JIN―仁―

Rain/Revolution;Rare & Unre

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 さぼりついでに、「JIN―仁―」の録画も見る。これはナンと言いますか、タイムスリップもので、ある意味鬼どきゅそな設定なわけなんだけど、その設定を逆に臭み抜きに使っているというか、ウルトラ真剣なドラマが展開されてゆくことのリアルにめをみはる。まあ、たぶん脚本の人とかがすごく上手くて、演出もすごくて、で、特に奇をてらっているわけじゃないけど、非常に切れ味もよく、見応えがある。特になにとは言わないけど、自己満というか、すごく下手としか思えないのが今クールには他にあるので、よけいそう思ってしまう。
 そして、綾瀬は、たしかにこのドラマのヘソだと思うんだが、これが「長澤まさみ越え」と表現されることにむしろビックリした。系統から言ったら、「仲間由紀恵」越えかとおもっていたから。この人がきょにゅうとかびけいのひととは思わなかったのだ。

綾瀬はるかが同世代の女優をぶっちぎり始めた理由

 連続ドラマ「JIN―仁―」(TBS)の視聴率が絶好調だ。初回は16.5%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)、第3話で17.2%にアップし、さらに今月8日放送の第5話で20.3%を記録した。今年の連ドラで20%を超えたのは木村拓哉の「MR.BRAIN」と「救命病棟24時」のみだ。


 「JIN」は大学病院の脳外科医・南方仁が幕末にタイムスリップして活躍する物語。主演は大沢たかお。第5話は、仁が患者を救うために「ペニシリン」を開発した。


 もっとも、“20%超え”に大きく貢献していると評判なのが綾瀬はるか(24)。役柄は旗本の娘で、仁の助手としてかいがいしく世話を焼いている。


「業界に出回っている綾瀬の最新の潜在視聴率は13.7%で、これは大沢の8.6%、共演の内野聖陽の6.6%を大きく上回る数字です。『JIN』では綾瀬の天然ボケと癒やし系のキャラがうまく役柄にハマっている」(芸能ライター)


 ちなみに、綾瀬の潜在視聴率は同世代の相武紗季(10.6%)、長澤まさみ(8.8%)、上野樹里(6.5%)と比較してもダントツ。


 さらに、綾瀬は映画も去年から今年にかけて「ICHI」など3本に主演し、「女優主演本数ランキング」で2位にランクインした(1位は水野美紀)。昨年まで長澤と同レベルの扱いだったが、すでに長澤は馬群に沈み、綾瀬は頭ひとつ抜け出している。何がウケているのか? 芸能評論家の金沢誠氏がこう言う。


「綾瀬は主演した映画『おっぱいバレー』で、女優として大きく成長しました。それまではルックスと清純派がセールスポイントでしたが、劇中で“おっぱい!”と連呼し、ランニングシーンで巨乳をユサユサ揺らしてみせたことで、セクシーさを武器に加えました。いってみれば“健康系お色気美人”。この手の女優はいそうでなかなかいない。それが綾瀬が同世代の女優と一線を画して重宝がられている理由です」


 新視聴率女王が誕生――。
日刊ゲンダイ2009年11月11日掲載)

 しかし、この記事でなんと言っても笑えるのは、金沢誠氏のコメントだ。連呼し・・・武器に加えました・・・というくだりで、大笑い。そして、論理的にワープして、健康系・・・おいおいおいおいってカンジだけど、まああの映画がきっかけというのはよくわかる。あれ題名変えてちゃんとやればいいのにね。というか、名前つけた人怒られているんじゃないのかね。