エンケン狂い咲き?

 わけわかめなことだが、遠藤憲一がけっこう見える場所にレギュラーで出ているというのは、まったくもって素晴らしいことでございます。で、湯けむりスナイパーのほうの掲示板では、「特に主役の演技派、遠藤憲一さんのはほんとうにどすがきいていて実にリアルです。」と大絶賛のエンケンなわけですが、白い春のほうでは、「やっぱり演技はVシネマ」とかゆわれていて、笑いましたが、なんなんだ、演技はVシネマって??みたいな感じ。まあしかし、黒沢清の『復讐 運命の訪問者』だって、ありゃVシネみたいなもんだろうし、修羅のなんちゃら、とかはがちでしょう。だから、Vシネでわるいってわけじゃないわけだろうし。
 その、湯けむりスナイパーだけど、もう毎回かつみさゆり全開炸裂状態で、もっと桃姫愚連隊を!とか、毎回毎回掲示板に書かれていた頃のような書き込みは、皆無であり、むしろ、「正直最近のテレビは女性の裸規制が厳しすぎます。このドラマみたいに綺麗な形で扱うなら問題はないと思うのですが。こういう綺麗な裸はどんどん出してもらいたいです。」とか書いてあるわけなんだけど、ちょっとちげくねぇ?みたいに思わないこともございませんね。
 例によって、原作は読んでおりませんが、原作ファンにとってみても、そこそこ満足いくもののようで、マンガを上手にドラマ化しているもののようです。しかし、次のBBSのコメントには、笑いました。

 原作のもつイメージを壊さない丁寧な作りに感激です。無駄なBGMもなく、ラーメンを食べてるあの空気感の静かな感じはなかなか今のテレビドラマでは見られないと思います。言い方は悪いですが、ジャリタレがでていないので静かにゆったり見ることのできる唯一のドラマです。この空気感は大事にして行ってもらいたいです。最後まで必ず見ますよ!!

 まあ、絶賛といえば、絶賛には違いないですが、無駄なBGMもなく・・・ジャリタレがでていない・・・って、要するに金がないってことなんでしょうが、そこを逆用しているっていうか、作品化していることはたしかなんでしょうね。それを、「空気感」と括るのは、秀逸と思われます。で、今回のドラマは、なにこれ?パルプフィクションのパロディってわけ、あるわかめ、とか思って見終わったんだが、チェキのためにHPをみて、まごう事なき二本立て。

「バイト用心棒」
殺し屋だった男は、過去を清算し、秘境の温泉宿「椿屋」の住み込み従業員・源として新たな人生を歩み出した。 ある晩、源は番頭の捨吉に連れられて、スナック『花ちゃん』を訪れた。このスナックと椿屋は、 ちょっとした関係を築いている。店に着くなり、源は花子ママと捨吉が、妙によそよそしいことが気になった。 どうやら花子ママは源に頼み事があるようだ。案の定、ママは、店の常連客の未払い金回収に、 “用心棒”として付き合って欲しいことを告げてきたが、源はきっぱり断る。しかし、捨吉にも頼まれてしまい、 渋々用心棒を引き受けることに。そして翌朝、花子ママと一緒に常連客の元へ向うが…。


「男の夜食」
源は、一日の仕事を終えて眠る前に1缶だけビールを飲むことにしていた。屋根裏のシンプルな部屋で布団に あぐらをかきグイっと飲み、一息ついて考える。椿屋の従業員として、ミスはなかったか・・・そして、明日のこと・・・。 殺し屋時代には味わえなかった心地よい時間だ。
すると、窓の外から小さな物音が。番頭の捨吉が中庭を歩いていくのが見える。時間は深夜3時半、周りを気にしながら 歩いていく捨吉を少し離れたところから追う源。捨吉は、岩場から何かを取り出し、楽しげに鼻歌を歌っている。 声をかけてみると、岩場にガスコンロを隠しており、川の水を使って“袋入り”のインスタントラーメンを作り食べるのが、 楽しみなのだという。鍋のまま捨吉と一口づつ分けあって食べるインスタントラーメンの美味いこと! 源は、今まで感じたことのない幸せをかみ締めていた。
http://www.tv-tokyo.co.jp/yukemuri/episodes.html

短いのに、二本立て。ありえねぇ、と思いつつ、結構面白かったッス。つーか、もっと多分割されるか興味あるんだけど、よく考えてみるとやっぱり原作ディペンデントなんでしょうね。