80年代に校内暴力が話題になった頃、ニッキョーソが断末魔・・・、じゃなかった民主勢力の良心から管理教育批判やっていて、でもって、アホな校則ネタがずいぶん問題となり、バブル期のおちゃらかさわぎのなかで、大盛りあがりだった。私が一番笑ったのは、トイレットペーパーの無駄遣いを防ぐ校則で、女子の場合小便が片手でひとたぐり、大便がふたたぐり、とかゆうやつ。ネタなのかもしれないけどさ、学校によっては便所に長さを測る物差しがついていたとかいう話もあった。
今日のは、さすがにそういうのはないようだが、交際だとか、いろいろ面白いのがあるみたいだ。
学生達が安全で健やかな学生生活を送れるようにと定められた『校則』。しかし、学生時代は“もっと自由になれば…”と思った経験は誰しもあるはず。現代の校則は一昔前と比べどんな変化があるのだろうか? ORICON STYLEでは現役女子高生を対象に「いまいち納得できない校則」についてアンケートを実施したところ、やはり服装と髪型の指定に関する校則の改善を求める声は多数。だが、それだけではなく「自転車の2重ロックを怠れば、反省文」(熊本県)と、全国には“ちょっと笑える校則”が多数実在していることが分かった。
まずは異性との付き合い方に関しての校則。「男女が手を繋いではいけない。それ以上も、もちろんだめ」(埼玉県)、「異性と部屋で過ごす際は、窓と扉を全開にしておく」(大阪府)、「(男女交際を始めるには)両親と先生の許可が必要。無いと付き合えない」(兵庫県)など、多感な思春期だからこそ、男女交際に関してはかなり細部にまで校則が実在する。
そして、ヘアスタイルについても様々だ。前髪の長さを指定している学校では「前髪が眉にかかってはいけない。でも、前髪をのばして(額を)全開にすることもいけない」(富山県)と、校内の女生徒全員がほぼ同じ前髪のスタイルで統一している様子。また「お団子禁止」(千葉県)という学校も多いようで「ポニーテールは耳寄り下の位置、かつお団子にしてはいけない」(富山県)とさらに細かい指定も。また厳しい学校では「男子は刈り上げ」(愛知県)と、男子生徒の嘆きの声が聞こえてくるような校則も、この平成の世に実在するのだ。
一方、「帰り道にどこか立ち寄る際には親の承諾を生徒手帳に書いて担任に提出しなければならない」(東京都)と、行動において少し制御しすぎなのでは? という校則も登場。そのほか「自転車の二重ロックをしていないと、反省文を書かされる」(熊本県)、「裏門から登校してはいけない。なんの為の門か分からない」(沖縄県)など、確かに首をかしげてしまう校則も。
先生たちが生徒を守りたいという想いから派生し、厳しい校則のなかでも“ちょっと笑える校則”が誕生している現状が見えた今回のアンケート。学生たちが「どうして?」と首をかしげる気持ちも一理あるが、学生達のより良い学生生活を願えばこそという先生方の想いがあることも忘れないでおきたい。
【調査概要】
調査時期: 9月29日(火)〜10月2日(金)
調査対象:300人(自社オリコン・モニターリサーチ会員の現役女子高校生)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1028441&media_id=54&m=1&ref=news:right:pickup
なんか読んでいると、私が出た高校に似ているね。生徒手帳には男女交際は不可というのがあった。不可なんだけど、けっこう学園祭には女子高校生とかが来ていましたね。でもって、ミスコン=男子校なので女装コンテストなんかもやっていて、けっこううちの学校も面白いのかもしれないとか思った。また、髪の毛は耳や襟にかかっちゃいけないということで、あまり守らないと、バリカン持って体育教官がスキップで飛んでくるというフォークロアまであった。下校途中寄り道をする場合は、うちも下校立ちより許可というのがあった。
しかし、こんなので締め上げられていたら、学生たちがルールルールというのはわかる。ゼミ報告なんかも、番号順にあてないと、秩序が保てないこともある。だからこそ、シラバスだとか、評価基準だとか、五月蠅く言われるんだろうと思う。
それはともかく女子大にも校則があって、私が赴任したとき学生要覧みたいなのを一通り読んだのだが、一番感銘を受けたのは、学生と教員の連絡は直接にとってはいけない、というもの。たぶん昔はそうだったのだろうし、うちの大学の場合遵守していた人が大多数だったんじゃないかと思う。連絡は余裕を持って研究室を通して。不便といえば不便だが、このルールで鍛え上げられ、卒論を書いて卒業していった人は、きっとすごく有能な人間に育つことは間違いないだろう。卒論でプリンタが壊れて印刷できないという連絡すら、余裕を持って報告しないと留年になる。メールで、マメで軽い教員を呼びつけるわけにはいけないのだ。
今は、そういうことはない。連絡はかなり素早く取れる。しかし、伝統を重んじる先生たちのなかには、昔ながらのエートスを教育に生かしている人もけっこういる。がまん強く、ゼミの場所で卒論のコツを伝授し、連絡は掲示板などを通じたものしか認めず、・・・という教育には頭が下がる思いだ。短気な私はついついおせっかいをしてしまう。BP2とかBPDが増えている今日、このようなルールを現実化するのは、一つの見識かもしれない。