「金のためなら何でもするヅラ」

 今クールはけっこうドラマをみている。駅にどでかいポスターが貼ってあった松山ケンイチ銭ゲバも録画してみた。少年マンガ誌で、こんなのとかアシュラとかやってたんだから信じられねぇよな、とか思いつつ、内容的には面白いんだろうけどジョージ秋山の絵面はそんなに好きではない私としては、ドラマに注目して見始めた。主人公の風太郎というのは、こち亀といっしょで、プー太郎=浮浪者をあらわしているんだろうね。こっちがソナチネなら、はぐれ雲はその対極みたいな位置づけて、ジョージ秋山はたけしが探しつつ得られないもの、と長谷正人さんがいうところのものを、もしかするととっくに描いているのかもしれないとか、ウンチクかましている人もけっこうおるんだろうね。
 マツケンは、エルとも、根岸クンともことなる存在感で、大仰な役どころをスタイリッシュにこなしていると思う。回想シーンは、ある意味反則技だが、それこそが裏主題だとすれば、「あると思います」。ただしかし、田口トモロヲぬっころしちまいますたのほうはともかく、お兄ちゃん撲殺してしまいますた、みたいなところは、理屈は伝わったが、描ききれたかというと、不本意だったかもしれない。ミムラと顔にアザのある妹の対比はなかなか味わい深いが、結婚相手の妹のパフォーマンスはなんかスチュワーデス物語シリーズのこの蛇を見なさい高樹澪とか、この手をの片平なぎさとか思い出してしまったりするが、なかなかいい味である。
 それにしてもキメの「金のためなら何でもするズラ」というのは、「細腕繁盛記」の「かよぉ〜」を思い出したりもした。しかし、もっと笑えるのは、どうしても「ヅラ」に聞こえてしまうのだ。マツケンのカツラがシュタッととれるとつるっぱげでアワワワワみたいになったら面白すぎるけどね。派遣問題なども絡めて、もうつかんでやるぜ、みたいな気迫がヒシヒシ伝わってくる。風太郎の貧乏はあまりにしゃれにならないが、私のうちもあれほどでもないけど、けっこう貧窮していたぶぶんもあるし、妙ななつかしさも感じる。しかし、その回想シーンから、そこら中でヅラでまくりで笑えます。
 今日もあらびき団を見た。ダムダムおじさん。メガネのキャラ濃いっていうけど、キャラ濃くねぇぢゃんかよ。ダブルネーム。893とジュリーみたいなのが、モノマネの歌を歌うが、鬼上手い。若乃花花田勝ちゃんこダイニング若・・・ひたすらくり返してR&B。オチが、若乃花が1時アメフトやってたっていうことで笑いました。
 中島保。1人でも保。ガリガリ君の実写版金の斧銀の斧。こそーりぎゃぐ。うーん。林幸枝。歯科医。林。歯磨き。アフロ後見。歯磨き。唇開いて。3−4千円。名コンビ。クチ拡げる機械ディペンデントすぎねぇか?みたいな。
 アイヒマンスタンダード。ゴールデンには出れない芸名。「盧武鉉アゴのライン!」上手い!!って、塩だれネタってなにかと思ったら、難しすぎ。韓国あるある。ずっちゃは、あるある。意外に・・セヨ。うんこするみだ、みたいなもんだろ。昔私が連発して、小学校の先生に平手打ちの嵐になったやつ。セヨセヨセヨセヨ。こっちがセヨの嵐なら、それをパクリまくる。「恋愛小説家西野」。メキシコアレンジ。笑ってモナムーチョ。
 社会派 あらびき。なに環境ネタ、と思ったら、今日は知床だってさ。Bコース ハブ。なにこの生き物。奇妙な動き。たぶんボトムレスでやったらもっと笑えると思うが。wグランジな貧乏くさい暗黒舞踏?ワケわかんなくウニウニする。妙なかぶり物みたいなのをつけてるし。
 友近。長いことやって、受けまくっていて、チリチリは最初から爆笑だったけど、わたしにはわかりにくかったのはたしか。