主水之助七番勝負(四番)

 ここのところすごく歩くようになっている。横浜でも、清水が丘経由のルートは、公園に一度あがり、そこから岩田町から、井土ヶ谷に返し、そこから権太坂方面に登ってゆくコースなども採用するに至っている。駅伝で有名な東海道の風景を眺めながら、狩場町付近から、ガードをくぐり、保土ヶ谷公園に登って行く坂は、ものすごい急坂で、10キロ以上歩いてきた脚にはかなりキツイが、運動にはなる。階段でパニック発作を起こして以来、階段や坂道はトラウマに近いものがあったのだが、最近は好んでアップダウンをくり返すようにしている。その辺のコース経由だと、17キロくらいになる。プールはむしろクールダウンに使うことになる。水中でストレッチをして、軽く流すと、疲れもとれる。体重もまた減り始めている。
 で、夜はマツケンのチャンバラをみる。スポンサーが、温泉水のメーカーと、製薬会社二つ、それに自民党裁判員制度のCFと、あとは番組宣伝みたいなのが、ものすごい勢いではいる。うちの親などは、文句を言っているが、ドラマ24などで、ものすごい力業をみてきていて、ドラマとCFのコラボ状況までみてしまったので、今回もなんかないだろうか、みたいなことでみている。

 下諏訪にやって来た主水之助(松平健)は、毘沙門一家と青火一家という博奕打ちが張り合い、毘沙門一家の親分・茂三が、見知らぬ侍に斬り殺されたことを知る。茂三の子分・龍神の佐吉は、青火の仕業と睨み、仇討ちに躍起になっていた。そんな折、主水之助は、茂三を斬った侍の左頬に刀傷があることを知り、善鬼(三田村邦彦)の仕業と悟る。さっそく、代官の沖山に茂三の件を尋ねるが…。
 平田壱岐美木良介)。心形当流の剣豪。深川芸者の蔦吉と共に旅し、剣芸で糊口をしのいでいる。代々首斬り役人の家に生まれたため、そのことを呪っている。病に冒され、死期が近づく毎に、剣の腕も冴えてきて、人を殺す様に・・・。
http://www.tv-tokyo.co.jp/mondonosuke/next.html

今回は時代劇お約束の悪代官まで出てきてしまったりして、そしてさらにお約束の「悪よのぉ、ぉふぉっふぉっふぉ」というバルタン星人まで登場して、それがなかなか凝った演出で笑った。つぅか、そのわりに最初におやびん殺された子分の演技が、イマイチだったわけだが。
しかし、ところどころすごくこだわりがみえて、おお!と思うことがある。それが自慰的ではない、というか気障な感じがしないので、もしかするとすごく才能のある人たちがつくっているのかもしれないなぁと思ったりするところも、何回かある。登場人物も、何度も言及している三田村はもちろんなのだが、今日の三度笠旅人なども、面白かった。もうちょっとお金を使ったら、いいのになぁと思う。今日の悪代官の最期はかなり笑った。腹カッサバくのに、チキンなので、プスッとやって、痛い、氏ねない、つぅわけで、こみっともなく「介錯介錯・・・」とわめきちらすところでちゃんちゃん。
美木良介は、なかなかのアウラで、すごみがあった。最期喀血して果てるみたいなのは、なんとなくシバレンワールドみたいな美学が光った感じもするわけだが、そのインチキクサイ部分もドラマとしてどのくらい盛りこまれているかということでは、ちょっとわからない。最期のチャンバラは、ムシキングみたいにしたら、盛り上がるかも知れないけど、それはやりすぎコージーだろうな。つぅか、美木は、アウラがあるのだが、「安藤昇侠道伝烈火」の最期で、サイボーグみたいな銃もって登場するのが眼に焼き付いていて、どうも笑ってしまったりする。毎回楽しみにみているけど、視聴率ついに4%台になっちゃった。