中村ブンと泣ける歌

 久々に横浜でパチンコをした。CR千昌夫。他はともかく、ところどころで千が「金髪はいいねぇ~~」と、素っ頓狂な声で言うのが、かなり笑えた。4Rの確変と時短が延々と続くカンジで、長く遊べるし、大当たりモーション鑑賞するにはよいと思うけど、玉はそんなにたまらないね。
 とあるお笑い芸能などの評論家のご意見によりますと、バラエティは終わっているらしい。高騰する芸人ギャラの問題ということもあるらしいのだが、それ以上に昨今のブームは報道系のニュースショー番組で、バラエティの潮は今引きまくっていんだと。でもって、でにも関わらず。「誰も知らない泣ける歌」というあまりにベタな企画をはじめた日テレは、「なに考えちょるか」などと噴き上げていた。しかし、駅にでかい広告が出ていたし、やっぱねぇ、と言っているうちに本ちゃんがはじまってしまった。まだ見てないけど、毎回泣いてしまう西田敏行について上田が「ずりーよ」みたいに因縁をつけていた。なんでも西田が泣きまくりらしい。つーか、ずりぃというなら、上田泣かすニャ、長渕剛、もしくは英二さんつれてくればいいじゃんかよ。呼んでもいないのにラグビー大八木乱入とか。

 パートナーは「くりぃむしちゅー」の上田晋也(38)=写真=。長渕剛(51)をこよなく愛し「うんちく王」として音楽の知識も深い。西田とは初共演で「西田さんの目が乾かないよう(笑い)、泣ける歌をどんどん紹介していきたい」と意気込んでいる。


 番組ではスタジオゲスト約10人中1人しか知らない視聴者投稿の一曲を取り上げ、秘語や感動的な実話を紹介後、本人あるいはVTRで披露。例えば、さだまさし(56)の「オーロラ/極光」は、オーロラを撮影中に亡くなった写真家と妻の愛の物語を曲にしたもので、妻の話に基づいた実話なのだという。12日に終了した音楽番組「THE M」から引き続き、お茶の間に良質の曲を届けていく。
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20080821-OHT1T00075.htm

 なんかわりとベタなんだなぁと思った。まあそれが時代なのかも知れないけど。なんかフジとかでやったら、今週の号泣君とか、号泣バトルとか、芸能人号泣選手権とか、フィーリング号泣5対5とかやり出しそうでしょ。それしないで、ガチンコセメントでやるところがよさなんだろうね。番組ホームページは丁寧につくられていて、それぞれの歌についての逸話や解説が丁寧についている。
 この前の曲目は、息子の命を救った奇跡の歌「あなたが美しいのは」 小椋佳/新橋のサラリーマンが家路を急ぐ歌「旅立つ日」 JULEPS/シングルマザーが娘への希望を込めた歌「ゆうきのうた」 でんしれんぢ/亡き音楽プロデューサーと共に作り上げた泣ける歌「雨ニモマケズ」 宇佐元恭一/恋する女性が聴くと必ず泣ける歌「糸」 BankBand
/おやじバンドが亡き兄貴分に捧げる歌「だからBaby」 すろーらいだーず/うつ病で苦しむ高島さん一家を励ました歌「窓」 矢野真紀。なんか鬼マニアックだよね。アテクシはせいぜいさだまさしの「償い」程度で、子供たちウルルン状況の時、親が昔聴いたもんだとかウンチクたれまくり放題の企画になるんじゃないかと思っていたんだが。
 さて、<泣き>は新しい鍵語になりうるのだろうか?まあしかし泣きということ自体なら、古くは泣きの桂小金治、お犬様苦手号泣まつげとれまくりの和田とか、最近では中島みゆきのヘッドライトテールライト♪で、カラオケで号泣したオサーンたちがいたわけで、新しくはないのかもしれないけど。
 おりしも、「吾亦紅」が流行し、「かあさんの下駄」などがネクストブレイク状態らしいから、「泣き虫ジャパン」歌舞伎まくりなのかもしれない。というよりは、一億総マザコン国家ということなんでしょうかねぇ、とか。しかし、下駄の中村ブンは、どうみてもT.M.Revolutionにしかみれないという意見もあるわけで。