森光子2000回

 不思議に読めるとか読めないとか、こなんふうな かたかきが けこっう、ちうゅもく さてれいて、たしかにそうかもと思うけど、エゲレスの大学で日本語の研究をしていたのかとか、英語だとどうなるのかとか、ちょっと気になることはいろいろあります。
 正月のドラマのナレーションでは、あまりのヤバサに、これはもうさすがにあれなんじゃないか、なくなる前の小森のオバチャマ化していたら、もう放浪記なんかは無理じゃないか、などと思ったファンも多かったんでしょうが、森光子の放浪記が2000回を記録したそうです。まったく関係ありませんが、まず思ったのは、野村監督も2000勝利めざして欲しいということ。明治大学ラグビーの北島監督もそうでしたが、座っていれば絵になるし、わけわかめなボヤキをしただけで、テレビに相当映りますし、楽天高齢化社会にふさわしい企業イメージをツクリ、購買力ある層、しかもそこそこパソコンを使える世代に訴えかけるものが大きいと思いますけどね。
 それはともかく、森光子ですが、テレビを見た範囲ではなんか人魚の肉でも喰ってンじゃねーのというような絵面で、元気いっぱいのもようです。つーか正月ドラマのほうもなんか音声編集するとかあったんじゃないかとか思ったりもしましたが、まあテレビ東京ですからね。わざとああゆうふうに演出、ないしは音声編集とかしていたら、すごすぎると思いますけど。つまり、ktkrで視聴率あげてやろうみたいな。w

  女優森光子が89歳の誕生日の9日、東京・帝国劇場で代表作の主演舞台「放浪記」の上演2000回を達成した。1961年10月の初演から48年、代役なしに主演を続ける舞台の公演数では、前人未到の大記録だ。作家・林芙美子の業を命をかけて演じてきた森は、大喝采(かっさい)に感激の面持ち。夜にはNHKの特別番組に生出演して日本中から“カーテンコール”の拍手を受け、「今後も続けたい」と意欲を見せた。
 開演から3時間45分、5幕9場。300ものせりふを言った後、森演じる晩年の芙美子が仕事場で寝入ってしまい、山本陽子演じるかつてのライバル日夏京子が毛布をかけ、しみじみと「お芙美、あんた、ちっとも幸せじゃないんだね…」と声をかけて去るラストシーン。
 芙美子一人となって幕が下りると約2000の観客の嵐のような拍手が巻き起こった。幕が開き、森一人が静まり返った客席に向かい、正座したままじっくりと劇場の三方を拝む独特の礼を無言のまま続けると、「日本一!」の声が掛かった。2000回達成の瞬間だった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2009051002000127.html

 なんともすごいですね。アテクシが5歳の時からやっているわけでしょ。誰も文句つけられないでしょうね。この人が、ボクらに認知されたのは、言うまでもなくドラマの「時間ですよ」と、ワイドショーの「3時のあなた」なんだと思いますけど、それより前からやっているわけだから。考えてみると、これに比べれば学問のほうはずっとぬるいというか、でんぐりがえしとかしなくてもいいわけだし、300もの台詞を覚えることもないわけだし、一つのことを納得いくまでやる機会が与えられているわけだし、あまり贅沢なこと言わないで、健康を保って、コツコツやることが、やっぱり重要なんだろうなぁ、と思ったりもする今日この頃。