戸田恵梨香の確率変動

 マイコーファラ・フォーセット逝く。博士課程の時に、学問それ自体がばかばかしくなって、精神神経が壊滅状態だった頃に、心を和ませてくれたのはチャーリーズ・エンジェルで、私にはファラ・フォーセットのほうが、比重が大きい訃報でした。『ペーパー・ムーン』がかなり好きな映画で、当時よくみたということも手伝っているかもしれません。マイコーのほうは、ジツはマイコーの音楽を聴いているときに神経症のけっこう重い発作を起こしたこともあり、しばらく聴けなかったことを思い出しました。さすがにスリラーのPVはよく覚えていますが、ビート・イットとか、ビリー・ジーンなどは、なかなか思い出せなかったくらいです。
 閑話休題。なんか、このごろみんなゆっているのが、「がっつり」ってやつで、ボクのなかではもう完璧「がっつり(笑)」と言っても過言ではないのですが、なんでこれがそんなにもはやっているのか、わかりません。電車のなかでの会話などを聞いていると、わざわざそれをゆうために、話を強引にねじ曲げているふしすらあります。まあ、人のことは言えないわけで、ここに書いていることも、ちゃんと人に伝えるために書いていることもありますけど、どちらかというとガス抜きにめちゃくちゃ書いているだとか、それよりもっとなのは、検索語を決めておいて、それを入れた文章をつくるかんじで書いていることもあります。たとえば小向美奈子ネタをたくさん書いているのは、組みあわせの検索語から、思わぬコンテクストがわかったりするからです。
 BOSSは、今クルーのドラマのなかで、一人勝ち状態と言ってもいいくらいの好調を続けたわけだが、相棒→臨場などと一緒で、まあ安心してみられるというか、定番的なイメージががちで確立されていることは、大きいんじゃないか。最終回は、もう遊びまくりで、ちょっとやばくないっすか、みたいに思ったけど、映像、というよりは画面構成、画面展開カシャカシャカシャに切れ味があって、かつ速度感抜群なので、強引に見せられてしまうみたいなカンジ。
 最後のきょにゅうばくにゅうご愛敬は大笑い。まさかの離婚弁護士登場で、なんかもう、天海祐希は“コンバット”のサンダース軍曹化してしまうんじゃないか、みたいな心配がありますね。ボクは、ジツは天海と篠原涼子の女相棒みたいなのをみてみたかったんすけど、キムタコと三枚目のヒロみたいなことになりかねない感じはしないこともない。
 それにしても、戸田恵梨香は、確変というか、すげぇかっこよくなっていて、ぶっ飛びました。最後のほうなんか、もう、ハンサムウーマンの役どころモロタというかんじでしょ。デスノートとかだと、なんかサンホラのお人形役者みたいなカンジにすぎなかったように思うんだけど、すげぇ面白いわけだし、役どころも広いんだろうね。
 ケンコバの役どころは、完璧に、ある意味w反則技で、もう永遠のアイドル藤岡タクヤは過去の人なのかもしれませんね。うちの近くの「会員制」のお店で、スナックケンコバとかできたら大笑いだけどね。
 閑話休題。「白い春」については、私のまわりではベタに悲しんだ人が多かったみたいです。「アタ男」については、まだみていません。
 つーか、ソリマチは、なにをやっとるねん。友情出演なのかね。ソリマチとか、くわばたおはらの旦那の刈り込みとか、そういう名前の椰子は、小学校ではかならず、手刀でいじめられていたね。カミソリで剃るみたいに、シュッと頭をこすって、ソリマチ!とか、刈り込みとか、絶叫するの。ここでもボクは時期尚早なネタを小学校でかまして、ものすごく先生に怒られました。担任の女性の先生に、黒シュミとかきてんぢゃねーよシモガリババアとか暴言を吐いて、叱られたのは自分でも言い過ぎだったと思っています。異や、とんでもないバカ生徒ですみませんでした。