因果者の唄:背負った過去

 スペリオールはこのところ毎回唯一買っているマンガなんだが、前は医龍とか、ラーメンとか、そんなのしかみなかったんだが、最近裁判員制度のこともあり、「ジキルとハイドと裁判員」から読む。なんかものオカルトSFぶっとびな、すごくヘンなストーリー展開だったのが、強引に裁判での戦いになっている。しかも、これがもう、竜虎相打つ巨人の星、花形君、星君、ガチンコ対決をゲラゲラするような、歌舞伎まくりで、しかもそれが、なんか裁判員制度のなにかをなにかしているカンジ、というか、まるっきりあてずっぽの、「っぽさ」だけなのかもしれないが、まったくもってぶっとびでございます。医龍も相当大げさに見えていた時代もあるが、これに比べると抑制がきいていて、ひたひたと情感を盛り上げる手業に見えてくるから不思議。1回オーバーアクションで熱く講義をやってみようかな。
 前回の湯けむりスナイパーも、完全短編かかと思ったら、今回はちゃんと1回完結に戻っていた。苦労して短編にまとめているのかと思っていたが、なんかそーとー手抜き感覚でやってね?、とか思ってしまった。大野未来こと仲居の由美ちゃんの演技は、なんとなく映画の「なごり雪」を思い出す。つまりは、私たちのセーシュン時代の女性のしゃべり方。もしこれが、由美ちゃんの演技じゃなく、演出だったら、すごい狙いだと思うんだが。斉藤祐子って、いま声優してるんだな。
 因果者の唄は、駆け落ち者、逝ってよし男の芸能人ときて、次は心中者、ということで、ますますエンケンとでんでんのでこぼこコンビが冴え渡るの図である。でんでんは、まったくもって、上手いんだか下手なんだかわけわかめだな。

 秘境の温泉宿「椿屋」の仲居・由美は、明るく元気な少女で、源の良き話し相手。将 来は、歌手になりたい夢を持っている。過去を捨てて新たな人生を歩む源は、由美の 明るい笑顔と人柄に救われる思いでいた。
 ある夜、源は番頭の捨吉に誘われて2人で飲みにいくことになった。その道すがら、 川原で一人ダンスの練習に励む由美を目撃する。微笑ましく見つめる源だが、捨吉か ら由美の過去を聞かされて愕然となった。なんと、由美は親子心中の生き残りだという。身寄りをなくした由美は、事件を知った女将に引き取られて「椿屋」にやってき たのだ。源は、由美の壮絶な過去を知り、過去と戦っているのは自分だけではないと 悟る。そして、いつも変わらず明るい由美の姿に目頭をあつくするのだった。
 その後、新年を迎えた「椿屋」に謎の女がやって来た。その女は、源を知っているよ うで…。警戒する源に、女はある人物から預かったという携帯電話を渡し、夜10時 に電話がかかってくること告げた。そして、約束の時間にかかってきた電話に出る と、相手は思わぬ人物で…。
http://www.tv-tokyo.co.jp/yukemuri/07.html

 つーか、このドラマって、主題提示があって、にゅるにゅる引っ張って、オチがついて、最後はお約束の「教訓コーナー」。教訓、教訓、教訓してくださ〜〜い、って、みちゃこか!みたいな。w
 と思ったら、因果者の唄の極北長門裕之登場。さらに木っ端役で、アンフェアの安本、志賀廣太郎が登場。つーか、話が進行していくと、こいつがエンケンを的にかけるってことになるのかね。逃げたアサシンケジメとるみたいに、今はおでん屋のオヤジ長門にビビらせに行って、・・・ナゾの女登場、って、これ真鍋かをり??なわけねぇよな、いくらお笑い芸人と交際して年季が入ったからと行って、これは因果者になりすぎだし、けっきょくかつみさゆりになったし。w