インターネットディスクについて

 週明け早々不幸があったりして、てんてこ舞いの毎日である。百円ショップで買ったホック止めのネクタイが、壊れてしまったので新調した。今回はちょっと高価なもととした。と言っても5000円くらいなのだが。今日は大学院時代のゼミの新年会だった。場所は恩師の恩師ゆかりの南国酒家である。昔話が楽しい年齢になったとつくづく思う。同業者だけなので、気を遣うこともないし、久々にゆったりした気分となった。引っ越しの準備をしていないと話したら、呆れられてしまった。
 二次会でカラオケに行く。久しぶりだ。歌う歌がない。むかしと違い冊子が鬼のように厚いので、めくっていても歌いたい歌が目についたりしない。わけわからないので、一応先輩たちが歌えと言った歌を歌う。昔けっこう歌った歌でもなかなか音程があわない。まだ同年配なので、昭和の歌が歌えるが、学生と仮にカラオケに行っても、お手上げだろうなと思う。
 昼間は研究室の掃除をした。なかなか終わらない。とりあえず書架に空きスペースをつくるため、資料を大量に捨てた。まず学会誌など、電子化された雑誌、要らない雑誌や図書などの処分だ。絶版のものなどコピーをとっておいたものは、最近ずいぶん古書市場で手に入れている。洋書も和書もずいぶん手に入れやすくなったと思う。もっと若い頃こういうシステムがあればと思わないこともないが、まあそんなに違わないかなとも思う。手書きには手書きのよさがある。どうしてもコンテクストが凝り固まってしまう傾向はあるが、頭の中で組み立てて書きつけた文章は、それなりの勢いがあるように思う。シャラッと打ちこんで編集感覚っていうのは、ハンバーグに近いものがあるのは否定できないだろう。それはともかく捨て出すとなんでもポイポイいけるね。
 大事だと思っていた本も、消耗品的なものは、処理するかたちにしないときりがない。逆に言えば、備品と言えるような図書は、極言すれば私の場合ミルズ、ミード、ケネス・バークなど限られた分野の一次資料、二次資料だけということになる。それ以外のものは、自分なりに判断して整理することにした。捨てる本は雑誌などで、単行本などは廊下において欲しい人にただでさし上げることにした。
 大学のパソコンが更新の時期を迎えている。来年度の予算で買うのだが、今回は先生方のご努力によりマックを選べるという。少し個人予算から上積みしないといけないのだが、迷わずマックにした。私はマシンにこだわることなく、あくまでツールとして使いつぶすタイプである。だいたいにおいて、難しいことをするだけの知識はないし、こういうことにはまるような興味もあまりない。文書を作り、メールを書き、ネットを見るなどのことができればいいのである。だから、あまり凝ったことをするつもりはない。ただ、昨年度からちょっといろいろお手伝いしてもらっている人がいろいろ詳しいので、この機会に研究環境をより充実させてしまおうと思うのだ。一太郎ユーザーとしてはいろいろあるのだが、まあなんとかなるだろうみたいに、思っている。
 一太郎と言えば、インターネットディスクがデーターアップロードの新サービスをはじめた。バックアップ機能というわけで、それなりに便利だなぁと思う。今使っているインターネットディスクの使い方は、パソコンとストレージの間に同期をとるやり方である。それによって、ワンタッチでファイルがアップロードできる。しかし、これだと重要な文書は、ストレージ上に保存できないことになる。私は共有ソフトなどは一切使っていないのだが、それでもやはり重要文書をマイドキュに残す気にはならない。それでいろいろ苦労してきたのだが、最新版の一太郎でその点は解決されているのだろうか。この辺がちょっと疑問だし、ジャストシステムにきちんと対応してもらいたい点だ。