ラリーさんがオードリーをイチオシ

 最近各所に人気お笑いライターのラリー遠田さんのブログに、M1の準決勝進出者がアップされていた。すごく細かく取材して書いているのと、ダメダメ出すときもなんとなくあたたかみがある。面白いものも面白くないものも夢中で見ていて、まず自分が楽しむことが第一で、その結果を書いているっていうカンジ。あたたかみなんて批評家としてはブレイクスルーしきれないぬるさと言う人もいるかもしれないけど、誰よりも楽しんで細かく見ているファンみたいなスタンスは、松本人志がなんと言おうが、紳助がなに言おうが、巨人師匠が説教たれようが、カウス師匠がすごもうが、たじろがないみたいな、股ぐら一本筋を感じるわけで、書くことにイヤミがないのが私的にはツボっているし、いつも注目しているのだ。スリーシアターの柳原可奈子評は、特に鬼ツボだった。w「『爆笑レッドカーペット』での鮮烈デビューを経て、この番組で怪物がついに覚醒した。ずば抜けた存在感で我が道を行く孤高の天才」。観察眼じゃなく、存在感っていうのは、なかなか書けることじゃないとぶっ飛んだ覚えがある。そのラリーさんM1イチオシが、オードリーらしい。

人気お笑いライターのラリーさんブログ「おわライター疾走」より

M-1で優勝しそうな漫才

M-1で優勝しそうな漫才」っていうのがあると思うんですよ。M-1というのは他のお笑い賞レースとはちょっと違って、ただ単に面白いだけでは優勝できないんですね。M-1決勝という特殊な舞台で、観客・審査員全員を巻き込む勢いのあるネタを披露できた芸人だけが優勝できる。
そういう意味では、今日、M-1グランプリ2008東京予選3回戦1日目を観戦した中で、ただ1組だけ、「優勝しそうな漫才」をできていた芸人がいました。その名は、オードリー。
今年のオードリーの漫才は、すごいです。抜群に面白いし、技術レベルも高いし、ネタのひねり方もすごい。M-1で優勝しそうな漫才がすでに仕上がっている。
あそこまで隙がないと、たとえ誰が審査をやっても決勝までは勝ち残ってしまいそうな気がする。優勝しそうな漫才が本当にそのまま優勝してしまうのか、今から楽しみです。
http://owa-writer.com/2008/11/m1_1.html

他には、U字工事、響、南キャンなども評価が高かった。U字工事は、卒論で採り上げた人がいて、DVDなども見て、その書き起こしや分析なども一通り見てしまったこともあり、すごく見えてしまう。オードリーは、Qさまに出ているとなんじゃこりゃだが、漫才はすごいインパクトだよなぁ。出てきて数秒で、クワッ!とかやって強引に型にはめちゃうからね。マイミクのtyadonさんも響、オードリーイチオシらしい。それで教えていただいた、オードリーについてのネタ。というか事実。w

 まだ売れていない頃、春日が「俺は死なない」と常日頃から言い張っていたので、若林(とその周辺)が「じゃあ春日を殺してみよう」と、バイト帰りの春日を見張って、車で(実際は死なない程度に)轢こうとした、というエピソードはすごいっすね。車の急接近に気づいた春日がジャンプしてフロントガラスに張り付いて、社内の若林を見つつピースサインをした、というのも凄いです。春日は節約本とか、出して欲しいですね。

春日がフロントガラスでVは、怖すぎますね。w あり得そうだもの。これ現在「ひき逃げ」がブーム化している現状においては、シャレにならん面もある。ブームというのは、偶然だとは思うのだが、意図的にやったら殺人になるわけだろうし、社会的影響によってはさらに罪が重くなるかもしれないし、ひき逃げはほとんど間違いなく逮捕されるし、ちょーしこいて追随するようなことではないことだけはたしかだろう。