集団免疫

 インフルエンザについては、「純度100%」(土井隆義)ではもういられない、というようなことだし、共生するわけにはいかないが、なんとかつきあっていくしかないんだろうな、とは思っていた。まあでも、マスクや手洗いやうがいの習慣がこれを機会に広まることはわるいことじゃないでしょうし。私のようなものも、携帯用の消毒スプレーだとか、喉スプレーなどを購入した。地デジカなんてものが登場するんだから、軍用マスクつけたパフォーマーが登場して、ヲタ芸とかやったら、怒ひんしゅくだろうけど。しかし、京都大学の独自の判断というのは、よく判断したものだと、しばし感心した。

京都大学のサイトより

 メキシコのある農村で生まれた新型のインフルエンザ(A/H1N1)が、北米各国のみならず世界的に流行しています。日本でも西日本で相次いで発症者が出て、警戒体制に入っています。


 歴史的に見ると、今回と同様のブタ・インフルエンザは1976年に米国で小流行しています。また1977年に極東やアメリカで流行したソ連型インフルエンザも同じH1N1という抗原型を持っています。それらによって当時の人々が免疫を獲得したせいか、発症者は圧倒的に若い人に多くなっています。免疫を持っていない集団の中にいったん病原体が持ち込まれると、瞬く間に広がっていくのです。
不幸中の幸いというべきか、毒性は強くありません。しかし、持病のある場合や妊婦では重症化するおそれもあります。また、秋以降に強毒化する可能性も懸念されています。


 このインフルエンザに効くワクチンは当分ありません。発症してしまった人はちょっと辛いのですが、これで免疫を獲得して今後同じタイプのインフルエンザにはかかりにくくなることが期待できますし、公衆衛生的観点からは集団免疫の成立にも貢献することになります。賢く行動してやり過ごしましょう。
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news5/2009/090521_3.htm

集団免疫

 Herd immunityとは、日本語では”集団免疫”と略されるもので、簡単に言うと、ある集団としての免疫(集団の中で感染患者がいても、集団の中で伝染がブロックされる)のことを意味する。・・・集団免疫の概念は、感染症の伝染を未然に防ぐというだけでなく、感染症に対して弱い集団(子供や老人などの免疫力が弱く伝染しやすい集団)を守るという意味でも重要である。
http://heitaroworld.blog44.fc2.com/blog-entry-101.html

 集団免疫という概念があるとは知らなかった。ウイルスパージョンの人間の盾みたいなものなのかね。この辺を作戦化することなんかも、当然行われているのだろう。集団免疫部隊みたいなかんじになるのかどうかはわからないけど。でも、親や弟の家族のことを考えると、不安は不安だ。