コンテンツ文化史学会@豊洲

 土曜日は学史学会へ、そして日曜日はコンテンツ文化史学会に行ってまいりました。少し早く出て、月島で下車。で、もんじゃを食べようと思ったからです。一人だったので、一計を案じました。たぶん日曜だし、一人だと表通りは入れてくれないんじゃないか、と思ったんですね。で、とりあえず一周して、声をかけてこないおばちゃんで、親切そうな人に、「一人で入れる?」と聞いたら、「ダメ、表通りはどこもだめよ。裏のほうに行けば入れてくれる店あるかもしれない。むつみさんとか、おすすめ」と、期待通りのご案内で、むつみさんへ。もんじゃ美味しかったッスヨ。これは前に別のところで使った手で、ガイドブックよりいいんじゃないかと。それに、ここは間違えるとムー一族に入ってしまう土地柄ですしね。
 豊洲まで歩くつもりが、時間がおしていて、仕方なくタクる。しかし、すごいところだね豊洲は。そして、芝浦工大もスゴイ威容だ。なんでこんな金あるんだ??学内に24時間のコンビニがあるというのも、なんか理系っぽい。泊まり込みで、実験やっているようなところも多いだろうし。
 学史学会のシンポも魅力的だったのですが、こちらでライト・ノベルについての報告が出るということで行きました。卒論で、ライト・ノベルを主題にするのがいるからです。そしたら、もう一つの報告がかみちゅとかかわり、尾道もとりあげたもので、尾道をやるのもいるので、もうお得感いっぱいでした。ところが前日多忙で三時間も寝ておらず、なかなか報告に集中できませんでしたが、途中から意識がシャキッとして、報告者やフロアの熱気を肌で感じました。いろんな場所に案内出していたこともあるんでしょうが、いろんな人々が来ていて、興味深かったです。

この度開催されるコンテンツ文化史学会第1回例会におきましては、吉田正高会長による挨拶「コンテンツ文化史学会の位置づけ」の後に2つの研究報告が行われます。
これらではライトノベルや「聖地巡礼」などから、コンテンツと場所を巡る話題を取り上げ、コンテンツ作品というフィクションと現実に存在する「場所」との連関性を考察します。
「作品」「ファン」「場所」という三者から、現実にどのような構造が浮かび上がってくるのかを2つの研究報告を元に探ります。
土居浩氏報告ではライトノベルに描かれている場所を文化地理学的手法で追究するだけでなく、ライトノベルが書店などでどのような場所に置かれているのかといった点にまで踏み込んでライトノベルをめぐる「場所」を解き明かします。玉井建也氏報告では異界を描いたアニメ・マンガ作品の分析を通じて、聖地巡礼という現象を「場所」から歴史学的に解き明かします。また、各報告終了後は参加者の方々からのご意見をいただきながら討論を行う予定です。積極的なご参加をお待ちしています。


◆開催日時・場所◆
コンテンツ文化史学会第1回例会「コンテンツと場所」
日時:2009年6月28日(日)12時半開場、13時開始
場所:芝浦工業大学豊洲キャンパス大会議室


◆プログラム◆
1. 挨拶:コンテンツ文化史学会の位置づけ(会長 吉田正高
2. 報告:
土居浩(ものつくり大学)「ライトノベル[の/と]場所研究」(仮)
玉井建也(東京大学)「異界・リアリティ・聖地」(仮)
3. 討論


◆入会申込◆
http://www.contentshistory.org/admission/


http://manganavi.jp/release/20090623b/

会長の吉田さんが学会について説明する姿は熱気にあふれていて、なかなかグッとくるものがありました。ポピュラー音楽学会と同様に、幽霊会員っぽくなると思いましたが、私も入会しました。