーパンチで勝ちやがって」、「なにが幻の右だよ。ワンツーの一発当たり損ないだろ」とか、ぶーぶー言い出したけど、うちのみんなはスゲェと思っていた。ゴンザレスも納得できなかったのか、インネンつけて再戦。今度は負けるとかゆっていたのに、またKOで勝っちゃった。みんな脱帽。このあとの防衛はまあ付け足しみたいなもんで、ともかくこの二戦でうちではガッツは神になっちゃったわけ。ともかく、勝てるワケねぇっていうのが勝つのはやっぱすごいよね。柴田国明が敵地で“アテスカの赤い鷹”と言われたメキシコの英雄サルジバルに勝っちゃったとか、オリンピックのメダリストでもあった技巧派のボッシに、土木作業員だったおぢんボクサー輪島功一が情けないかっこのカエル跳びで勝っちゃったとか。そのなかでも、ガッツのは一番インパクトがあった。はなわも紅白でるんだろうけど、ガッツ異聞というのを歌って、ガッツの凄さを伝えて欲しい気もする。*3
 しかし、ガッツポーズはガッツが最初にやったってホントなのかね?

 月曜日は文化社会学の試験。非常勤のレポートの締め切りもあり、ここのところカウンターがめっさ早くカウントされている気がする。まあ、講義裏話的にブログをはじめたわけだし、講義でできないような雑談をしまくってガス抜きをする意味もある。正直言うと。受講者諸君のコメントとかあって、こちらも答えてみたいな、電子ゼミみたいなのに憧れている。クローズドにして、だれでもログをウプできるようにしてやってもいいよね。卒論草稿とかレジュメとかウプしてさ。まあご随意に。
 

*1:人間椅子宮尾すすむと日本の社長などとならんで、伝説のバンドコンペTBSいか天初期の人気バンドの一つ。

*2:四回級制覇のデュラン相手に10Rまでもったのはすごいけどね。しかし、デュランは50歳くらいだと思うけど、まだやっているらしいね。ビックリ。

*3:はなわは知恵者だから、いろんなパターンがこれから出てくるんだろうな。各県のもネタを練り上げれば面白いんじゃないかな。横浜の人は、神奈川出身じゃなく横浜出身と言うなんて面白いモン。