私語は授業妨害 via いさむし

 毎日毎日卒論の添削。最近けっこうみんな筆が乗ってきたようで、急に忙しくなってきた。論文と違い、すぐにイヤになるから、あまり健康を害すことはない。それでも、朝起きてはじめて、気づいたら夕方で、起きてからなにも食べていないことに気がつき、都心に行って、すごく高い牛丼でも食べようか、なんなら今半までいっちゃおうか、とか思って電車に乗ったら、工事の影響で快速不通でものすごく混んでいたので、阿佐ヶ谷で降りて、ミート屋でスパゲッティを食べて帰ってきた。そんなことなら吉祥寺のスパ吉で食べればいいのだが、実はそっちも行ったら、行列だったのだ。Loftで手帳を注文して帰る。すごく薄い月間予定表みたいなのが、3年間続いたので、同じものを注文したわけだ。それが気に入っているのは、コンパクトなことと、月別にタブみたいなインデックスがついているのと、よけいなことを書く欄がないことだ。コクヨのノートタイプとすごく迷ったのだが、必要なときにはポケットに入る方を選んだ次第。
 小休止して、ネットをみていたら、マイミクのいさむしがブログに私語のことを書いていた。いさむしの言うように、昔から(20年くらい前から)私語はあった。その前は、なかったかもしれないが、授業に出なかっただけだろう。私も、岡山時代は若かったので、隣の建物に轟くような声で怒鳴ったこともある。今は、まあ少なくとも女子大は私語がない。大教室の講義が二つとも一限目からかもしれない。一限目と五時限目は私語が少ないと思う。特に一限目。

「私語は授業妨害」学部長が掲示 モンスター大学生が増えた!

11月14日20時55分配信 J-CASTニュース


 「授業中の私語による授業妨害について」。こんな掲示が関西の名門私立大学に張られていたと新聞コラムが紹介し、話題になっている。私語は、教授らが注意しても効かないほど酷いというのだ。モンスター大学生が増えているということなのか。


■関西の名門私学が教室に掲示


 名門私立大学でも、私語が酷いのか。和歌山県の地方紙、紀伊民報の2008年11月11日付コラムがネット掲示板で紹介されると、掲示板やはてなブックマークなどで、こんな共感や驚きの書き込みが相次いだ。


 このコラムでは、関西でも有数の名門私学が、私語で「授業に大きな支障が出ている」と、学生の自覚を促す学部長名の掲示が教室にあったと紹介。その掲示では、「大学生にこのようなことを伝えなければならないことは、慚愧に堪えない」とまで書かれていたというのだ。そのうえで、コラムの筆者は、教授らが学生を静かにさせられずに学部長に言いつける現状を嘆き、そんな「幼稚化」した教授らは、「さっさと教壇を去ればいい」と指弾している。


 ネット上では、この名門私学がどこかという点とともに、なぜこんなに私語が酷いのかが論議に。書き込みを読むと、小学校の学級崩壊、モンスターチルドレンの「ゆとり世代」が大学生になったという指摘が多い。大学側の理由としては、競争激化の中で、教授らが「お客さま」の学生を注意できないことを挙げる声があった。


 実際に、大学ではどうなっているのか。


 慶應義塾大学法学部の小林節教授は、関東の名門私学とされる慶応では、「あまり問題はない」という。しかし、学内を歩いていると、教室からバタバタと出てきて、「今、授業だから」と携帯電話で話して、また教室に慌しく戻る学生の姿も目に付くという。


■「先生、私たちの授業料で食っているんでしょう」


 一方、慶大の小林節教授は、他大学への特別講義などで、次のようなケースがあったと明かす。


  「こんな学生がいたことがあります。私語を注意すると、『先生、私たちの授業料で食っているんでしょう』と。しかし、教師と学生は対等ではありません。だから、『威張るな』と言いました。講義中に帽子を被っていた学生もいました。怒ると、次の時間にはいなくなりますね」


 なぜ平気で私語をする大学生がいるのか。小林教授は、こうみる。


  「大人が子どもを叱らなくなった、世の中全体の風潮でしょう。高校や予備校で私語を許してきた。その子が大学生になっているということです」


 私語対策には、各大学も苦慮しているようだ。


 神戸山手大学では、3年前から講義系の主な科目で、座席指定を義務付けている。「仲良しで固まったり、教室の後ろで目が届きにくくなったりすると、私語が増えるんです。学生から『後ろを注意しても静かにしてくれない』と要望があったのがきっかけです」。また、大阪電気通信大学では、2年前にゲーム機「ニンテンドーDS」を授業に使い始めたところ、私語が少なくなり、それもあって拡大導入した。「学生が授業に集中できるようになり、コミュニケーションも活発になった」といい、私語防止には授業の工夫も大切なようだ。


 慶大の小林教授は、教授が教授らしくすることで私語を防いでいる。


  「授業中の私語や携帯メールなどは許していません。『それが嫌なら出て行け』と言います。つまみ出すために、大学院生のティーチングアシスタント2人を付けたほどです。教室は教授以外に管理できないのに、それができないのは、だらしがないんです。学部長が口出しできるのは、学生が焚き火をしたなど特別な場合です。もちろん、教授が予習をきちんとして、最先端のいい講義をするのが最も大切で、私も心がけていますよ」
http://www.j-cast.com/2008/11/11030158.html

 しかし、小林節教授が登場というのは、あまり平均的な例ではないだろう。この人、はっきり言って迫力が違うもの。和民が買い上げた高校を建て直すルポを、フジテレビでやっていたけど、この先生は、猛烈な真剣さで、すべての生徒をできるようにする教育をする先導役となる。教諭に居酒屋研修させたり、さらには学校を巡回して、ぬるい授業をやっていると乱入して、教諭を怒鳴りつける。そして、落ちこぼれには特別授業してでも、いついつまでに成績を上げろ、と言うのだ。この迫力で大学の授業をやっていれば、誰も私語はしないだろう。しかし、「学部長が口出しできるのは、学生が焚き火をしたなど特別な場合です」というのは笑った。というか、昔教室で焚き火したという話があったような記憶もある。w私じゃないッスヨ。