優良番組

Ordinary Day

Ordinary Day

 昔から子供に悪い番組みたいなのがよく発表されていて、たとえば全員集合などは常連で、食べ物を粗末にするようなギャグをやっていたから、とか、なんかなぁ、と思うようなことも多かった、というよりは、私はそういう番組を好んでみていたというか、それ以下の、打ちきられてしまうような、下衆ヤバ夫とかワールドダウンタウンみたいなものでしか、笑えないことに気づいてから久しい。
 でも、逆の優良番組選定というのがあるとは知らなかった。今日の産経新聞で見る。新聞はなるべくバランスよく読むようにしている。よく考えてみると、うちの両親も祖父母もザッピングというか、ニュースをよく見比べていた。まあ、いいショットをみたいというくらいのことだったかもしれないが、バランス感覚かもしれない。
 だって、うちのばあさんなどは戦前どうせ負けて死ぬなら一緒に死のうとか、疎開先に親を迎えに行って、若手将校に叱られて、でも上役かなんかの温情で許してもらったらしい。しっかりお土産におはぎをもっていったら、叱ったやつも涙ぐんで喰っていたらしいし。そういうずぶずぶぐだぐだなアバウトさになんとなく品格みたいなものを最近感じるし、そういうのが戦後の根性社会を支えたんじゃないかと思う。みたいなことで、「すみませんと言えなくなった日本人」みたいな話を、どーせテメーらにはわからねぇだろ、と思って、1年ゼミでやったら意外なまでに反応があってビビッた。
 で、優良番組だが・・・と、本題の前に話を差し挟み、それが味わいを消し飛ばすようなものであることが自分の思考の癖というか、論理回しのくせで、それが頭がとても悪いと言われる原因になっているんじゃないか、と最近になって気づいた。w 

視聴率との違いまざまざ 「優良番組会議」評価スタートから半年

11月6日20時35分配信 産経新聞
 広告効果は視聴率だけでは計れない−。トヨタ自動車キヤノンなどの大手企業や研究機関で組織する「優良放送番組推進会議」(有馬朗人委員長)が独自のテレビ番組評価を始めて半年が経過した。広告の費用対効果について新たな物差しを広告主自身が生みだそうという試みで、投票による番組評価は、定番の視聴率ランキングとはずいぶん違った結果に。取り組みは放送業界の関心も集めそうだ。


 推進会議は、26社で4月に発足。月尾嘉男事務局長は「視聴率が圧倒的な基準だが、経済界の評価があっていい。良質の番組にお金を出したいという意見もある。いい番組を推挙して、良貨が悪貨を駆逐する方向に持っていきたい」などと話していた。


 番組の評価は参加企業の社員が行う。推進会議が毎月決めるテーマとリストに沿って視聴し、5段階で評価。「とても興味深く推薦したい」を3点、「興味深く推薦したい」は2点、「普通」が1点、「特に感想がない」「マイナス」は0点として計算し、平均値でランキングを発表する。


 初回は在京キー局の37の報道番組を430人が評価。1位はテレビ東京系の「ワールドビジネスサテライト」で、NHK「クローズアップ現代」、同「週刊こどもニュース」、TBS系「サンデーモーニング」と続いた。視聴率では毎回断トツの「NHKニュース7」は5位にとどまった。


 これ以降、ドキュメンタリー、バラエティーなど計7ジャンルで調査を実施=表。月尾事務局長は、半年間の成果について「視聴率で最下位だった『美の巨人たち』(テレビ東京系)がアンケートでは4位になるなど、視聴率とは違う評価があることを提起できた」と話した。新たにアフラック伊藤忠商事など15社・機関が会員になるなど、賛同者も増えているという。


 「もう一つの評価」について、テレビ朝日早河洋社長は会見で「各局で同種同形の番組を作っているように受け止められているのかなと、残念に思う。ただ外部の指摘にも耳を傾けたい」とコメント。


 報道番組などで高評価を受けたテレビ東京の島田昌幸社長は「好印象を持ってもらえたことは応援歌。ただ、多くの人に見てもらうのが番組の基本。視聴率をきちっと取るというのは大切だと思っている」と語った。(三宅陽子)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091106-00000629-san-ent

 これはネット記事だが、新聞のほうにはランキングが出ている。バラエティでは、ケンミンショーが二位に入っていた。テレ東が多いのは、やっぱり日経と連携しているみたいなことも大きいんじゃないかと思う。ここは昔からエッジの立ちまくった番組をやっていた。大晦日の年越しに、デビューして間もなくの矢野顕子とかがでていて、「トキメキ」を歌っていて、ビビッと来て、レコード屋に走ったのも記憶に新しい。それが、日経的な方向性だとかにシフトした面もけっこうあるように思う。