バカ番組

 大学院生時代にフィンランドからの留学生のチューターをしていた。向こうの研究所かなんかにいた研究生に近い人だったが、日本の社会学史をやりたいという妙な注文をつけてきて、いっしょに日本社会学史の本を読んだりした。英訳したプリントをつくるのには苦労したが、こちらも勉強になった。居合道合気道に興味を持っていた人で、日本文化などにも関心があったようだ。
 で、アドバイスを求められて、私がしたアドバイスは二点。第一は、日本人と恋人をつくる。わお!とかゆって即日つくってきた。「ガイジンもてる」とかゆうから、「のんのんのん、ノットガイジン、バット人外」とかわけわかんねぇ英語でしゃべったら、バカウケしていた。第二のアドバイスは、「ジャパニーズバカ番組」見ろってこと。こいつがスゴイと思ったのは、それでわかったのね。で、「バカ番組ふぁんたすちっく」とかゆっていて、もう見まくったらしい。おりしも80年代バラエティの全盛期だったと言っても過言ではないわけだわな。それが、テレビ評論家がバラエティもうダメポみたいな評論書いたかと思ったら、なんと2ちゃんにも出ていた。

1 :☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★:2008/10/14(火) 19:28:09 ID:???0
 若者のテレビ離れが進む中、民放各局が中高年向けにシフトし始めた。バラエティやドラマ 全盛だったゴールデンタイムに、ドキュメンタリー番組をぶつけてきたのだ。視聴率アップの見通しはあるのだろうか。

 そんなに中高年はドキュメンタリーが好きなのか?うちの親はバラエティばかりみているぞ。さんまちゃんの番組はだいたいみていて、あとは紳助の行列とか、ぴったんこカンカンとか、フレンドパークとか。ワイドショーは、各局見比べて、「バランスとっている」とか嘯いていた。ゴシップネタとか、スキャンダルこととか、新しいお笑い芸人なんかのことは、親にきけばだいたいわかるようになっている。と言うか、うちの近所の中高年はこんなのばっかだぞ。うちの隣がお医者さんで、そのうちじゃNHKしかみないらしい、とか話題になっているし。
 たださ、別に民放のドキュメンタリーがダメだとも思わないけどね。フジテレビのゴールデン街のやつとか、料理の修業に出た若い料理人の話とか、あと造船所の鉄板職人のはなしとか、すごくよくできていたと思う。これは制作会社がつくっているのだろうか。
 今日は調査実習の授業。バンドやっているような人への聞き取り調査が主要な実習になるのだが、もう一つアンケートもとろうということになり、大学への進学と大学での学びについて調べてみることにした。今日はじめて質問を持ち寄ったんだが、時代は変わっているなぁと痛感した。私が大学3年生の時にやった調査では、「ゼミ以外の講義に出る回数」というので、つくった選択肢が0、1~3、3~5、5~8、それ以上、全部みたいだったと思う。これに対して今日出てきたものは、出る回数じゃなく、休んだ回数。選択肢は、1回も休まない、1~2回、・・・と小さく刻んで、いきなり「でない」になる。やはり時代は変わったなぁと思う。ちなみに私たちが学生時代にやった調査では、一番多いのが0で、次が1~3回。ここまででたしか8割くらいで、あとはほとんどいなかった。今は当然全部とかが多いということだろうと思う。