現代仕掛け人軍団誕生??

マルチニークの女

マルチニークの女

 ジョーカーの視聴率は初回が13.9%だったのだが、2回目は15.7%になっている。絶対零度は初回18%いって話題になったが、2回目から15%弱だから、数字は見逃せないわな。着々と表情と台詞を積み上げて、あざといばかりに憎しみの化学が進行するのは、一回目と一緒。鬼のようにあり得ない展開があるんだが、そもそもドラマそれ自体があり得ない設定だから、さほど不思議な感じはしない。マイミクの指摘によれば、アメリカのドラマにくりそつなのがあって、ぱくりぢゃね?みたいなこともあるみたいだけど。

老人ホームが全焼し、入居者9名、職員1名が死亡する事故が起こった。その後の調査で、9名の入居者のうち5名に施設の経営者を受取人にした生命保険がかけられていたことが判明する。報告を受けた伊達一義(堺雅人)は、施設の経営者・春日恒夫(鈴木浩介)を事情聴取。しかし、春日は、入居者の希望で受取人になっていたことがわかる。金に困っておらず、人格者と評判の春日に、宮城あすか(杏)は、事故かもしれないと思い始める。


そんななか、伊達は、焼死した入居者に逃げた様子がないことを疑問に思う。久遠健志(錦戸亮)は、睡眠薬で眠らされていた可能性を示唆するが、検死の結果、その可能性は退けられる。


伊達はあすかとともに、出火原因を作ったとされる入居者・高原スズエの自宅を訪問。応対したスズエの息子夫婦は、世間からのバッシングを受け、母親を恨んでいた。


その後、片桐冴子(りょう)に呼び出された伊達は、事件当日にホームでインフルエンザの予防接種が行われていたと聞く。さらに冴子は、法で裁かれなかった容疑者が行方不明になる"神隠し"を調査してみようと思っていると明かす。


伊達とあすかは、予防接種を行ったという医師・羽鳥晴信(東根作寿英)を訪ねる。羽鳥はスズエの夫の主治医でもあったが、心筋梗塞で入院した夫は、羽鳥の診察後に容態が急変して死亡。スズエはそれを医療ミスだと、クレームを付けていたという。そのことで立場が悪くなった羽鳥がスズエを恨み、注射に毒を入れて殺害したのではないか――。そんな仮説が立てられたが、立証はできない。


そんな折、羽鳥の病院で聞き込みをしていたあすかが、院内のインフルエンザワクチンの在庫と、実際の使用数に相違があることを突き止める。その数は、10人分で、ちょうどホームの火災で亡くなった人数と合致する。羽鳥が、ワクチンの代わりに体内に成分が残らない毒を注入した可能性が高まった。専門医に話を聞いてみると言って席を立とうとする伊達に、結果によっては羽鳥に探りを入れてみろ、と井筒将明(鹿賀丈史)は命じる。あすかは、自分がつかんだネタなのに、どうして伊達に…と文句を言うが、力不足だと一蹴される。
http://www.fujitv.co.jp/JOKER/story/index.html

錦戸堺の「鬼あぶない刑事」ってわけでもないけど、曰くありげな、鹿賀、錦戸、りょう、大杉などが、絡み合ってゆく、っていうか、この女優杏って、鈴木杏かと思ったら、さすがに違っていてワロタけど、それはともかく、とりあえず神隠しの仕掛けに気づいたのが錦戸で、ワシもやるってかんじになってゆく。で、大杉漣は元もとそっち側の人で、っていうか、そもそも伊達ちゃんをつくりあげたのがこのおっさんという設定になっている。鹿賀なんかももしかするとだし、りょうまで入れば、完璧に仕掛け人デフォルトワンチーム完成じゃないっすか。最後には、「隠密同心 心得の条 我が命我が物と思わず 武門の儀、あくまで陰にて己の器量伏し、ご下命いかにても果すべし なお 死して屍拾う者なし! 死して屍拾う者なし!!」みたいになったら大笑いだな。警視総監かなんかの裏部隊で、内藤勘解由みたいなのが鹿賀で、でもって、実はヒロインの兄も死して屍だったりとか。w