夕日に向かってファイヤー!

Voices of Grace

Voices of Grace

 踊るドクターって、浦沢直樹の警察官のぱくりぢゃね?、と思ったら、GM 踊れドクターだった。後期高齢者のうちの親も、夏ドラマでは一番と言っている。崖っぷち、なんかは、菊次郎とさきを思い出してか、しばらくみていたが、一方は居眠り、一方は手仕事を始めてしまった。ところが踊れ、のほうは、ムクッと起き上がって、最後までみていた。せっていは鬼のように素っ頓狂だし、難しい病気や薬の説明は一切ないんだが、らくらくホンなみに、わかりやすい作りになっている。

 「ソウシンのメンバーは全員元ダンサー」という小向桃子(多部未華子)の言葉を信じ、“世界最高峰のGM”である後藤英雄(東山紀之)が名峰病院に残ることを決めた矢先、部長・氷室慎太郎(椎名桔平)は離婚した元妻・多恵(清水美沙)から“復縁の可能性”が伺える手紙を受け取る。優秀な後藤の力を借りてソウシンを立て直し、自分の人生をもやりなおそうと決意した氷室は、「後藤を正式採用してほしい」と曽根智雄(八嶋智人)に懇願。曽根は、後藤を雇用することを理事会に掛け合うかわりに、ある患者の診断をソウシンに依頼する。その患者とは、「フリークエントフライヤー(よく来る要注意患者)」のレッテルを貼られた若い女性・真咲泉(中村ゆり)。泉はここ3ヶ月で3度、四肢(指、手、手首、腕)の筋肉痛を訴えて救急に収容されたものの、病因がわからず迷惑者扱いされている患者だった。そんな泉がスキンダイビング帰りの船上から海へ転落し、またもや名峰病院へ運びこまれていたのだ…。


 氷室の問診によって「潜水病」と診断された泉は、高圧酸素ルームに入ることで病状が軽快し、後日退院することに。しかしその数日後、富士山登山の際に不調を訴えて、再び搬送されてくる。今度は「高山病」と診断する氷室だったが、後藤は真っ赤になった採尿袋と“腕の皮下出血”を見つけ、DIC(播種性血管内凝固症候群)ではないかと診断。DICは重篤な病気だが、ステロイド投与で軽快したため、ソウシンメンバーはその原因を「自己免疫疾患(体を守ってくれるはずの免疫が攻撃を始める病気)」にかかっているからだと判断する。しかしさらに数日後、笑顔で退院していったはずの泉がジョギング中にショック状態となり、再び病院に担ぎ込まれて…!?
http://www.tbs.co.jp/GM-odore/story/story02.html

 ファイヤーが日本人形だ、まぶたが腫れているだ、めちゃくちゃ多部をぽてくりこかして、いじり倒し、他方日本人形が医学以外は鬼阿呆なダンサーを騙しまくる。でもって、ダンサーたちの医学談義→情報収集→お待ちかねのGM診断シーン=ブレイクダンスで情報をまとめてファイヤー!!→ちゃんちゃん→夕日に向かって踊って「今日もよく踊ったな」→わはははは。ってかんじ。ところが二回目にして、夕日に向かってファイヤー!!→よく踊ったな、になっていてワロタ。
 私が一つ楽しみにしているのは、こいつらがみんなでダンスの練習を始めるかどうかなんだな。同時並行的に、ダンスの練習シーンを入れる。でもって、最後のほうでは、ついにファイヤー後藤再デビューで、踊る病院としてファイヤー!!みたいになって終わったら笑えるな。
 あとさ、これ面白いから、もっとやってほしいけど、飽きられたら、踊れ刑事とか、踊れ教師とか、踊れ弁護士とか、踊れ検事とか、踊れ仕置き人とか、踊れシリーズもできるってことね。裁判所でファイヤー!!ってやったりしたら大笑いだけどな。