ガンガン割と横浜カレー慕情

ABBOT KINNEY

ABBOT KINNEY

 横浜でカレーを食う。いつもパチンコに行く関内の有隣堂本店の裏なんだが、ブラブラしていたら、野菜カレーの写真が飛び込んできた。キッチンという安易な店の名前もなかなかだが、その写真があまりに素敵すぎた。ご飯より多いんじゃないか、というような、各種野菜が50種類近く、素揚げにしたり、ボイルしたり、あるいは生で、ドバっと盛り付けられている。決して分量が多すぎるわけじゃないのに、丁寧に盛り付けられていて、なんとなくビターな大人の味わい。聞いたふうなことを言えば、苦味がうまいと思ったのは久々だ。
 ホームページ調べたら、かなり有名な店なんだね。全然知らなかった。この界隈は本当に奥が深いと思う。サイトの紹介によると、他にも、カツカレー、ハンバーグカレー、メンチカツカレーなんかがあるみたいだ。笑ったのはカツカレーで、半分だけカレーがかけてあるというのが、ポイントらしい。揚げたてのカツだから、かかってないのも味わって欲しい、でもかかっているところもサクサクよ、って、そんなら最初から全部かけなきゃいいじゃんかとか思ったが、まあそんなこともないのかな。通いつめたら、カツカレーに野菜とか出来るのか、聴いてみたいが、七時までなのでナカナカいけないだろうと思う。
 なんとなく自然食キッチンしています、童話も好きです、冬はクラムチャウダーとかあったまりますね、みたいな、キッチンキッチンしたお店にもかかわらず、給仕のおばちゃんは典型的な野毛界隈のおっかないババア仕様。でもって、無愛想にトーンと皿を出す。福神漬なんかは取り分けてツンである。でもって、どうぞとか言わないんだが、勝手に食う。くっても怒られない。テイクアウトも出来るのかね。だったら、なん種類か買ってきて取り分けて食べたら、スゲェ楽しいと思うけどね。
 有名なカレーの人が、サイトにこの店のことを書いて紹介したら、客が入りすぎて迷惑だからやめて、とか言われたらしい。この気合はやっぱり野毛的だよな。そういう店って、多いからね。家の近くの萬福って店も、マスターが修行に入って40年以上(別に店に書いてあるわけじゃなくて、修行に上京してきた頃から知っているだけのことだけど)というところだけど、あまりメディアに露出してないし、またどれが美味いかとか、教えてくれないし、教えてもらわないとナカナカ冒険の部分もあるし。
 それにしても、Auガンガン割のCFはじけまくっている。電車の中では、大量に土屋アンナがシャウトして、泉ピン子がパピョーンとびっくらこいている広告が貼りまくられている。これってさ、傾向セクシャリティ意識しまくりのあれなのかね。だって、ガンガン行こうぜ、で、ピン子でしょ。でもって、パピョーンってさ。
 土屋アンナが、ストラップ装着して、っていうかそんなことしなくても、ちそこついていてもおかしくないってくらいの男っぷりで、ガンガン掘りみたいな。そういうお店ってよく知らないっすけど、褌装着可みたいな飲み屋で、ガンガンタイムとかあって、この曲が爆音で掛かっていたらすごすぎると思うけどね。マツコもビックリパぴょーんだわな。