満島ひかりと李千鶴

青に捧げる

青に捧げる

 久々にラクレットでバターライスを食った。セロリやニンジンやかいわれなんかが鬼のようにたくさん乗っていて、これが牛肉やタレとからんで、メッチャ美味い。となりで親子みたいなのが、ジャンボハンバーグとカツカレーを食べていた。カツカレーのカツは別添えで、なんか豚カツというよりは、カットレットみたいな雰囲気で、おお!と思った。これをおやじのほうが喰ったんだが、バシッとメシの上にのっけて、それからカレーをダバダバかけて食い始めたのには、禿げしく同意だった。
 派遣のオスカルの脚本の人は、がんばっていきまっしょい、のテレビ版の脚本のひとなのね。このねじれには、ちょっとワロタ。会議でパクらレましたネタで、このあたりのむかつき具合が、相場だと思うんだが、怨み屋本舗においては、これが社会的抹殺になってしまうのでびびった。つーか、いきなりおばちゃん登場で、なんかこっちのグダグダを加藤雅也とおばちゃんでスピンオフしたら、なんとなく、傷だらけの天使みたいになるかんじもする。奇想天外な筋立てだけど、底知れないセンスみたいなものも感じないことはないので、油断がならない。w
 今回初めて、脚本が明示されているのに気がつく。今回は、黒田由布子@テレビマンユニオンということですが、まあたしかに、これはどう考えても女性の脚本家だろうなぁ、というふうに思う。憎しみの応酬が、ちょっと奇想天外ではあるけど、なんとなく平生よく聞くお話の延長線上にあるように思えたからだ。
 しかし、このくらいのことは、社会に出たらよくあることじゃないのかな、とも思う。人のアイディアパクって会議で自分の企画にしちゃうくらいのことは、いくらでも眼にしてきた。テレビのコメンテーターとかもすごいらしいのね。調べ込んできた資料だとか、後パフォーマンス用のプレートひったくって、自分の意見として言ったやつがいるなんて話も聞いたことあるし。
 まあ、されたことだって一度ならずだわな。本人がそう思っているだけかもしれないけど。w 論文パクったら、証拠が残るけど、学会とか、研究会で、本気で発言できないとか、ノイローゼみたいになっていた知り合いもいる。理系の学会などでは、パワポを使うのはこういう理由もあるらしい。
 パクったのが、亡くなった弟さんのゆかりの企画ってことが、まあ、逆鱗といえば逆鱗だろうが、その程度のこともみたことはある。卒業生が愚痴言いに来るレベルと大差ない気もするのに、社会的抹殺依頼するというのもすごいけど、怨み屋が名刺おいていったというのもすごいと思う。この辺が、趣向性として、次回どう展開するかというのが、もしかすると、リブート全体の趣向性ともつながっているのだろうか。

旅行会社に勤務する関口真紀子は、仕事に生きがいを見いだしているが、後輩の青山ちはると折り合いが悪く、彼女の嫌がらせに頭を抱えていた。そんなある日、真紀子はちはるに大切な企画書を盗まれた挙句、彼女の企画として発表されてしまう。さらに担当するツアーでトラブルが発生し、会社の信用問題に発展。対処が遅れて責任を問われてしまう。この一件にもちはるの嫌がらせが絡んでいたと知った真紀子は、怨み屋にちはるの復讐代行を依頼する。
http://www.tv-tokyo.co.jp/uramiya/backnumber/09.html

李千鶴は、若干プランピッピでよさげじゃんかと思ったら、役作りですげぇ増量したらしいっすね。つーか、カメラアングルがけっこう底意地悪いのが、ワロタ。で、満島ひかりの役作りは、大笑いで、嫌われそうなことたいていやっているカンジね。あんなのがゼミにいたら、やってらんないというか、どうなるか眼に浮かぶよう。だから、社会的抹殺がそれなりにリアルだというのもわかる。でもって、一応の話のオチとして、こいつが整形美人役で、ビフォア写真が鬼だったのも凄まじい。個人的には、ビフォア>>李千鶴>>アフターだよ。ワシ的には。w