野原にて

 通勤を始めてから、若干また体重が減って、それが維持されている。通勤というのはそんなに消費カロリーが高いのかと思って調べたら、30分の通勤で、体重×1キロカロリーということで、まあ500キロカロリー以上を消費していることになるようだ。絶対に座らないようにし、なるべくつま先でたったりして工夫して通勤している。
 WBC今度は優勝できないと思っていたので、優勝してビックリしました。原監督が選ばれたのは、優勝できなかった場合一番スジの通る人だったからじゃないかと思っていました。中日が選手を出さなかったのは、優勝できなかった場合の悪者を買って出たのじゃないかとすら思っていました。呑むさんは、まあ憎まれ役に徹していたとも言えるし。だから、優勝するとは思わなかったですし、それだけに、ビックリしたわけです。
 岡山大学時代にゼミをとっていた受講者が、芝居の案内を送ってくれました。プロデュース、演出、脚本を担当しているようです。原作は、李康白の『野原にて』。韓国では国定教科書にも使われているような作品だといいます。

主催者HP

http://subterranean.jp/event.html


4/4(sut) 14:00〜/19:00〜
4/5(sun) 14:00〜/18:00〜
原作 李康白『野原にて』
脚本・演出 青木隆
照明 神矢紀子
音響 金甲敏(キム カプミン)
音楽 羅正圭(ナ ギョンジュ)
出演
高崎真一 宮島啓 木村朝彦 千代英玲子
山田悟 加藤誠 片松珠美 白石忠男 青木隆

私信より

「ところで私の役柄ですが、なんと牛なんです。台詞は『モー』しかありません。でも侮るなかれ、物語のキーポイントとなる重要な役目を果たします。」

 彼がゼミの受講者だったときのことを思い出す。哲学の勉強をしたくて、志望大学を決めた人である。いつもいい姿勢で、腕組みをしていた。ゼミのテキストは『ホワイトカラー』だったのですが、彼が最初の報告者で、どんなものをしてくるのか、興味津々だったわけですけど、レジュメもなにもなく、腕組みして「今どきのサラリーマン」を一喝するようすは、威風堂々のものがあり、関根勤がモノマネしている、大滝シュージの「つまらん」どころの騒ぎじゃない気合いの入り方だったのを思い出す。いろんなメンバーで、毎日のように集まって、お菓子などを食べながら、テレビを見て、話し合ったりした。
 彼が、卒業して、もう15年以上になるはずだ。あいかわらず頑固さと、そのわりに味のあるおとぼけなどを兼ね備えた人柄は、案内文やちらしなどからもうかがえるような気もしたし、またさらに深化しつつけているんじゃないだろうか。